DM(ダイレクトメール)発送の効率的な方法【2024年最新版】
特定の相手へ商品・サービスや店舗の情報を発信するDM(ダイレクトメール)は、デジタルでのマーケティングが主流とされる現代においても重要な施策の1つです。
紙のDMはメールよりも開封率が高いことが判明しており、DMの重要性を再認識したという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、効率的にDMを発送するための方法やDMの種類、特徴などをわかりやすく解説していきます。自社に合ったDM発送の方法を見つけて、効果的なマーケティングに活かしてください。
効率的なDM発送のために確認するべきポイント
DM発送には用紙・形態の選択やデータの準備、印刷、封入などさまざまな工程があり、効率的に行うためにはポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、DM発送を効率的に進める方法を解説していきます。
DMの目的
DMの形態は多岐にわたり、目的によって適しているものは異なります。そのため、DM発送を行う際には「誰に・何のためにDM発送をするのか」を明確にした上で目的に合ったリストを入手し、「どのような形態がより効果的なのか」を検討することが重要です。
DM発送の目的が定まったら、関係するメンバーや部署にその内容を共有することも大切なポイント。事前にしっかりと情報共有することで、関係者が一丸となってDM発送業務が進められるでしょう。
予算
PCとインターネット環境があれば手軽に配信できるメールとは異なり、紙のDM発送には費用が発生します。DMの発送にはデザインの準備や用紙、封筒、封入などさまざまな工程があり、それらの作業を外注する場合はすべて費用が発生するので、抜け漏れのないよう計算した上で予算を算出し、社内稟議を申請しましょう。
また、予算が確保できるのであれば、商品のサンプルやノベルティ、クーポンなどをDMに同封することをおすすめします。DMの開封率を高めるだけでなく、実際の購入や来店も期待できるでしょう。
DMの種類と特徴
DMにはさまざまな形態があり、それぞれ特徴や適している使用方法、発送方法があります。たとえば、「はがき」といってもポストカードから大判はがき、圧着はがきなどの種類があり、適している目的や必要な費用は大きく異なります。
DMを活用してマーケティングを行うのであれば、DMの種類と特徴を理解した上で選定する必要があります。ここからは、DMの種類とそれぞれの特徴について解説していきます。
ポストカードDM
数あるDMのなかでもっとも安価で、オフィス移転や店舗の新規オープン、キャンペーンのお知らせなど幅広い用途で使われているのがポストカードDMです。開封が不要なことからターゲットが読みやすく、手軽に制作できるといったメリットがあります。
一方で、記載できる情報量が少ないというのがポストカードDMのデメリット。裏面の限られたスペースに情報を掲載することになるので、情報量が多い場合には不向きだといえるでしょう。
大判はがきDM
比較的安価でありながらも、ポストカードDMよりも多くの情報を盛り込めるのが大判はがきDM。ポストカードDMと同様に開封の手間がないため読まれやすく、通常のはがきサイズのポストカードDMと比較すると目立つというのがメリットです。
しかし、安価といってもポストカードDMと比較すると割高になるのも事実。不動産や自動車など、単価の高い商品・サービスの案内に適しているといわれています。
圧着はがきDM
圧着はがきDMは、記載できる情報量が多く、コストも抑えられるというのが特徴です。圧着加工を施したポストカード型のDMで、二つ折りタイプならポストカードDMの2倍、三つ折りタイプならポストカードDMの6倍ものスペースに情報を記載することができます。
中身が見えないことから「開けてみたい」という心理が働くためか開封率も高く、反響率が高いというのがメリットです。また、サイズは定型であるため、送料がポストカードDMと同等な点も強みといえるでしょう。
カタログDM
カタログDMはブック型DMとも呼ばれており、その名のとおり冊子状態のままで送付ができる形態です。冊子なので、ほかの形態のDMと比較して格段に情報量が多いことが最大のメリットとしてあげられます。封入作業が不要で送付できるため、封入作業に関するコストも抑えることができます。
また、商品・サービスの特徴やターゲット層に合わせて用紙も選択でき、他社のDMとの差別化が図りやすい点もうれしいポイント。その一方で制作費用が必要となるほか、ポストカードDMと比べるとサイズも大きくなるため、送料が割高になります。高額商品の案内やリピーター向けのキャンペーンなど、コストの回収が見込める顧客への送付に活用するのが無難でしょう。
封筒DM
