マーケティングプロセスの基礎や流れを解説【2024年最新版】
「マーケティングを行うといってもどうやって始めたらいいのかすらわからない」、「何から手を付けるべきなのか不安」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、マーケティングを始める際にはじめに知っておくべきマーケティングプロセスについて解説していきます。マーケティングの基礎についておさえておきたいという初心者の方は、ぜひ参考になさってください。
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マーケティングプロセスとは?
はじめに、マーケティングプロセスとは何か、マーケティングの流れをご紹介します。
1-1.マーケティングプロセスとは何か
マーケティングプロセスとは、マーケティング戦略を企てて実行していく上で辿ることとなる一連のプロセスのこと。対象の市場における環境分析や市場調査のほか、STP分析やマーケティングミックス(4P)、施策の実行や改善などを含んだ、マーケティング戦略を進める上での大まかな流れ、カリキュラムのようなものと言えばわかりやすいかもしれません。
新たに製品やサービスなどを作る際には、市場分析や既存製品・サービスの分析は不可欠。分析した上で課題の把握や解決方法の提案を行い、顧客ニーズに応えることが重要です。そのためにも必要なのが、マーケティングプロセスと言えます。
1-2.マーケティングの流れ
マーケティングプロセスは、大きく2パターンに分けることができます。市場分析にはじまり、セグメンテーションやターゲティング、ポジショニング、マーケティングミックスや実行・評価の6つのフェーズに沿って進んでいくパターンと、R(調査)・STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)・MM(マーケティングミックス)・I(実施)・C(管理)の5つのフェーズに沿って進められるパターンです。
内容が大きく異なるわけではありませんが、それぞれのマーケティングプロセスについては以下で確認しておきましょう。
基本的なマーケティングプロセス
最初に、6つのフェーズに沿って進められる基本的なマーケティングプロセスについて紹介していきます。先にも述べたとおり、基本的なマーケティングプロセスでは市場分析・セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング・マーケティングミックス・実行と評価の6つの段階に分けられているため、それぞれの内容を確認しましょう。
①市場分析
市場分析では、業界内外の環境を調査してマクロ・ミクロの情報をともに収集し、自社のアピールポイントやバリューなどを分析していきます。市場分析で活用されるフレームワークとしては、業界外部調査に用いられるPEST分析、同じく外部環境の調査として用いられる3C分析、強みや弱みなどを把握し戦略を導くSWOT分析などがあげられるでしょう。
競合との差別化を図って自社の位置付けや方向性などを明確にしていくことによって、マーケティングのチャンスをリサーチすることのできるフェーズです。
②セグメンテーション
セグメンテーションでは、市場分析を行った結果を踏まえながら、自社の展開していきたい事業・ビジネスにもっともマッチしている市場を見つけるために、市場を細分化していきます。
その市場におけるコンシューマーのニーズ、さらにはどのような価値観を持っているのかなどを分析した上で自社に合った市場を見つけ出しますが、分析項目(細分化項目)はそれぞれの事業や市場によってさまざま。年齢や住んでいるエリア、性別や職業などの基本的な情報も細分化の対象でしょう。
③ターゲティング
ターゲティングでは、セグメンテーションによって細分化された市場における顧客やニーズなど分析し、自社製品・サービスなどがもっとも優位にビジネスを展開できる市場を選んでいきます。市場の動向や顧客となる対象の属性、どのような競合他社がいるのかも踏まえ、標的市場を定めていくフェーズです。
セグメンテーションにおいては市場を分類し、ターゲティングにおいてはその中のどの顧客に対して製品・サービスを提供したいのかを考えると言えるでしょう。
④ポジショニング
ポジショニングでは、となります。よりわかりやすく言えば、業界内におけるどの立ち位置において製品・サービスを提供するのかを明確にしていくフェーズです。他社との差別化を図ることによって、他社ではなく自社製品・サービスを選んでもらえるように自社のポジションを決定します。
⑤マーケティングミックス
マーケティングミックスでは、マーケティングにおける重要な要素を4つのPに分類し、それぞれを組み合わせながらマーケティング施策を展開していきます。
4Pと呼ばれる重要な要素とは、Product (製品、戦略)・Price (価格)・Place(流通)・Promotion(広告)の4つのこと。マーケティングにおいてそれぞれの項目は決して個別では成り立たず、相互に密接に関わることで実行されます。そのため、重要なのはそれぞれの整合性が取れているのかどうかといったポイントになるでしょう。昨今では、顧客視点にフォーカスをあてた4Cというフレームワークも活用されることが多いようです。
⑥実行と評価
実行と評価のフェーズでは、これまでのフェーズをとおして策定してきたマーケティング戦略について実行していきます。もしも戦略を実行しても思うような成果が出ない、あらかじめ設定しておいたKPIを達成できないという場合は、市場分析〜マーケティングミックスにおけるどこかのフェーズでミスがあるということなので、評価・分析はきちんと行いましょう。
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「R・STP・MM・I・C」プロセス
ここまで紹介してきた基本的なマーケティングプロセスと大きく変わるわけではありませんが、マーケティングプロセスには「R・STP・MM・I・C」の5つのプロセスを踏んでいくパターンも存在します。
3-1.「R・STP・MM・I・C」プロセスで行うこと
R(=調査)のフェーズでは、マクロ/ミクロ環境分析で市場調査や競合調査などを行い、STP(=セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)は市場分類・選択や自社製品を投入するセグメントのターゲティング、競合他社への優位性の確保などを行うフェーズです。続くMM(マーケティングミックス)のフェーズでは、STPにおいて確保された戦略を、4P・4Cなどのフレームワークを用いてより具体的に落とし込みます。
I(=実施)やC(管理)は、そこまでに策定されてきた戦略を実行し、次へとつなげるためのフィードバックを行うフェーズです。
3-2.4P・4Cなどのフレームワークを活用しよう
R・STP・MM・I・CのプロセスにおけるMM(マーケティングミックス)においても、基本のマーケティングプロセスと同様に4Pや4Cが活用されます。
4Pは先に説明したとおりですが、4CはCustomer Value(顧客価値)・Cost(=顧客にとっての経費)・Convenience(=入手がどれほど容易か)・Communication(コミュニケーション)の4つの要素を軸とした消費者目線のフレームワークです。企業側目線は4P、消費者目線は4Cと言えるでしょう。
【まとめ】マーケティング戦略を成功させるには?
今回は、マーケティングの基礎であるマーケティングプロセスについて解説してきました。マーケティング戦略を立てて実行していくためには、さまざまな調査や分析などが必要です。社内ですべて対応するのは難しいという場合や、プロの知見を借りたいという場合は、マーケティングリサーチ会社に依頼するのも1つの手段でしょう。
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