オフィス清掃の料金相場|当社取引事例や清掃会社の選び方も紹介【2025年最新版】

オフィス清掃は、従業員の働く環境を衛生的に保つのはもちろん、お客様への印象を良くするために非常に重要です。しかし、オフィス清掃を外部に委託する場合、広さや清掃内容によって費用が変わるため、予算がどの程度必要なのか悩んでしまうことも多いでしょう。
そこで今回、60万件以上の企業間受発注のマッチング実績を誇る当社の取引データを調査。より実態に即したオフィス清掃の費用相場を解説します。実際の見積もり内容もご紹介するので、適正料金を確かめるためにぜひご活用ください。
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オフィス清掃の相場(当社PRONIアイミツの取引実績を分析)
今回60万件以上の企業間受発注のマッチング実績を誇る当社が、2020年1月〜2025年8月までのオフィス清掃発注内容を分析すると、発注平均額は約27万円、発注中央値は約9万円でした。

表からも見てわかる通り、オフィス清掃発注の約40%程度が10万~50万円未満でボリュームゾーンとなっており、この割合が発注平均額の理由と考えられます。また、10万円未満の割合が約50%であるため、平均額が中央値より高くなっています。当社PRONIアイミツでは、より手軽な10万円以下のオフィス清掃の取引を多くサポートしているのがおわかりいただけるでしょう。
※当社の提供する受発注マッチングサービス「PRONIアイミツ」を介したオフィス清掃の取引データ(2020年1月〜2025年8月)
オフィス清掃の種類(日常清掃と定期清掃の特徴)
オフィス清掃には、掃除機やごみ捨てなどの「日常清掃」と、ワックスがけやエアコン清掃などの通常では行わない「定期清掃」があります。PRONIアイミツでの発注割合は概ね半々ですが、日常清掃の方がわずかではありますが多い傾向です。日常清掃はオフィスの環境を整えるために重要であり、新規開業やオフィス移転の際に、新しくオフィス清掃会社を選定する企業が多く、当社PRONIアイミツでも取引を支援しています。

※当社の提供する受発注マッチングサービス「PRONIアイミツ」を介したオフィス清掃の取引データ(2020年1月〜2025年8月)
以下からは、日常清掃と定期清掃の詳しい特徴を解説します。
日常清掃
日常清掃は、オフィス内の美観と衛生を日々維持/管理するために、比較的軽い汚れやゴミを取り除く作業です。具体的には、執務室の掃除機がけ、ゴミ回収、トイレや給湯室の簡単な清掃などが含まれます。作業頻度は週1回から週5回まで選べるため、来客頻度や従業員数に応じて頻度を調整することが可能。オフィスを常に清潔に保ち、従業員の健康とモチベーションを維持する上で基礎となるサービスです。
定期清掃
定期清掃は、日常清掃では対応しきれない専門性の高い清掃を、特定の期間ごと(月1回〜年数回など)に行うサービスです。主な作業内容には、専門的な機材を使った床/フロアの洗浄やワックスがけ、カーペットクリーニング、業務用エアコンの分解洗浄、窓ガラスの清掃などが挙げられます。美観を向上させるだけでなく、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持する目的もあります。多くの場合、日常清掃とは別で費用が発生します。
日常清掃の料金相場
日常清掃の料金は、週1回で1回あたり2時間程度の作業を依頼した場合、月額1万5,000円からが一般的な料金相場です。週5回(毎日)の清掃では月額5万5,000円前後が目安となります。
| 回数 | 料金相場(月額) |
|---|---|
| 週1回 | 1万5,000円~ |
| 週2回 | 2万5,000円~ |
| 週3回 | 3万5,000円~ |
| 週4回 | 4万5,000円~ |
| 週5回 | 5万5,000円~ |
料金は清掃の頻度と作業時間、オフィスの広さによって大きく変動します。また、多くの業者は清掃道具を持参するため、初期費用を抑えられますが、清掃範囲や作業スタッフの人数によって料金が変動することを理解しておくことが重要です。
当社PRONIアイミツの日常清掃取引事例
ここからは、当社PRONIアイミツの2020年1月~2025年8月におけるオフィスの日常清掃の取引事例を実際の見積もり内容と共にご紹介します。
月2回(2週間に1回)の日常清掃の事例
