英語翻訳の平均費用と料金相場【2024年最新版】
この記事では、日本語から英語、あるいは英語から日本語へと翻訳するための費用相場を中心に、翻訳会社に依頼する際の注意点をご紹介します。
費目別に見える英語翻訳費用の相場
費目別に英語の翻訳にかかる費用をチェックしていきましょう。
費目 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
翻訳料金 | 日本語→英語 ~15円 英語→日本語 ~18円 | ※専門的な文書以外の場合 |
特急料金 | 翻訳料金の20%~ | ※半日以内、3日以内などといった納期に左右される |
ネイティブチェック料金 | 1文字~10円 | ※翻訳料金に含まれている場合も多い |
クロスチェック料金 | 1文字~10円 | ※翻訳料金に含まれている場合も多い ※行わない会社もある |
版下作成料金 | ~1万円 | 必要な場合のみ |
翻訳料金
英語翻訳は、中国語や韓国語翻訳よりは少し高いものの、ヨーロッパ言語などよりは少し安いという費用感で、日本語から英語への翻訳の場合は1文字あたり~15円ほど、英語から日本語の場合は1ワードあたり~18円が相場です。中には1文字7円ほどの非常にリーズナブルな会社もありますが、20円以上する場合もあるなどさまざま。翻訳の難易度や文章量、納品までのスピードなどに大きく左右されることを忘れないでおきましょう。
たとえば、翻訳を依頼する場合にはボリュームディスカウントが効くので、依頼する文章量が多ければ多いほど翻訳料金は安くなります。また、ネイティブに翻訳を依頼する場合のほうが高くなる傾向があるようです。
特急料金
翻訳を依頼する際に必ず必要となる料金ではありませんが、通常は5日間かかるところを、2日間で仕上げてほしいと依頼する場合、特急料金が別途必要となります。料金は会社によってばらつきがありますが、基本的には通常の翻訳料金の20%を上乗せで対応している会社が多いようです。
また、特急といってもどれほど短納期なのかにも料金は左右されます。24時間以内、さらには12時間以内というかなりの短納期の場合には、50%上乗せ、100%上乗せという場合も少なくありません。
スピーディさが魅力の会社であれば、特急料金がなくとも2日ほどで納品してくれる会社もあるので、急ぎの依頼の場合にはそういった会社を選ぶのも1つの方法でしょう。
ネイティブチェック料金
日本語から英語に翻訳してもらった際、英語のネイティブスタッフに原稿をチェックしてもらうための料金がネイティブチェック料金です。会社によってばらばらで、翻訳料金にすでに含まれている会社も少なくないですが、相場としては1文字あたり~10円ほどのようです。
誤訳や翻訳もれはもちろん、読みやすさや自然さ、分かりやすさなどをチェックするために、ネイティブチェックは避けられません。翻訳会社の中には、日本語・英語双方のネイティブスタッフ2人体制で翻訳を進める会社もあるほど、ネイティブによる翻訳、チェックは非常に重要です。
リーズナブルさが魅力の翻訳会社の場合、人件費・工数をできるだけ削るために、ネイティブチェックを行わず翻訳をしてそのまま納品されてしまう場合もあるため注意しましょう。
意味は合っているのに読みづらい、ところどころ微妙にニュアンスが違うといったミスを未然に防ぐためにも、翻訳のみならずチェック体制を万全としている会社に依頼することをおすすめします。
クロスチェック料金
翻訳前の原稿と照らし合わせながら、読みやすさや誤訳がないかなどをさらにチェックする工程がクロスチェックです。ネイティブチェックと同じで1文字あたり~10円ほどが相場ですが、ネイティブチェックのみでクロスチェックを行わないところもあります。一方で、翻訳料金にすでに含まれている場合もあるようです。
クオリティを重視して翻訳を依頼する場合は、クロスチェックまで行ってもらうと安心でしょう。
版下作成料金
会社案内やパンフレットなどといったグラフィックデザインにおける翻訳を依頼した場合、翻訳したテキストをどのようにデザインへと流し込むか、レイアウトはどうするのかといったDTP作業までまとめて依頼できることがあります。その場合、サイズにもよりますが1ページにつき1万円~ほどが相場です。
すべての翻訳会社がDTP作業に対応しているわけではないので、まとめて依頼したい場合には会社選びに注意しましょう。
見落としがちなミニマムチャージ
翻訳ならではの料金かもしれませんが、多くの会社で「ミニマムチャージ」が設定されています。翻訳を依頼する際の最低ラインの料金のことで、たとえばミニマムチャージが3,000円の場合は、たとえ実際の翻訳料金が2,000円だったとしても、請求は3,000円となります。
