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交通広告の費用と料金相場【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

不特定多数の人の目に止まり、高い訴求力を持つ「交通広告」。本記事では、交通広告の費用と料金相場について、さまざまな交通機関・交通機関関連施設・エリアの調査結果をもとにまとめました。交通広告の費用の内訳や価格差の秘密を解説するとともに、便利な料金シミュレーターもご用意しています。ぜひ交通広告の依頼に迷われている方、料金の相場がわからず不安のある方は参考にしてください!

交通広告の2種類の費用の算出方法

広告の費用と料金相場を紹介する前に、具体的な算出方法を簡単に解説しておきましょう。交通広告にかかる費用は大きく分けて、「広告主が設定している広告出稿費用」「広告掲出までの手続きや各工程でかかる費用」の2つに分類できるため、それぞれの概要をまとめます。

広告出稿費用は固定

広告主が設定している広告出稿費用とは、広告を掲出する車両や施設などの運用元である会社が設定した広告料金のことです。新聞社が設定する広告料などと同じイメージで考えれば分かりやすいでしょうが、交通広告の場合は、掲出箇所(車両・駅構内など)、掲出方法(ステッカー、看板など)、掲出期間ごとに広告主が出稿費用を定めており、利用者によって出稿費用が変動するようなシステムではありません。したがって、交通広告を掲出する場合は、広告主が設定しているこの広告出稿費用は必ず必要なコストだと覚えておきましょう。

広告掲出の手続きや工程でかかる費用は依頼先や内容で変動

広告掲出までの手続きや各工程でかかる費用とは、広告主が設定している広告出稿費用以外に外注を利用した場合にかかるコストを指しています。交通広告会社を利用する際には基本的に運用手数料がかかりますが、それ以外にも、制作費用、デザイン料、企画料など、工程ごとに料金が発生する場合もあるため、交通広告掲出に至るまでにかかるコストすべてを合算した料金だと考えてください。

交通広告の費用の相場

媒体別に見る交通広告の費用相場
代表的な媒体 費用目安
電車 ・車内ポスター
・ステッカー
・デジタルサイネージ 
・ポスター類は1万円〜
・ステッカーは5万円〜
・デジタルサイネージは10万円〜
バス ・車内広告
・車体広告
・車内広告は3万円〜
・車体広告は8万円〜
・駅ばりポスター
・デジタルサイネージ 
・ポスターは1,600円〜
・デジタルサイネージは3万円〜
タクシー ・窓ステッカー
・ボディステッカー
・デジタルサイネージ 
・窓ステッカーは月額900円〜
・ボディステッカーは月額1万円〜
・デジタルサイネージは25万円〜/週

交通広告の費用相場について、広告出稿料に関する媒体別の相場を交通機関別に紹介するととともに、交通広告会社に依頼した際の費用についても解説します。

広告出稿費用:電車

電車の車内広告で代表的なポスター・ステッカー・デジタルサイネージの広告出稿費用を紹介します。さまざまな路線・鉄道がありますが、日本の主要路線のひとつであるJR東日本を参考に相場をまとめました。

【車内ポスター】
・中吊りポスター:B3サイズ・50万円~2,200万円(掲出期間3・4日~14日)
・まど上ポスター:B3サイズ・1万8,000円~720万円(掲出期間1週間~1ヵ月)

【ステッカー】
・車内ステッカー:16.5cm×20cm・5万8,000円~1,280万円(掲出期間1ヵ月)

【デジタルサイネージ】
・15秒スポットCM:10万円~8,700万円(掲出期間7日~6ヵ月)
・30秒スポットCM:160万円~1億4,700万円(掲出期間13週間~6ヵ月)

ご覧のように価格に大きな開きがありますが、やはり首都圏など利用者の多い路線・エリアほど広告出稿料は高くなります。

広告出稿費用:バス

バス広告の中でも代表的なB3サイズの車内広告に加え、バスの外部に掲出する車体広告の料金相場をご紹介します。全国各地に膨大なバス会社が存在するため、ここでは首都圏の料金を参考に相場を調べました。

【バス車内広告(B3)】
・まど上:3万5,000円~101万4,000円(掲出期間7日~1ヵ月)
・側吊:47万9,500円~93万3,000円(掲出期間7日)

【バス車体広告】
・バスラッピング車体広告:8万円~400万円(掲出期間1ヵ月~1年間)

バスラッピング広告は最長1年間の掲出が可能となっており、掲出期間が長いほど料金は高くなりますが、1日あたりのコストは抑えられます。

広告出稿費用:駅

多種多様な駅広告の中から、駅ばりポスター、デジタルサイネージの広告出稿費用を紹介します。今回は、利用者の多いJR東日本の首都圏を中心に料金を調査しました。

【駅ばりポスター】
・一般駅ばりポスター(首都圏):B2サイズ・1,600円~2万1,000円(掲出期間7日)

【デジタルサイネージ】
・15秒デジタルサイネージ(首都圏):50~70インチ・3万円~58万円(掲出期間7日~5週間)

駅ばりポスターは、駅の等級に応じて料金が変動するのに対し、デジタルサイネージは駅ごとに細かく料金が設定されているのが大きな特徴です。

広告出稿費用:タクシー

タクシーの代表的な広告である窓ステッカー、ボディステッカー、デジタルサイネージの料金相場をご紹介します。

【窓ステッカー】
・サイトウィンドウステッカー:掲出台数200台~3,000台・月額900円~1,400円/1台(掲出期間は1ヵ月から受け付け)

【ボディステッカー】

・車体後部ドア外側部分のボディステッカー:掲出台数100台~1,000台・月額1万円~1万4,000円/1台(掲出期間は1ヵ月から受け付け)