月2回(2週間に1回)の日常清掃を実施した場合の料金は、月額1万2,100円(税込)でした。これまで従業員が日常の清掃やゴミ出しをしていたが、負担軽減のためにオフィス清掃会社の利用を依頼した事例です。
- 月2回(2週間に1回)の日常清掃
-
- 顧客業界:AIシステム開発、商品開発
- 清掃個所の広さ: 40.61坪
- 回数:月2回、2週間に1回
- 日常清掃料金:月額1万2,100円(税込)
週2回の日常清掃の事例
週2回(月8回程度)の日常清掃を実施した場合の料金は、月額4万8,400円(税込)でした。オフィス移転のため日常清掃をオフィス清掃会社に依頼した事例です。
- 週2回の日常清掃
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- 顧客業界:業務コンサルティング
- 従業員規模:50~99名
- 清掃個所の広さ:49坪程度
- 回数:週2回、月8回程度
- 日常清掃料金:月額4万8,400円(税込)
週5回の日常清掃の事例
月曜~金曜日の週5回の日常清掃を実施した場合の料金は、月額15万4,000円(税込)でした。利用している清掃会社のクオリティに満足できないため、オフィス清掃会社の切り替えを依頼した事例です。
- 週5回の日常清掃
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- 顧客業界:アパレル
- 従業員規模:50~99名
- 清掃個所の広さ:ビル4フロア(全体約729㎡)
- 回数:週5回(月曜~金曜日、月20回程度)
- 日常清掃料金:月額15万4,000円(税込)
実際の見積事例をもとにしたシミュレーターで、オフィス清掃の費用を簡単に試算できます。 下のボタンから、条件を入力して目安金額を確認してください。
定期清掃の料金相場
定期清掃の料金相場は、当社PRONIアイミツでも発注の多いフロアクリーニングが2万~3万円程度、エアコン清掃が1台あたり2万~3万8,000円程度です。
その他の定期清掃の料金相場は、以下の表の通りです。
| 清掃内容 | 料金相場 |
|---|---|
| フロアクリーニング | 2万~3万円程度/100㎡ |
| カーペットクリーニング | 2万5,000~3万5,000円程度/100㎡ |
| エアコン清掃 (埋め込み型) | 2万~3万8,000円程度/1台 |
| トイレ清掃 | 5,000〜1万円程度/1基 |
| 窓ガラス清掃 | 2万5,000〜4万円/100㎡ |
定期清掃は、日常清掃では落とせない頑固な汚れや専門的なメンテナンスを目的とするため、料金は面積や台数、作業難易度に応じて単発で発生します。特にフロアクリーニングは、一般的なオフィス面積である100㎡を目安に料金が設定されることが多いです。また、エアコン清掃は壁掛け型や設置場所によって、窓ガラス清掃は高所作業の有無や使用する機材によって費用は大きく変動するため、最終的な費用は必ず現地調査の上で見積もりを取りましょう。
以下からは、基本清掃の清掃内容ごとに詳しく解説していきます。
フロアクリーニング
フロアクリーニングの料金は、100㎡あたり2万〜3万円程度が相場です。日常清掃では除去できない床材(Pタイル、フローリングなど)の黒ずみや頑固な汚れを、専用の機材と洗剤で徹底的に除去し、保護のためにワックスを塗布する作業です。ワックスを定期的に塗布することで、床を傷や汚れから守り、美観を長く保つ効果があります。一般的に、オフィスでは半年に1回から年に2回程度の頻度で依頼することが推奨されます。見た目の清潔感を大きく左右するため、特に来客が多いオフィスでは重要度の高い清掃です。
剥離洗浄もおすすめ
剥離洗浄とは、専用の強力な剥離剤を使用して、長年の間に塗り重ねられた古いワックス層をすべて除去し、床材を素材本来の状態にリセットする特殊な清掃方法です。ワックスの蓄積による黒ずみやくすみを根本から解消し、床面を新品同様の状態に戻してから、改めて新しいワックスを塗布し直します。
通常のフロアクリーニングとは完成度が大幅に異なり、床の光沢が劇的に回復します。ただし、剥離剤の調合、洗浄、汚水回収、再ワックスがけなど工程が非常に多く、高度な技術も要するため、費用は通常のフロアクリーニングの2倍以上となることが一般的です。数年に一度、床の美観を徹底的に回復させたい場合に検討をおすすめします。
カーペットクリーニング
カーペットクリーニングの費用は、100㎡あたり2万5,000〜3万5,000円程度が相場となります。掃除機では吸い取れない、繊維の奥に入り込んだホコリ、ダニ、花粉、そして飲みこぼしなどによるシミやニオイを専用の機材と洗剤で除去する清掃です。
