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クロス集計とは?単純集計との違いや集計表の見方・作り方を解説【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

アンケートやリサーチといった調査は顧客の動向やニーズを把握する方法として大変有効で、マーケティングを進めるにあたって欠かせない要素です。アンケートの結果を効果的に活用するためのスタンダードな集計方法であるクロス集計は、単純集計よりも掘り下げたデータ分析が可能です。この記事では、単純集計との違いやクロス集計表の見方を解説。エクセルを使ったクロス集計表の作り方もわかりやすく解説していきます。

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クロス集計とは?

クロス集計とは、複数の設問を掛け合わせて集計する方法です。クロス集計では、設問の集計結果と属性などを掛け合わせて集計します。表頭と表側に2つ設問の選択肢を配置して集計した表がクロス集計表です。年代別の1週間あたりの運動時間を調査したい場合、運動時間を表頭、年代を表側とする表を作成すれば、年代ごとの結果をチェックできます。年代別に運動時間の傾向を分析する場合、運動時間を目的変数、年代を説明変数と呼びます。

Q 1週間にどのぐらいの時間運動していますか(クロス集計の例)
年齢 回答数 1時間未満 1時間以上
2時間未満
2時間以上
3時間未満
3時間以上
4時間未満
4時間以上
10代 183 20 30 45 50 38
20代 129 18 22 35 33 21
30代 92 33 14 25 16 4
40代 126 36 6 34 24 26
50代 134 23 34 32 26 19
60代 98 16 20 23 25 14
全体 762 146 126 194 174 122

単純集計との違い

単純集計とは、設問ごとに回答数や割合を集計する方法です。1週間あたりの運動時間を調査する場合、「1時間未満」や「1時間以上2時間未満」など、選択肢別の回答数や各選択肢を選んだ人の割合などを集計します。単純集計はGT(Grand Total)とも呼ばれ、もっとも基本となる集計方法です。単純集計表をチェックすれば、集計結果の全体的な傾向を把握できます。一方、クロス集計では単純集計の結果をさらに掘り下げた分析が可能です。単純集計は全体像をつかむための集計、クロス集計は詳細に分析するための集計という違いがあります。

Q 1週間にどのぐらいの時間運動していますか?(単純集計の例)
運動時間 N %
1時間未満 146 19.20%
1時間以上2時間未満 126 16.50%
2時間以上3時間未満 194 25.50%
3時間以上4時間未満 174 22.80%
4時間以上 122 16.00%
全体 762 100.00%

クロス集計のメリット・デメリット

クロス集計には、属性や設問ごとの詳細な傾向を分析できるメリットがあります。一方で、データの偏りを考慮した上でサンプル数を検討する必要があるなどのデメリットも。クロス集計のメリット・デメリットを解説します。

メリット

クロス集計には、単純集計では把握できない詳細な傾向を分析できるメリットがあります。単純集計では、年代別に運動時間にどのような違いがあるのかを把握できません。年齢とかけあわせたクロス集計を行うことではじめて、年代別の傾向を把握できるのです。シンプルなクロス集計であれば、表計算ソフトで簡単に集計できるメリットもあります。

デメリット

クロス集計には、信頼性の高い調査を実施するために、一定以上のサンプルを確保しなければならないデメリットもあります。クロス集計では年齢や回答など、データを切り分けて集計するため、集計結果に偏りが出てしまうケースが多いです。クロス集計ではデータの偏りを考慮した上で、必要なサンプル数を検討する必要があります。

クロス集計表の種類

アンケート分析でよく用いられるクロス集計として、属性クロス集計と設問間クロス集計、多重クロス集計が挙げられます。クロス集計を適切に利用できるように、それぞれの集計方法の特徴をしっかり理解しておきましょう。

属性クロス集計

属性クロス集計とは年齢や性別など、回答者の属性別に回答を集計する方法です。性別ごとの傾向や年代ごとの違いを分析したい場合などに用いられます。1週間の運動時間を年代別に集計すれば、年代ごとの傾向を把握できるでしょう。

設問間クロス集計

設問間クロス集計とは、2つ設問をかけ合わせて集計する方法です。例えば、1週間あたりの運動時間を調査する設問とBMIを調査する設問をかけ合わせて集計すれば、運動時間と体型の傾向を分析できます。

多重クロス集計

多重クロス集計とは、3つ以上の項目をかけ合わせて集計する方法です。例えば、運動時間に年齢と性別の2種類の属性をかけ合わせて集計すれば、先述の属性クロス集計よりもさらに掘り下げた属性ごとの傾向を把握できます。