なぜ翻訳にはミニマムチャージが設定されているのか、それは単純に「割りに合わないから」です。ここまで読んでくださった方にはお分かりいただけているかと思いますが、翻訳には多くの人々が携わっています。多くの人が携わり、さまざまな工程を経てからやっと翻訳が完成するのです。そのため、短いテキストも通常料金のままで対応してしまえば、工数、人件費などをふまえるとまったく割に合いません。
翻訳会社の中には、ミニマムチャージは設定せず、「1,000文字以上の原稿に対応」などと文字数制限を設定している会社もあるので、短いテキストを依頼する際には注意しましょう。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- 文字数、あるいは単語数で翻訳料金は算出される
- 翻訳料金は翻訳者のレベルや翻訳のクオリティに左右される
- ミニマムチャージが設定されている場合も多い
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種類別に見る英語翻訳の費用相場
一口に英語翻訳と言っても、手紙をはじめとする一般文書、プレゼンテーション資料や会議資料、契約書などのビジネス文書、特許翻訳や法務、医療翻訳に代表される専門文書など、翻訳される文書の種類はさまざまです。
それでは、日本語から英語へと翻訳した場合、それぞれの費用相場はどのくらいなのかチェックしていきましょう。
種類 | 費用相場(1文字あたり) |
---|---|
一般文書 | 10円~ |
ビジネス文書 | 12円~ |
特許や証明書 | 14円~ |
専門文書 | 13円~ |
一般文書
専門的な要素を含まない一般的な文書(手紙や、契約にはかかわらない書類など)の場合、10円~ほどで依頼することができます。もちろん内容によってはこの目安よりリーズナブルなことも少なくありません。
ビジネス文書
契約書やプレゼンテーションに利用する資料、事業案内、プレスリリースなどといったビジネス関連書類を翻訳する場合、12円~ほどが費用相場です。一般文書よりも専門性が少し高くなるため、費用も高くなります。しかし、一口にビジネス文書といってもさまざまなので、費用にも差が生じることを覚えておきましょう。
特許や証明書
特許翻訳や公的な証明書翻訳などの場合、より専門的な知識が必要となるため、費用はさらに高くなります。費用の相場としては、1文字あたり大体14円~ほど。特許翻訳ならではの新たな造語や、そのニュアンスをきちんと訳出するスキルが必要とされるため、費用はどうしても高くなります。
専門文書
法務や医療、人文などといった専門的な文書の翻訳の場合、1文字あたり13円~が相場です。費用の差が開きやすく、内容によっては30円近くする場合も少なくありません。専門用語に対応できる知識とスキルが必要となるので、自ずと費用は高くなってしまいます。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- もっともリーズナブルなのは手紙をはじめとする一般文書
- ビジネス文書はその種類によっても費用に差が生じるので注意
- 専門的な内容が多ければ多いほど費用は高くなるので注意
アイミツでの取引事例
ここからは実際にあった取引事例をご紹介します。
費目 | 金額 | 備考 |
和文英訳 | 18円/文字 | ネイティブ翻訳者による翻訳&レビューあり |
実際にあった取引事例をご紹介しました。ご自身の想定する翻訳がいくらでできるのか気になりましたらお気軽にお問い合わせください。
翻訳費用の算出方法
まずはじめに、翻訳の料金がどのように算出されるのか確認しておきましょう。
翻訳料金=文字数or単語数で算出
翻訳料金の算出方法はいたってシンプルで、文字数あるいは単語数で決まります。これは英語のみならず、中国語や韓国語、フランス語やドイツ語などでも変わりません。
例えば、日本語から英語に翻訳したい場合には、翻訳される前の日本語の原稿で文字数をカウントします。日本語1文字あたり◯円と単価が設定されているため、◯円×文字数=翻訳料金、という仕組みです。
一方、英語から日本語に翻訳したい場合には、文字数ではなく単語数でカウントします。1wordsにつき◯円と定められているので、翻訳される前の英語原稿で単語数を数え、◯円×単語数=翻訳料金となります。
翻訳会社のなかには、1文字につき◯円という料金設定ではなく、A4原稿用紙で◯円、500字で◯円という設定の会社もあるようです。例えば、日英翻訳500字で5,000円と設定されている場合、1文字換算にすると10円となります。