カーペットは汚れが蓄積すると不衛生になりがちですが、このクリーニングを行うことで、衛生環境を改善し、オフィスの空気の質向上にもつながります。また、カーペットの寿命を延ばし、張り替えコストを削減する効果も期待できるでしょう。
カーペットのリセット清掃もおすすめ
通常のカーペットクリーニング(表面洗浄)よりも徹底した洗浄を望む場合は、カーペットタイルのリセット清掃がおすすめです。これは、オフィスで使用されているタイルカーペットを1枚ずつ取り外し、専用の機材と薬剤で丸洗いする特殊な清掃方法です。リセット清掃により、繊維の奥の臭いや頑固な汚れまで完全に除去され、まるで張り替えたかのような新品同様の仕上がりが実現できます。
高い効果が得られる一方で、対応できる専門業者や機材が限られており、料金は個別見積もりとなることがほとんど。依頼を検討する際は、対応実績のある清掃会社か事前に確認が必要です。環境配慮の観点からも注目されており、カーペットの寿命を最大限に延ばしたい場合に非常に有効でしょう。
エアコン清掃
天井に埋め込まれているタイプの業務用エアコン清掃は、1台あたり2万円〜3万8,000円程度が費用相場です。熱交換器やファンなど、普段手が届かない内部を分解し、専用の高圧洗浄機と洗剤でカビやホコリを徹底的に除去する清掃です。清掃費用は高めですが、これにより冷暖房効率が向上し、電気代の節約や故障リスクの低減につながるでしょう。また、カビやハウスダストが原因で発生するニオイやアレルギー対策としても重要です。エアコン清掃は年に1回の実施が推奨されています。
比較的清掃が容易な壁掛け型の場合は、1台あたり1万〜2万円程度が目安です。
トイレ清掃
トイレ清掃の費用相場は、 便器1基あたり5,000〜1万円程度で依頼できます。日常清掃では落ちにくい便器内の尿石や、床や壁の飛び散り汚れ、頑固なカビなどを、専用の酸性洗剤やブラシを用いて徹底的に除去する特別清掃です。トイレはオフィスの衛生状態や来客からの印象を大きく左右する場所であり、臭いの発生源となる尿石や、見えない場所の黒カビを定期的に除去することで、清潔感を保ちます。特に、利用頻度の高いオフィスや、水垢が目立ちやすい給湯室と合わせて依頼されることも多いサービスです。
窓ガラス清掃
オフィスの窓ガラス清掃は、100㎡あたりの料金相場が2万5,000〜4万円程度が目安ですが、これは比較的容易な手の届く範囲の作業を想定しています。オフィスビルの高層階や特殊な構造の窓、または手の届かない高所の窓ガラス清掃を依頼する場合、ロープでの吊り下げ作業や高所作業車の使用が必要となるため、費用は大きく変動し高額になるでしょう。
ロープでの吊り下げ作業や高所作業車の使用には、専門的な技術と「ゴンドラ操作」「高所作業車運転技能」などの資格を持つ専門スタッフが必要です。安全管理の徹底が求められるため、清掃会社を選定する際は、料金だけでなく実績と資格の有無を必ず確認しましょう。
当社PRONIアイミツの定期清掃取引事例
ここからは、当社PRONIアイミツの2020年1月~2025年8月におけるオフィスの定期清掃の取引事例を実際の見積もり内容と共にご紹介します。
PRONIアイミツではさまざまな定期清掃の取引実績がありますが、飲食店やクリニック/サロンなどの店舗定期清掃の相談も複数取引があります。店舗の定期清掃の取引事例も詳しい見積もりと共にご紹介するので、店舗経営の方は、ぜひ参考にしてください。
エアコン清掃の事例
営業時間外でのエアコン清掃を依頼した際の料金は、13万2,000円(税込)でした。オフィスに設置してあるエアコン数台の清掃をはじめて依頼する事例です。
- エアコン清掃の事例
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- 顧客業界:電子/電気機械の輸出入、製造、国内 販売
- 従業員規模:1~9名
- エアコンの台数:業務用(埋込式)2~3台、壁掛け型3台
- 清掃時間:営業時間外を希望、土日対応希望
- エアコン清掃料金:13万2,000円(税込)
カーペットクリーニングの事例
自社ビル内でのカーペットクリーニングを依頼した際の料金は、14万5,200円(税込)でした。自社ビル内でフロアを移転する際に、移転先のカーペットを洗浄したいという事例です。
- カーペットクリーニングの事例
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- 顧客業界:子供服製造、卸し、直売