封筒DMとは、カタログやチラシなどを封筒に入れて送るDMのこと。A4サイズのチラシを透明のOPP袋に封入して発送するのが一般的とされており、ECサイトなどのマーケティングやプロモーションに多く活用されています。
すでに自社でカタログやチラシを保有している場合は、それをそのまま封入すればいいため、制作費用がかかりません。しかし、はがきタイプのものよりもサイズが大きくなるため、送料が割高になるというデメリットがあります。
なお、クーポンや試供品、ノベルティなどを同封する場合はこの封筒DMを選ぶ必要があります。
DMの主な発送方法
DMは発送の方法も1つではなく、どの方法を選ぶかによって費用に大きな開きが生まれる可能性もあります。ここからは、DM発送の種類と特徴を解説します。
普通郵便(料金別納郵便)
普通郵便(料金別納郵便)は、日本郵便が提供する郵便サービスです。同時に10通以上の郵便物を送付する際に使用できるもので、DMを窓口へ持ち込みその場で料金を支払います。1通ずつ切手を貼付する手間が削減できますが、発送する郵便物はすべて同一料金である必要があります。
同時に1,000通以上のDMを料金別納便で送付する場合は、割引が適用されるのもうれしいポイント。また、送付の際には「別納郵便物等差出表」を記入するので、「いつ・何通のDMを発送したのか・送料の総額はいくらなのか」をわかりやすく記録に残すことが可能。DM発送後の経理処理もスムーズにできるでしょう。
広告郵便物
広告郵便物とは、手紙・はがきに自社の商品・サービスや役務、営業活動に関する広告などを目的に大量(2,000通〜)に印刷された同一内容の郵便物を指すものです。事前の申請が必要となり、承認されると11〜48%の割引が適用されるほか、「バーコード付郵便物」にするとさらに5%の割引が受けられるので、送料の大幅な削減が期待できます。
なお、広告郵便物として承認を受けるためには、「受取人の住所・居所の郵便番号ごとの区分け」や「発送から到着までに3〜7日程度の余裕を持たせることを承諾する」といった条件も満たす必要があります。
メール便
メール便は、宅配便のシステムを利用して受取人のポストへ郵送物を配送するサービスです。「配達日指定・再配達ができない」「発送時に補償がつけられない」といったデメリットがあるものの、普通郵便と比較しても発送料が安く抑えられるというメリットがあります。また、発送したDMを追跡できるほか、受取人が転居していた場合には返送されるため、DM発送リストの整理にも役立てられるでしょう。
メール便サービスは各社から提供されていますが、大半が1kgほどの重量であってもメール便として送付可能です。日本郵便の定形外郵便と比較すると大幅に送料が抑えられるため、カタログDMをはじめとした重量のあるDM発送に特に適しているといえます。
クロネコDM便
クロネコDM便は、物流大手のヤマト運輸が提供するメール便サービスです。ヤマト運輸と契約を締結した企業や団体、個人事業主が向けのサービスで、3辺の合計60cm以下・1kg以内であれば全国一律料金・郵便物一つあたり167円(税込)という低価格で発送できます。
日本郵便のゆうメールは150gまでは180円(税込)、250gまでは215円(税込)と重量に応じて料金が変動しますが、クロネコDM便は一律料金となっているため総額が計算しやすいのもメリットといえます。
なお、クロネコDM便の利用には専用の宛名ラベルが必要ですが、PCとインターネット環境があれば「送り状発行システムB2クラウド」で簡単に作成が可能です。
DM発送代行会社の利用で印刷代・発送代を節約
DM発送作業の負担軽減や印刷代、発送代といったコストの削減を図りたいという場合には、DM発送代行会社の活用を検討することをおすすめします。
DM発送はもちろん自社でも行えますが、すべての工程を社内で行うとなると相応の時間・手間が必要となるのも事実です。数通から数十通程度であれば通常業務の合間に作業が進められるかもしれませんが、数百〜数千通規模でDM発送を行うとなると、負担が大きく膨れ上がります。
また、DM発送代行会社の中には物流会社と独自契約を締結し、一般よりも安価な料金を設定している会社もあります。そうした会社に依頼すれば、自社でDM発送を行うよりもコストが抑えられるでしょう。
まとめ:自社に合ったDM発送方法を選択して効果的なマーケティングを
本記事では、効率的なDM発送方法や、DMの種類と特徴などについて解説してきました。
インターネットを活用したマーケティングが広く普及した現代でも、DMは有効なマーケティング手法の1つです。自社の商品・サービスの特徴や目的に合わせてDMの形態や発送方法を選ぶことで、費用対効果に優れた施策が実現するのではないでしょうか。
また、DM発送に関するトータルコストの削減を希望するという場合には、DM発送代行会社の利用も有効な手段です。
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