【デジタルサイネージ】
・助手席後部に設置するデジタルサイネージ:掲出台数1,500台~5万2,000台・25万円~1,130万円/週(掲出期間は1ヵ月から受け付け)

タクシー広告は、エリアによって掲出台数だけでなく、掲出料金が異なりますが、100台単位などまとまった台数に一気に掲出するのが大きな特徴です。

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交通広告の費用の内訳

交通広告の費用の内訳について、費用の仕組みを解説しながら紹介します。

広告出稿費用の内訳

広告出稿費用は、鉄道会社やバス会社などが自社で価格を設定しており、公表している価格表に則り、既定の広告出稿費用を支払うのが基本となります。では気になる広告出稿費用の内訳についてですが、主に以下の要素を組み合わせて各種料金は設定されています。

・掲出路線やエリア
・掲出媒体の種類(ポスター、デジタルサイネージなど)
・サイズ
・数量
・掲出期間


具体的にイメージするため、電車車内の中吊りポスターを例に挙げて見てみましょう。

・JR山手線:217万円(掲載数量800枚)
・JR常磐線:80万5,000円(掲載数量1,350枚)

上記の2例はいずれも掲出期間は1週間、サイズはB3での掲出となりますが、利用者が多く、より高い訴求効果が見込める山手線のほうが広告出稿料が高く設定されています。ちなみにサイズをB3からワイドに変更した場合、他の条件が同じでも「JR山手線:280万円」「JR常磐線:161万円」と価格が上がるように、広告出稿費用はエリア・サイズ・掲出期間など、複数の要素を組み合わせて設定されていることが分かります。

また、交通広告の中には「車内ポスター×指定路線」「駅ばりポスター×指定駅」のように、広告出稿費用はエリア・サイズ・掲出期間など、複数の要素を組み合わせて設定されていることが分かります。交通広告の中には「車内ポスター×指定路線」「駅ばりポスター×指定駅」のように、シンプルな単体商品もあれば、以下のようなセット商品の媒体も多数用意されています。

・連貼 首都圏20:首都圏主要20駅にB0サイズ2枚1組の広告を掲出するプラン(掲出期間7日・280万円)
・広告貸切電車:電車内に設置された各種ポスターや中吊り広告などの広告枠を全て貸切り利用する電車広告商品(掲出期間半月・山手線11両1編成1,500万円)


こうしたセット商品は、それぞれの媒体を単体で組み合わせるより割安となっているケースが多いため、交通広告会社と連携を取るなどして、お得なプランを探してみると良いでしょう。

広告出稿費用以外の外注した際の費用の内訳

交通広告の運用に伴い、広告出稿費用以外にかかる費用については、主に以下のようなものが挙げられます。

・交通広告会社の手数料
・デザインや広告物の制作料
・取り付け作業費


手数料とは、交通広告関連の手続きを交通広告会社が請け負う際の手数料ですが、どのようなサービスを提供するかによって変動するだけでなく、中には手数料がかからない交通広告会社も存在しています。また、デザインや広告物の制作料については、制作物を納品することで無料となる会社もあるほか、媒体によっては取り付け作業費がかからないものもある(駅ばりポスターなど)ため、工夫次第でコスト重視の広告展開を行うことが可能です。

交通広告で価格差の出る理由・仕組み

交通広告で価格差の出る理由・仕組みについては、具体的な例をもとに考えるのが分かりやすいでしょう。以下は電車車内の中吊りポスターの広告出稿料です。

・JR山手線:217万円(掲載数量800枚)
・JR常磐線:80万5,000円(掲載数量1,350枚)

※いずれも掲出期間は1週間、サイズはB3

常磐線のほうが山手線より1.5倍以上掲載数量が多いにも関わらず、広告出稿費用では逆に山手線が3倍近くの料金に設定されています。この傾向は駅広告でも同様で、利用者の多い駅ほど同じ媒体でも広告出稿費用は高く設定されています。利用者の多い路線・エリアほど幅広いユーザーに訴求できるため納得できる価格設定ではありますが、路線・エリアを選択する際は単純に価格だけでなく、期待できる広告効果も考えた上で、高い費用対効果が見込めるところを選出しましょう。ちなみに「訴求効果が見込めるものほど広告出稿費用が高い」という傾向は、他の要素にも同様に当てはまります。掲載スペースが大きい、掲載数量が多い、掲出期間が長い、といった特徴はすべて訴求効果を高める要因となるからです。ではここで再び、具体的な例を参考に価格差の仕組みを見ていきましょう。

・都営バスまど上ポスター(36.4cm×51.5cm):12万2,000円
・都営バスステッカー(12cm×40cm):6万2,000円

※いずれも掲出期間は1ヵ月、枚数は112枚、品川エリアに掲載

こちらは都営バスの車内広告である「まど上ポスター」「ステッカー」それぞれの広告出稿費用ですが、期間・枚数・エリアが同じであるにも関わらず、料金は2倍近くの差が出ているのが分かります。両者の違いはサイズだけ。つまり、広告スペースが変わると、その分高い訴求効果が見込めるため、広告出稿費用も高く設定されているわけです。こうした広告出稿費用の内訳に関する仕組みを理解することで、予算調整や費用体化効果を高める広告戦略に役立てられるでしょう。

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まとめ

交通広告は、媒体の種類や数量によって費用が変動するだけでなく、特にエリア・路線の違いで大きな価格差が出るのが特徴的です。もちろん広告出稿費用が高く設定されているものについては、それだけ高い効果が見込めますが、自社に最適な媒体を選出するには専門的なノウハウが求められるため、交通広告会社のサポートを受けるのがベストでしょう。
アイミツでは、交通広告会社選びに便利な一括資料請求や一括見積もりを受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

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