コンセント増設の電気工事費用と設置方法【2024年最新版】
会社の人員増加にともない、コンセントの増設を検討している方も多いのではないでしょうか。コンセントの増設には資格が必要な作業も多く、自身で行うことはできません。
この記事では、幅広い分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、コンセントの増設方法や工事費用とあわせて、必要な資格と増設時のポイントについても詳しく解説していきます。
【関連ページ】
電気工事にかかる費用・料金相場や、あなたの目的別に電気工事会社をお探しいただけます。
電気工事の費用・相場
屋内配線工事ができる電気工事会社一覧
コンセントの増設方法3選
コンセントの増設工事にあたっては、接続する電気製品の数や電力消費量に適した方法を選ぶ必要があります。ここでは3つのコンセント増設方法について解説します。
1.差し込み口を追加する
もっとも手軽な方法で、コンセントを挿す穴の数を増やす作業です。既存のコンセント差し込み口が2個の場合は、4個・6個へと増やします。
しかし、差し込み口が増えても使用できる電力量は変わらないため注意が必要です。コンセントはショートや発火を防ぐために、1つあたりの容量が15A(1,500W)までとなっています。
2.配線を分岐する
コンセントのない場所に新たにコンセントを設置する方法で、配線は既存のものを分岐させて使用します。差し込み口の追加と同様に使用できる電力量には制限があるため、電気製品の使用に必要な電力量を意識することが大切です。
たとえば、オフィスでの使用率の高いパソコンはデスクトップで50〜150Wの電力を消費します。複合機は1台で最大1,500Wの電力を消費するため、コンセントの配分を考慮した上で増設しましょう。
3.新たに配線を増やす
分電盤から専用の配線を引き、新たにコンセントを設置する方法です。ブレーカーの新設や電盤の交換・増設が必要となるケースもあり、差し込み口の追加や配線の分岐と比較すると手間がかかるとされています。
メリットは、オフィスや店舗全体で使用できる電力量が増やせるという点。1つの配線に流れる電力量が多いとブレーカーが落ちて業務に支障をきたす可能性があるので、使用する電力量が多い場合は新たに配線を増やすのがおすすめです。
コンセントの増設費用
コンセントの増設工事にかかる費用は、作業内容は増設場所の環境、配線の長さなどによって異なります。ここからは、それぞれの方法でコンセントを増設する際の費用目安を紹介します。
差し込み口の追加
コンセントの差し込み口の追加の費用は、7,000円前後が目安です。作業時間は1時間以内と短時間で完了する増設工事のため、業者ごとの価格差はあまりないと考えられます。費用には工事費だけでなく出張費や部品代も含まれています。
ほかの増設方法と比べて安価に依頼できる方法ですが、「できるかぎり費用を抑えたい」とお考えの場合は複数の会社から見積もりを取り、費用やサービス内容を踏まえて依頼先を選びましょう。
コンセントの新設
既存の配線を分岐させて別の場所にコンセントを新設する工事の費用は、約1万2,000円が目安となっています。しかし、配線の長さによって価格が変動するため、分岐元の配線から増設するコンセントまでの距離が離れている場合は費用が膨らむと認識しておきましょう。配線が5mを超えると費用が3万円以上になることもあるようです。
また「天井裏に配線を通す」「クロスの張り替えを行う」といった追加作業が発生する場合も、それだけ費用は高額になります。
専用回路の追加
専用回路の増設工事は約1万6,000円から約3万円が目安とされており、コンセント本体の部品代や交換作業費、配線工事費が含まれています。分電盤に空きがあれば費用を抑えられますが、ブレーカーの新設や分電盤の交換・増設が必要な場合は高額になります。専用回路の電圧を100Vから200Vに変更する場合も、数千円から数万円ほどの費用が発生するようです。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある電気工事会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
増設に失敗しないためのポイント
ここからは、コンセントの増設にあたって特に注意すべきポイントを解説します。増設工事に失敗すると不便が生じるだけでなく、トラブルにつながる可能性もあるためあらかじめ把握しておきましょう。
専用回路の新設も検討する
1つのコンセントで多くの電力が使用されるとブレーカーが落ちるだけでなく、時には火災が発生するというリスクをはらんでいます。電気の消費量が多い電気製品を使用する場合は、専用回路の新設を検討しましょう。
なお、消費電力の多い電気製品の専用回路を設ける際には、100Vから200Vへの電圧変更が必要です。オフィスや店舗では消費電力の大きなエアコンや業務用機器を使用することも多いと考えられるため、専用回路を新設する場合は電圧も意識してください。
増設場所を決めておく
「コンセント全体の電力量が足りず、ブレーカーが落ちてしまった」「電気製品とコンセントの位置があ合っていなかった」といったトラブルを避けるためにも、コンセントを増設する際には用途に合わせて設置場所や高さ、数などを決めておくことが大切です。
事前に使用する電気製品の種類や数、消費電力などを把握・整理した上で、レイアウトやスタッフの動線にも配慮して設置場所を検討することをおすすめします。
コンセント増設は電気工事士の資格が必要
コンセントの増設工事は、カバー交換を除くすべての作業に電気工事士の資格が必要です。電気配線の取り扱いは危険をともなうため「簡単にできそうだから」と軽率に工事を行えば、事故につながるリスクが高まります。中でもオフィスの給湯室や飲食店の厨房など水滴が飛び散る可能性のある場所では、漏電や感電のおそれがあるため容易に工事できません。
さらに、1つのコンセントで使用できる電力量を意識した上で、ショートやブレーカーが落ちる可能性を抑える必要もあるため、コンセントの増設工事は電気工事士の在籍する会社へ依頼するようにしましょう。
まとめ
本記事では、コンセントの増設方法や工事費用、増設に失敗しないためのポイントを解説しました。コンセントの増設には電気工事士の資格が必須で、設置場所や使用できる電力量、使用中のリスクを考慮しなければいけません。また、費用は作業内容によって異なるため、複数の電気工事会社から見積もりを取るとよいでしょう。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う電気工事会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
屋内配線工事ができる電気工事会社一覧
【費用感を知りたいという方はこちら】
電気工事の費用・相場
電気工事会社探しで、こんなお悩みありませんか?
-
一括見積もりサイトだと
多数の会社から電話が・・・ -
相場がわからないから
見積もりを取っても不安・・・ -
どの企業が優れているのか
判断できない・・・
PRONIアイミツなら
発注先決定まで
最短翌日
- 専門コンシェルジュが
あなたの要件をヒアリング! - 10万件の利用実績から
業界・相場情報をご提供! - あなたの要件にマッチした
優良企業のみご紹介!