アンケートパネルを活用した調査って?基礎やメリデメを解説【2024年最新版】
マーケティングリサーチの中でも、アンケートパネルを活用した調査は非常に貴重な情報を手に入れることが可能です。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、アンケートパネルの意味や、アンケートパネルを活用した調査について詳しく解説しています。
アンケートパネルやパネル調査について理解を深めたいという方は、ぜひ参考にしてください。
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アンケートパネルとは
アンケートパネルとは、パネル調査における調査対象者のことです。パネル調査とは、調査対象者をパネル化(固定化)した上で、一定期間アンケートを繰り返し実施する調査のことを指します。
パネル調査は、半年から数年といった比較的長い時間をかけて行われる調査のため、回答を続けてくれるアンケートパネルを選定しなければなりません。また、途中で離脱してしまうことを想定して、多くのアンケートパネルを確保しておくことも大切です。
アンケートパネルを活用した調査
先述したとおり、アンケートパネルを活用した調査のことをパネル調査と呼びます。長い期間をかけて同じ質問に繰り返し回答してもらうことで、実にさまざまな情報が手に入る点が特徴です。
ちなみに、パネル調査は長期間継続して実施する調査ですが、単発で実施する調査のことは「アドホック調査」と言います。
パネル調査でわかること
ここからは、パネル調査を実施することでわかること・得られる情報の例を紹介します。長期間の調査だからこそ得られる、ビジネスに役立つ情報です。
商品の購入率・購入頻度・購入チャネル
パネル調査を実施することで、商品の購入率や購入頻度、購入チャネルを把握することができます。
たとえば、買い物をした日・その中で商品Aを買った日・買った経路(スーパー・コンビニ・ドラッグストア・インターネット通販など)などをパネル調査の質問項目として設定したとしましょう。その結果、一定期間の中で、商品Aがどの程度購入されたのか(購入率・購入頻度)、どのような経路で購入されたのか(購入チャネル)がわかります。
このような情報は、どの程度の頻度で消費者にアプローチするべきか、どのチャネルに力を入れるべきかなど、マーケティング戦略に役立てることが可能です。
競合から自社サービスへの流入状況
消費者の意識の移り変わりが起こるタイミングやその理由を知ることは、マーケティング活動を実施する上で非常に大切なこと。パネル調査なら、長い時間をかけて行う調査だからこそ、競合から自社サービスへの流入状況を確認する際にも役立ちます。
たとえば、「使用している化粧水」という質問項目を設定し、1年間のパネル調査を実施したとしましょう。その結果、1年間の中で使用している化粧水がどのように変化していったかを確認することができます。アンケート項目を追加しておけば、なぜ変えたのか、変わっていなかった場合はなぜ変えなかったのかなどの理由を知ることも可能です。競合から自社サービスに流入する場合もあれば、その逆もあるでしょう。
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パネル調査のメリット・デメリット
パネル調査を実施することで得られるメリットや、発生する可能性のあるデメリットについて解説していきます。
メリット
パネル調査のメリットは、やはり調査対象の一定期間内の変化を確認することができる点です。時間をかけて調査しなければわからない情報は、非常に貴重なため、パネル調査でしか得られない情報があると言っても過言ではないでしょう。
また、同じ対象者に同じ質問を繰り返しおこなうため、アンケートパネル(調査対象者)を確保してしまえばスムーズに進む調査であるという点もメリットです。
デメリット
デメリットには、長期間調査を実施しなければいけないという点が挙げられます。パネル調査は一定期間継続する調査のため、仕方のないことではありますが、ある程度の手間とコストが積み重なるという点はアドホック調査(単発の調査)と比較するとデメリットだと言えるでしょう。
また、先述したとおり、長期間の調査となるため途中離脱する回答者が出てくる可能性も。そのため、必要数よりも多くアンケートパネルを確保しておく必要があるという点もデメリットかもしれません。
パネル調査を実施する際の注意点
ここからは、実際にパネル調査を実施する際の注意点を解説していきます。パネル調査を成功させるためにも、しっかりと確認しておきましょう。
希望する属性のパネル保有有無を確認する
まず、希望する属性のパネルを保有しているかどうかを確認することが大切です。属性とは、アンケートパネルの年齢・性別・職業などのこと。調査したい内容によって希望する属性は異なってきますが、例えば若者向けコスメに関しての調査であれば10代~20代の女性がアンケートパネルとなります。
特に、パネル調査を外注する場合は、外注先が自社の希望する属性のパネルを保有しているか、事前に確認しておくことが重要でしょう。
回答者の途中離脱を前提に設計する
先ほどからお伝えしているとおり、パネル調査は長期間におよぶマーケティングリサーチ方法です。そのため、あらかじめ「一定数の回答者は途中離脱するもの」として、回答者の途中離脱を前提に調査を設計するということが注意点として挙げられます。
途中離脱を想定しておかず、必要数ギリギリのアンケートパネルのみでパネル調査を進めてしまうと、実際に調査を進めていくなかで不測の事態が発生した際にリカバリーがききません。そうなると、それまで調査を実施してきた期間が無駄になってしまうということも考えられます。回答者の途中離脱を想定した上で、調査計画を設計していきましょう。
回答者の量よりも質を重視する
パネル調査は半年~1年程度の比較的長い期間実施する調査です。そのため、回答者の質を重視することが非常に重要になります。長期間の調査において適当な回答を返してくる回答者が混ざっていた場合、結果に大きなぶれが出てしまう可能性があるためです。
調査開始前に、調査とは直接関係のない質問項目(今、質問は何問目ですか?など)を混ぜるなどして、質問を読んでいれば当たり前に回答できる内容にもきちんと答えてくれるアンケートパネルであるかどうかを確認しておくとよいでしょう。
外注する場合は、パネル調査に慣れている会社や、質の高いアンケートパネルを用意できる仕組みづくりができている会社を選ぶことがおすすめです。
まとめ
ここまで、アンケートパネルの概要やパネル調査を実施することでわかること、メリット・デメリットなどをお伝えしてきました。
アンケートパネルを活用したパネル調査は、マーケティングリサーチの中でも比較的長期間にわたって行われるタイプのリサーチ方法です。貴重な情報が得られる分、リサーチ開始前の準備やアンケートパネルの用意には手間やコストがかかることが考えられます。
自社でパネル調査の準備をすることが難しいと感じられる場合には、パネル調査に慣れたマーケティングリサーチ会社へ外注してみましょう。外注先選びでお悩みの場合は、アイミツにお問い合わせください。
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