アフィリエイト広告の掲載費用相場はいくら?【2024年最新版】
成果報酬型広告の代名詞的存在として、インターネット黎明期から多くの企業に利用されてきたアフィリエイト広告。成功事例も多く、化粧品のネット通販を手がけるある企業では、アフィリエイト広告を通じて、1ヵ月間の注文件数を12倍以上に伸ばしました。
今回はそんなアフィリエイト広告の料金相場を詳しく解説。出稿を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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アフィリエイト広告とは?
まずはアフィリエイト広告の概要についてあらためて整理しておきましょう。
アフィリエイト広告は、個人のブログや法人の運営するポータルサイト、ソーシャルメディアなどに配信される、成果報酬型のネット広告です。ネットユーザーがブログやWebメディアを訪れ、掲載中の広告を経由して商品やサービスを購入すると、広告主から媒体主(ブログやサイトの運営者=アフィリエイター)へ報酬が支払われます。また、契約方法によってはクリック、インプレッション(広告表示)単位での支払いも可能です。
数あるネット広告のなかでもその歴史は古く、世界初のアフィリエイト広告がリリースされたのが1996年。当時創業3年目のAmazon.comが、自社サイトにリンクを貼ってくれるユーザーへ向けて始めた「Amazonアソシエイト」を皮切りに、1999年には日本でもバリューコマース社がアフィリエイトサービスをスタートしました。現在、国内の市場規模は大きく、サイトを収益化したい媒体主と広告主をつなぐサービスとして、幅広く利用されています。
アフィリエイト広告の仕組み
アフィリエイト広告の出稿にあたっては、広告主が媒体主と直接交渉することもできますが、報酬額の取り決めや配信設定に相応の手間がともなうこともあり、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる仲介業者を経由するのが一般的です。日本国内の代表的なASPとしては、「A8.net」(株式会社ファンコミュニケーションズ)、「JANet」(株式会社アドウェイズ)、前述の「バリューコマース」など。
広告主はこれらASPと契約を結び、初期費用や月額費用と引き換えに、ASPに登録済みの媒体へ広告を配信。コンバージョンなどの成果に応じて媒体主へ報酬、ASPに手数料を支払うというのが、アフィリエイト広告の基本的な仕組みです。
広告主側から見たアフィリエイト広告のメリット
続いてはメリットについて。他の広告と比べ、アフィリエイト広告は広告主にとってどんな利点があるのでしょうか?大きく3つに分けてご紹介します。
1.スモールスタートできる
1つめのメリットは、スモールスタートできること。
詳しくは次章で解説しますが、アフィリエイト広告を仲介するASPのほとんどは、無料もしくは数万円前後までの初期費用+月額数万円程度の基本料を支払うことで契約できます。広告配信後に成果が出なければ、報酬や手数料はかかりません。
初期投資だけで100万円以上のコストのかかることが多いマスメディア広告や交通広告と比べると出稿のハードルが低く、予算の限られる中小・ベンチャー企業も気兼ねなくスタートできるでしょう。
2.報酬額をコントロールできる
アフィリエイト広告では、何を成果と見なすか、成果1件につき何円の報酬を支払うか、すべて広告主側で決められます。リスティング広告のようにキーワードや競合の動向によって広告費が高騰したり、成果が出ていないにもかかわらず広告の掲載費用だけがかさんでしまったりすることはありません。
成果の定義を定め、報酬額をコントロールすることで、常に一定以上の費用対効果を確保できるのも、アフィリエイト広告ならではの大きなメリットだと思います。
3.集客の手間が省ける
ブログやポータルサイトを運営する媒体主(アフィリエイター)にとって、広告収入は文字どおり運用の生命線。
媒体主の多くは、より多くのユーザーを集め、広告収入を得るために、サイトの導線やデザイン、コンテンツに工夫を凝らしています。そうした取り組みを通じて月間100万以上のPV(ページビュー)を獲得しているブログも少なくありません。
対価として報酬を支払う必要はあるものの、接触者数の大きいサイトに広告を配信することで、自社で集客する手間・リソースを省けるのも、アフィリエイト広告の見逃せないメリットです。
アフィリエイト広告の費用相場
ここからはアフィリエイト広告の費用の相場について、4つの内訳費用別にご紹介していきます。
項目 | 平均的な費用感 |
初期費用 | 4万~5万円前後 |
月額費用 | 3万~5万円前後 |
成果報酬 | 定率型:商品販売価格の数パーセント 定額型:1件成約につき定額を支払う |
手数料 | 媒体主に支払う報酬額の30%前後 |
1.初期費用
ASPが提供する広告配信システムのアカウント設定料や契約手数料として、契約初月のみ発生する費用です。ASPごとの金額差はそれほど大きくなく、4万~5万円前後が一般的な相場。ネット広告市場の拡大にともない、ASP同士の競争が進むなか、最近では初期費用0円のアフィリエイト広告サービスも増えてきています。
2.月額費用
ASPとの契約後、広告成果の有無を問わず毎月定額で発生する費用です。一般的な相場としては、月額3万~5万円前後。ASPの多くは複数の料金プランを用意しており、基本的に契約期間が長くなるほど、月額費用が安くなることが多いようです。初期費用と同様、近年では月額費用無料のASPも数多く見られます。しかし、利用できるサービスが限定されている場合もあるため、しっかりと検討しましょう。
3.成果報酬
商品の購入、会員登録、サービスの利用申し込みなど、アフィリエイト広告の成果が発生した際に媒体主へ支払う費用です。商材、単価、購入頻度を加味したうえで、広告主側の任意で金額を決められます。