特急料金に注意
翻訳会社の多くが、特急料金というものを用意しています。通常であれば、日本語原稿5,000文字あたりで~5日程かかることが多いですが、「3日後までに急ぎで納品してほしい」という場合に支払う料金です。詳しくはこの後述べますが、場合によっては料金が2倍になることもあるので、特急料金を支払いたくない場合には、納品までのスケジュールには余裕を持ちましょう。
翻訳者のレベルに料金は左右される
言うまでもありませんが、翻訳する人のレベルによって翻訳料金は左右されます。翻訳会社のなかには、「レベル1」、「レベル2」、「レベル3」などと翻訳者をレベル別に分け、それぞれのスキルやクオリティ別で料金プランを用意しているところもあります。
また、特許翻訳に強い会社や、法務や医療翻訳などといった専門翻訳に強い会社の場合には、専門分野の翻訳を得意とするベテランの翻訳家を抱える翻訳会社も存在します。もちろん料金はその分高くなりますが、クオリティ重視であるなら翻訳家のレベルにまでこだわりたいところでしょう。
実際に翻訳会社の料金表を調べてみた
この記事を作成する際にチェックした翻訳会社の料金表をご紹介します。
発注量(日英翻訳) | 料金(1文字あたり)/一般原稿を日本人翻訳者が翻訳する場合 |
---|---|
3万文字までの場合 | 12.5円~ |
3万文字から5万文字までの場合 | 10円~ |
5万文字以上の場合 | 8.75円~ |
発注量(英日翻訳) | 料金(1ワードあたり)/一般原稿を日本人翻訳者が翻訳する場合 |
---|---|
15,000ワードまでの場合 | 26円 |
15,000ワードから30,000ワードまでの場合 | 22円 |
30,000ワード以上の場合 | 20円 |
※ボリュームディスカウントあり
発注量(日英翻訳) | 料金(1文字あたり)/レベル1/ドラフト翻訳のみ |
---|---|
1~1,000文字 | 13.5円~ |
1,001~3,000文字 | 12.5円~ |
3001~6000文字 | 12.5円~ |
発注量(英日翻訳) | 料金(1ワードあたり)/レベル1/ドラフト翻訳のみ |
---|---|
1~1,000文字 | 14.4円 |
1,001~3,000文字 | 13.4円 |
3001~6000文字 | 12.3円 |
※上記料金は標準納期(文字数によって異なる)の場合/ミニマムチャージ1万5,000円
英語翻訳の依頼で失敗しないためには
ここまで英語翻訳の相場や実際の料金などをご紹介してきましたが、英語翻訳の依頼で失敗しないためにはどういった点に注意するべきなのでしょうか。
値段が安いだけを理由に決めない
英語翻訳の費用は、それぞれの翻訳会社によってばらばらです。そのため、なかには英語翻訳を1文字6円ほどで請け負っている格安な会社もあります。
安さが魅力の会社であっても、安さと質を両立しているところは少なくありません。しかし、安さを実現するためにクオリティが犠牲になっている会社があることも事実です。
そういった会社の場合には、ネイティブチェックやクロスチェックが行われておらず、訳しもれや誤訳もあるような原稿が納品されてしまう可能性も否定できません。そうなれば、また新たに他の会社に依頼し直す羽目になり、時間も費用もかかってしまいます。
そのようなミスを防ぐためにも、相場よりあまりにも安い会社の場合には、事前に対応レベルや体制についてなど会社に確認してから依頼するようにしましょう。
無料トライアルを依頼してみる
多くの翻訳会社は、文字数制限はありますが無料トライアルサービスを提供しています。無料トライアルサービスを利用すれば、その翻訳会社の翻訳レベルを実際に確認することが可能です。
「リーズナブルなので依頼してみたが、あまりうまく翻訳されていない……」という失敗を防ぐために、まずは何百文字かを試しに依頼してみるといいでしょう。
【まとめ】英語の翻訳会社選びで迷ったらアイミツへ
この記事では、英語翻訳の費用相場や、翻訳を依頼する際の注意点などをご紹介してきました。
今回ご紹介してきた相場はあくまでも1つの目安であり、正確な料金を把握するためには、きちんと見積もりと取らなければなりません。翻訳料金は、原稿の内容や難易度、どれだけ工数がかかりそうかなどに大きく左右されるため、実際に発注する際には複数社に見積もりを取り、そのなかから適正な1社を選ぶといいでしょう。
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