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クロス集計表の見方

クロス集計表の内容を正しく理解するためには、表頭・表側や度数・割合、Nとnの違いを知っておく必要があります。クロス集計表の見方と集計表分析の際によく使われる用語について解説しましょう。


表頭・表側

表頭とは、クロス集計表の上部に配置された項目を指します。「1時間未満」「1時間以上2時間未満」など、時間が記載されている行を示します。一方、表側とはクロス集計表の左側に配置された項目を指します。「10代」や「20代」など、年代が記載されている列が表側です。通常は、表頭・表側ともに分析軸を記載します。

横%表・縦%表

表頭に設問の選択肢、表側に集計項目を配置するクロス集計表は、横%表と呼ばれています。国内でクロス集計する際は、横%表で表を作成するのが一般的です。クロス集計表を見る際は、最初に「全体」行や列をチェックして全体像を把握するとよいでしょう。表頭の時間と表側の年代を逆に配置した表は、縦%表と呼ばれます。

度数と割合

度数とは、各セグメントごとの回答者数を指します。上記の表を例にすると「1時間未満」の「10代」の度数は20、「1時間以上2時間未満」の「20代」の度数は22です。クロス集計表における割合は、各セグメントの度数が全体に占める割合を算出した値を指します。ただし、複数回答可能な設問では全体が100%にならないので注意しましょう。

Nとn

Nとは、調査対象全体のサンプル数を示す値。上記のクロス集計表のNは404です。一方、nとは調査対象全体から抽出した一部のサンプルの数を意味しています。上記の表では、「10代」のnは183、「20代」のnは129、「30代」のnは92です。nはサンプルサイズと呼ばれることもあります。

クロス集計表の作り方

エクセルのピボットテーブルを活用すれば、クロス集計表を作成できます。ピボットテーブルとは、大量のデータを集計・分析できる機能です。関数や数式を使用せずに集計できるので、エクセルに慣れていない方でも比較的簡単に操作できます。ピボットテーブルを使用したクロス集計表の作り方を、キャプチャを交えながら順番に解説しましょう。

①クロス集計したいデータを準備

ピボットテーブルでは、縦横のクロス集計が可能です。まずは、クロス集計に使用するデータを表にまとめます。エクセルを起動してアンケートの結果を入力しましょう。データを回答者ごとに並べるなど、集計しやすいように整理しておくことが大切です。すでにデータの入力が完了している場合は、入力済みのエクセルファイルを開きます。


②データを全て選択

①で準備した表の集計したいデータを全て選択します。データを選択する際は、ドラッグ操作で選択。データが全て選択されているかどうかしっかり確認しましょう。加えて、データを選択する際は、ラベルも選択されているかチェック。うまく選択できなかった場合は、一度別のセルをクリックしてやり直しましょう。


③「クイック分析ツール」から「テーブル」を選択

データを選択すると選択範囲の右下に、「クイック分析ツール」のアイコンが表示されます。表示されたアイコンをクリックするとクイック分析ツールが表示されるので、「テーブル」タブをクリック。さらに「空のピボットテーブル」をクリックすると、「ピボットテーブルのフィールド」が表示されます。


④「ピボットテーブルのフィールド」を編集

続いて「ピボットテーブルのフィールド」を編集していきます。画面右側に選択可能な項目のチェックリストが表示されるので、集計したい項目にチェックを入れましょう。分析方法に合わせて、チェックリストに表示されている項目を、フィールド下部の「列/行/値/フィルター」にドラッグアンドドロップすれば、操作は完了です。


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クロス集計を行う際の注意点

クロス集計を行う際は、一定以上のサンプルを確保する必要があります。あまりにもサンプルの数が少ないと、統計として信頼性が低くなる可能性も。特にクロス集計ではセグメントを分けて集計するため、場合によってはサンプルが非常に少なくなることもありますが、最低でも30サンプル以上の定量データを確保しましょう。集計する際は最初からクロス集計するのではなく、単純集計から実施するのもポイントです。アンケートの段階でいきなりクロス集計用の設問を作成してしまうと、集計に手間がかかってしまうので注意しましょう。

【まとめ】マーケティングリサーチ会社選びで迷ったらアイミツへ

クロス集計と単純集計との違いや集計表の作り方を解説しました。注意点やクロス集計の基礎を理解し、自社で行ったアンケート結果の分析に役立ててください。

自社にノウハウがなくとも、クロス集計に対応可能なマーケティングリサーチ会社であれば、安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うマーケティングリサーチ会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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