OAフロア配線とは?種類やメリットを解説【2024年最新版】
配線を床下に収納できる「OAフロア配線」。便利なOAフロアですが、種類や配線方法が1つではないということをご存知でしょうか?
この記事では、OAフロアの導入を検討している方に向けて、OAフロアの種類や導入のメリット、施工のポイントについてわかりやすく解説。オフィス移転やレイアウト変更でOAフロア配線の導入を検討しているという方は、ぜひ参考にしてください。
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OAフロアとは
OAフロアとは、配線を収納するために二重構造となっている床のこと。床との間を空けて隙間ができるようにパネルを敷き、その隙間に配線を収納するという仕組みです。主に、パソコンや大型プリンターなどのOA機器を多く取り扱うオフィスに採用されているため、この名前がつきました。
OAフロアは「フリーアクセスフロア」「二重床」とも呼ばれ、多くのメリットがあるフロア形式です。また、OAフロアには種類があるため、以下ではOAフロアの種類とメリットについて詳しく確認していきましょう。
OAフロアの種類
オフィスにおいて便利なOAフロアには、「支柱調整式」と「置敷式」の2種類があります。
支柱調整式
支柱調整式OAフロアは、高さを調整できるタイプのOAフロアです。レベル調整タイプなどとも呼ばれています。
床とパネルの間に脚となるパーツを装着して作るタイプのOAフロアで、パネルと脚が分離しているため、脚の長さ次第で床とパネルの間にできる空間の広さ(高さ)を調整することが可能です。
金属製で耐荷重・耐火性に優れており、太い配線が通る場合や、パイプなどが通る場合に多く用いられます。重量があるため、建物のフロアの積載荷重に注意する必要がある点がデメリットといえるでしょう。
置敷式
置敷式OAフロアは、支柱調整式と異なり、パネルと脚が一体になっているタイプのOAフロアです。設置する場合はまず床にクッションシートを敷き、その上に置敷式OAフロアのパネルを設置します。
置敷式OAフロアのパネルはそれ自体が軽く、扱いやすいことが特徴。専門の業者ではなくとも、取り外しや移動を簡単に行えるでしょう。
一方で、重いものを乗せる場合には注意が必要です。置敷式OAフロアの多くは樹脂製で、耐荷重を超えるものを置いてしまうと変形してしまう、壊れてしまうといった危険があります。
OAフロア配線のメリット
ここからは、OAフロアを利用するメリットについて解説していきます。OAフロアを用いてオフィスのレイアウトを作り上げることで得られるメリットを理解し、導入を検討してください。
安全性が高い
OAフロアを導入することで、配線が床にむき出しになる状態を避けられます。そのため、移動するなかで配線につまずいて怪我をする、配線を破損してしまうといったトラブルを避けることが可能です。
また、配線がむき出しの場合は配線が抜けてしまうリスクが高まるもの。配線が抜け、機器の電源が落ちてしまった場合、データの損失や機器の故障につながるおそれがありますが、OAフロアであればそのリスクを低下させることができるでしょう。
業務効率の向上
OAフロアを導入することは、業務効率の向上にもつながります。オフィスの場合、床に配線がない状態は従業員にとって動きやすく快適な空間です。必ずしも1日中座っているわけではない「職場」という環境において、動きやすい空間を構築することは業務効率の向上が見込めます。
頻繁にコピーを取る、打ち合わせをするなど、オフィス内で席を立って動くことが多い職場については、業務効率の向上というメリットを大きく得られるでしょう。
レイアウトが自由
オフィスレイアウトが自由に組めるという点も、OAフロアを導入するうえで大きなメリットとなるでしょう。オフィスの模様替えや引っ越しなどはそう多く起こることではありませんが、仕事がしやすく過ごしやすい環境を作り上げることは大切です。空間づくりにあたって、自由なレイアウトが組めるということは大きなメリット。コンセントの位置などに縛られることなく、ちょっとした模様替えなども容易に行えます。
美観の向上
「OAフロアを導入し配線を露出させないことで、オフィスの美観が向上する」という点は非常に大きなメリットです。
多くの電子機器がひしめくオフィスも少なくありませんが、それらの配線を露出させないだけでも、美観はずいぶんと向上します。従業員は過ごしやすくなり、来客からの印象も良くなるでしょう。
また、オフィスや店内の繁雑なイメージを払拭できるほか、掃除もしやすくなります。美しいオフィスを保つためにも良い効果があるでしょう。
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OAフロア配線施工のポイント
ここからは、実際にOAフロア配線の施工を行う際のポイントについて解説します。専門業者に依頼する場合にも役立つでしょう。
配線数に合った配線方法を選ぶ
OAフロアの配線方法には、パネル下配線方式と溝配線方式があります。パネル下配線方式は、支柱や脚の間の隙間部分に配線を収納する方法です。溝配線方式は、溝のあるパネルを用いて、その溝に沿って配線を沿わせたうえで、カバーをかけて配線を保護する方法です。
パネル下配線方式は多くの配線を収納できますが、配線同士のトラブル(混触など)が発生するおそれがあります。溝配線方式は管理しやすい一方で、あまり多くの配線収納には向いていません。トラブルが起こらないよう、配線数に合った配線方法を選びましょう。
天井の高さを意識する
オフィスや店舗のフロアの高さを意識したうえで施工することも大切なポイントです。OAフロア配線は、多少なりとも高さのあるパネルを床に設置するため、床と天井の距離が近づくことになります。いわゆる、上げ底のような状態です。
床から天井までの距離が近いと圧迫感をおぼえてしまい、居心地が悪く感じてしまう可能性も。いくら美観が良くとも、従業員が長い時間を過ごすオフィスや店舗なので、居心地の良さを重視しなければなりません。
天井までの距離があまり遠くない場合は、支柱調整式のOAフロアを採用して高さを調整するなど工夫しましょう。
【まとめ】オフィスデザインでお悩みならアイミツへ
ここまで、OAフロア配線についてその種類やメリット、施工の際のポイントなどについて解説してきました。すでにオフィスがある場合は、引っ越しやレイアウト変更の際にOAフロア配線の導入を検討する場合が多いでしょう。引っ越しやレイアウト変更は短期間に何度も行うことではないため、失敗しない専門業者選びが大切です。
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