新人研修の費用と料金相場【2024年最新版】

新入社員が社会人としての第一歩を踏み出すために効果的なのが新人研修です。しかし必要性は感じていても、「どれくらい費用をかけるべきかわからない」「相場についての知識がない」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、社員研修会社などさまざまな外注先を比較検討できる「アイミツ」が、新人研修の目的、研修方法、費用相場、外注するメリット・デメリットなどを分かりやすく解説します。

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日本では多くの企業が新人研修を実施していますが、そもそもなぜ新人研修を行うのでしょうか？ここでは、新人研修の3つの目的を取り上げながら、必要性や重要性について解説します。ぜひチェックしてみてください。

学生から企業に入社する新入社員は、これまでの立場から社会人という立場に大きくシフトすることになります。企業に所属し、企業が掲げる目標達成のために与えられた役割をこなす必要があるため、まずは「学生から社会人へ意識を変える」ところから始める必要があります。そのための意識改革、意識を持ってもらう場としての役割が新入社員研修です。

新人研修は仕事への向き合い方を学ぶ場としても大きな役割を持っています。学生からビジネスパーソンに立ち位置が変わった新入社員としては、どのような姿勢・心構えで仕事に臨むべきかを知るための機会が重要だからです。新人研修で自社の事業の特性や経営理念などをしっかり共有することで、モチベーションの向上を促し、自分が与えられた仕事に対してどのように向き合うべきかというイメージを明確にします。

社会人として働く以上は、業種・職種を問わず、最低限のスキルや知識が求められます。言葉遣いやあいさつ、電話対応、名刺交換といった基本的な知識・スキルを学べる新人研修を実施することで、社会人としてのベースを築くことが可能です。こうした基礎的なビジネススキルや知識を早めに習得することは、実務に行ってからの心理的負担を軽減するメリットにもつながるため、新人研修でしっかり押さえておきたいところです。

新人研修は主に以下6つの内容を組み合わせて行われるのが一般的です。

1.内定者向け研修：内定辞退者を防ぐ目的で行われるフォロー研修
2.Off-JT：職場から一時的に離れて行う研修・職業訓練
3.OJT：座学と実務を組み合わせ、日々の業務を通じて教育していく研修
4.グループワーク：グループごとに協力しながら進める実践的な研修
5.ロールプレイ：実際の現場を想定したさまざまな役割を参加者自身が演じることで、適切な言動やふるまいを学ぶ研修
6.レクリエーション：ゲームを用いるなどして、チームでひとつの目的を達成する感覚をつかむための研修

新人研修では、明確な目的に従って必要なスキルや知識を学べる研修を実施することが大切です。また、資格取得や能力開発を目的とした研修とは異なり、新人研修では複数の知識やスキルをまとめて教育することが重要なポイントとなるのを念頭におきましょう。したがって、効果的な研修を実施するには以下のポイントを押さえることが大切です。

・新入社員の現状（知識やスキルレベルなど）を把握する
・自社で働く上で必要な基礎的な知識やスキルを洗い出す
・効率的に基礎的な知識やスキルを網羅するための研修プログラムを作成する

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある社員研修会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

新人研修はさまざまなスタイルで実施できますが、ここでは代表的な4つの研修方法を紹介します。自社の環境やニーズ、予算、習得して欲しい知識やスキルの内容などに合わせて相性の良い研修方法を選ぶ際の参考にしてください。

プロの講師を派遣してもらい新人研修を行う方法です。講師派遣型研修のメリットは、依頼企業の課題やニーズに合わせて、マッチするプロの講師から研修を受けられる点です。派遣される講師は教育する分野に詳しいだけでなく、「新入社員向けに教えるスキル・ノウハウ」を有しているため、質の高い研修を実現できる期待が高くなります。ただし、実務的な内容を含む場合、講師1人でケアできるのは25～30名程度であるため、大人数の研修を希望する場合には注意しましょう。

自社の従業員だけに個別で研修を実施するタイプの新人研修では、既存のプログラムを利用できるだけでなく、自社のニーズに合わせて内容をアレンジすることも可能です。また、社員研修会社によっては、顧客固有のさまざまなニーズや目的をプログラム・運営に反映した完全オリジナル型の研修に対応できるところもあるため、ニーズによりフィットした質の高い研修を希望する方に適しています。

外部で開催される公開型研修は、さまざまな企業や組織に所属する従業員が1ヵ所に集まって受講するタイプの研修です。大きなメリットは少数でも参加できる点に加え、他社の従業員とコミュニケーションが取れる点です。企業・組織の垣根を超えて参加者同士が交わりを持ちながら研修を進めることにより、社内では得られない刺激を得られるだけでなく、自分の課題や優れている点に気づくことができるため、研修内容以外での収穫にも期待できます。

リモートやオンライン化は急速に加速していますが、新人研修でもeラーニングをはじめとしたオンライン型研修は数多く用意されています。オンライン型研修は、プログラム内容が決まったものを受講することもできますが、社員研修会社によってはオリジナルのカリキュラムを組んだ上でオンライン研修まで実施してくれるケースもありますので、予算やニーズに合わせて相性の良いものを選ぶと良いでしょう。

新人研修の費用は前述した研修方法によって異なるため、今回は主な研修方法別の費用相場を紹介します。

新人研修の費用は、日数や人数、受講場所など組み合わせられる要素によって大きく変動します。例えば合宿形式のような泊まり込みで1週間～2週間みっちり研修するスタイルの場合には、参加者20～30名で150万～250万円程度の費用が相場です。

新人研修は自社で完結することも可能ですが、ここでは外注した際のメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

まずは新人研修を外注する主なメリットを紹介します。

・研修に関するノウハウが豊富なプロの手を借りることで、研修そのものの質を高められる
・研修プログラムの作成やスケジュール調整など、社内の工数を大幅に削減できる
・さまざまな研修方法の中から自社に合ったものを選べる
・社内には新たな視点や価値観に触れられる
・研修分野に関する最新情報や知識を学べる
・アンケートやテスト結果などから成果を客観的にチェックできる

次に、新人研修を外注する主なデメリットを紹介します。

・内製化よりもコストがかかる
・プログラムが自社のニーズや目的に合わない可能性がある

コストについては公開型研修やオンライン型研修を選択することにより抑えやすくなります。また、プログラム内容については、事前に外注先と自社のニーズや研修内容について入念に打ち合わせを行っておけば、失敗のリスクを大幅に削減できるでしょう。

新人研修で失敗しないためには以下に示すポイントを心がけることが大切です。

・自社の経営戦略や新入社員のレベルに合わせて「研修の目的」をあらかじめ明確にする
・参加者の理解度・習得度に応じた研修プログラムを用意する
・参加者の疑問や質問を解消しやすい環境を整える
・研修後の継続的なフォローにも力を入れる
・内製化が難しいと感じた場合は、必要に応じてプロの手を借りる

今回は新人研修の費用相場についても紹介しましたが、「実際に自社の希望する新人研修を実施した場合の相場感」が気になる方に向けて、便利な料金シミュレーターを用意しましたので、ぜひご活用ください。

新人研修の費用は、研修方法、プログラムの内容、日数、人数、実施場所などさまざまな要因によって大きく左右されますが、大切なのは「費用に見合った効果を得ること」。質を重視したいのであれば、やはりプロの手を借りるのがおすすめです。アイミツでは社員研修会社に関する情報を数多く取り揃えていますので、外注をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。お客様のお悩みや要望を踏まえて、相性の良さそうな会社を紹介させていただきます。

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