- 従業員規模:500~999名
- 清掃面積:600㎡(1フロア200㎡×3フロア)
- 清掃内容:カーペットクリーニング(OAフロアーシャンピング&リンス)
- カーペットクリーニング料金:14万5,200円(税込)
店舗定期清掃の事例
新たにカフェをオープンしたため、店舗の定期清掃を依頼した際の料金は、3万5,200円(税込)でした。新規店舗のフロアや窓ガラスの清掃を依頼した事例です。
- 店舗定期清掃の事例
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- 顧客業界:カフェ
- 従業員規模:50~99名
- 清掃面積:32~33坪
- 清掃内容:月1~2回のカフェの定期清掃
- 店舗定期清掃料金:3万5,200円(税込)

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失敗しないオフィス清掃会社の選び方
最後に、オフィス清掃会社を選ぶ際に失敗しないためのポイントをご紹介します。
対応エリアや時間帯
オフィス清掃会社を選ぶ際、最も基本的な確認事項は、自社オフィスがサービス提供エリア内にあるか、そして希望する清掃時間帯に対応可能かどうかです。多くの企業は、従業員の業務に影響が出ないよう、始業前(早朝)や終業後(夜間)、または休日の清掃を希望します。要望している時間帯に対応しているか、またその場合の割増料金の有無を必ず確認しましょう。また、自社と同規模/同業種のオフィス清掃実績が豊富にあるかどうかも、オフィス清掃会社を選ぶ上での重要な判断基準となります。
見積もりや料金体系が明確か
オフィス清掃会社を選ぶ上で最も慎重になるべきは、提出された見積もりの「透明性」です。単に総額が安いからと選ぶのではなく、作業ごとの料金内訳や算出根拠が詳細に明記されているかを必ず確認してください。「清掃作業一式」といった曖昧な表現でまとめられている場合、後から追加費用を請求されるリスクや、想定していた清掃内容が含まれていない可能性があります。また、清掃の頻度や人数によって料金が変わる「料金体系」全体を理解し、追加費用が発生する条件(高所作業、特別洗剤の使用など)についても事前に書面で明確にしておくことが、費用の適正化に繋がるでしょう。
清掃スタッフの教育や管理体制
清掃サービスは人が提供するものであるため、現場で作業するスタッフの教育や管理体制でサービスの品質が決まります。オフィス清掃会社が、技術的なスキルアップのための研修はもちろん、接客マナーやセキュリティ意識に関する教育を徹底しているかを確認しましょう。特に、機密情報が多数存在するオフィスでの作業において、鍵の取り扱いや情報管理に関する教育は不可欠です。特殊な清掃には専門資格を持つスタッフが在籍しているか、清掃内容のバラつきを防ぐための作業管理体制が整備されているかどうかも、高品質なサービスを見極める重要なポイントになります。
損害賠償など万が一のトラブル対応
オフィス清掃を依頼する際、清掃中の物品破損や、スタッフの過失による事故など、万が一のトラブルへの備えを確認しておくことは非常に重要です。具体的には、依頼を検討している清掃会社が、これらの損害をカバーできる損害賠償保険(請負業者賠償責任保険など)に加入しているかを必ずチェックしましょう。保険に加入していれば、高価な機器や備品を破損した場合でも適切な補償を受けることができ、リスクを最小限に抑えられます。また、トラブル発生時の報告や対応フローが明確に定められているかどうかも、信頼できる会社を選ぶ上での判断基準となるでしょう。
無料で相談できる!オフィス清掃料金や会社選びでお悩みならPRONIアイミツへ
今回は、オフィス清掃の料金相場を日常清掃と定期清掃に分けて解説すると共に、当社PRONIアイミツで実際に発注のあったオフィス清掃の取引事例もご紹介しました。オフィス清掃は、内容はもちろんオフィスの広さや稼働する人員の数などで費用が変わるため、しっかりと見積もりを取って費用を確認しましょう。
今すぐに、条件にあうオフィス清掃会社を見つけたい方は、PRONIアイミツのコンシェルジュサービスをご利用ください。あなたのご要望を丁寧にヒアリングした上で、おすすめのオフィス清掃会社を複数無料でご提案します。一括見積もりも可能なので、お気軽にお問い合わせください。
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