一般的な相場としては、アパレル商材やアクセサリーが購入単価の5~10%前後。エステサロンなどの美容関連サービスが1件につき5,000~1万円前後。ファストファッションなど低単価の商材では、20%以上に設定されることもあるようです。
一方、コスメや健康食品といった商材では、一度コンバージョンを得られればその後も継続的な購入が見込めるため、商品単価を上回る報酬額(小売価格の150%、300%など)が設定されることもあります。
4.手数料
報酬が発生した際にASPへ支払うマージンです。ほとんどのASPで媒体主に支払う報酬額の30%前後、高くても35%前後に設定されています。ただ、初期費用や月額費用が極端に安かったり、無料だったりする場合は、その分だけ手数料が割高になることもあるようなので、事前にしっかりチェックしておきましょう。
アイミツでの取引事例
ここからは実際にあった取引事例をご紹介します。
費目 | 金額 | 備考 |
成果単価① | 1500円 | |
成果単価② | 350円 |
実際にあった取引事例をご紹介しました。今回のように施策内容によって単価にかなり差が出てしまうこともあるようです。ご自身の想定するアフィリエイト広告がいくらでできるのか気になりましたらお気軽にお問い合わせください。
アフィリエイト広告の見落としがちな費用にも注意
大手ASPのなかには、常時1万件を超えるアフィリエイト案件が登録されているサービスも少なくなく、報酬額を高額に設定しても、媒体主(アフィリエイター)が自社の広告を選んでくれるとは限りません。
そうした場合、アフィリエイト広告の配信面を確保するために、ASPのシステムの管理画面上に媒体主向けのバナー広告を出稿したり、別途メルマガを配信したりする必要があります。
業種や取り扱う商材によってはアフィリエイターの募集費用に数十万円単位のコストがかかることもあるので、あらかじめ余裕を持って予算を確保しておきましょう。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるネット広告会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
アフィリエイト広告の実際の料金は?ASP3社
ここからは、アフィリエイト広告出稿に実際にかかってくる費用をASPごとで3社ご紹介します。
1.A8.net
■初期費用:5万円
■月額費用:3万3,000~4万円
■手数料:報酬額の30%
※いずれも税別
※月額費用は契約期間(6ヵ月~18ヵ月)に応じて変動
2.バリューコマース
■初期費用:5万5,000円
■月額費用:5万5,000円
■手数料:報酬額の31.5%
※いずれも税込。ベーシックプランの場合
※別途前払いデポジット方式のライトプランあり
3.JANet
■初期費用:5万円
■月額費用:4万円
■手数料:要問い合わせ
※いずれも税別
アフィリエイト広告の費用対効果を高めるために
ここではアフィリエイト広告を運用していくうえでのポイントについて。大きく3つに分けてご紹介します。
1.商材との相性を見極める
最初のステップは商材との相性を見極めること。一般的にアフィリエイト広告に適していると言われるのは、手軽に購入できる日用品や雑貨、アパレル商材、食品、低単価の美容系サービスなどです。
アフィリエイト広告の多くは個人ユーザーが日常的に楽しむブログやポータルサイト、SNSに配信されます。そのため、不動産や高級スポーツカーといった高額商材、専門性の高いニッチなサービスの販促・利用者拡大にはあまり向いていません。
また、他の広告と比べて配信面が非常に広く、エリアマーケティングにも適しているとは言えません。地域密着型のサービスを提供している企業は、リスティング広告や交通広告から優先的に検討した方が良いでしょう。
2.業種・商材にマッチするASPを選ぶ
ここまで見てきたとおり、費用についてはASP各社ともにそれほど大きな違いはありません。ただし、得意とするジャンルや登録しているアフィリエイターの属性は各社さまざま。たとえば、上記で取り上げた3社のうち、JANetは金融・信販やデジタルコンテンツ販売に強みを持ち、関連メディアを運営している多くのブロガーが登録しています。新規会員を獲得したい決済アプリ運営会社や、電子書籍、動画コンテンツを取り扱う企業には心強いパートナーになるでしょう。
自社の業種・商材を鑑みたうえで、適したASPと契約するのも大事なポイントです。
3.ランディングページを最適化する
ブログをはじめとするアフィリエイターのコンテンツを経由して見込み顧客を集められるのは、アフィリエイト広告の大きなメリットですが、購入判断の鍵となるのはあくまで広告のリンク先。どんなにトラフィックが大きい人気ブログに広告を配信しても、キャッチコピーとランディングページの情報が食い違っていたり、購入ステップが煩雑だったりすると、コンバージョンを得るのは難しくなります。他のインターネット広告同様、情報の正確性とユーザビリティを念頭に置いてランディングページを最適化しましょう。
【料金シミュレーター】ネット広告の相場感を今すぐチェック!
アイミツでは無料で利用できる料金シミュレーターをご用意しています。業種、媒体など4項目を入力するだけで、ネット広告の相場感を把握することが可能です。ここまでの内容とあわせてぜひお役立てください。
【まとめ】アフィリエイト広告の依頼ならネット広告会社へ
今回はアフィリエイト広告の概要・メリットとあわせて、出稿の際にかかる一般的な費用の相場をご紹介しました。しかし、自社に最適なアフィリエイト広告やASPを判断するのはなかなか時間がかかるでしょう。そういった際は、アフィリエイト広告に強いネット広告会社に相談するのも良い方法です。アフィリエイト広告の運用代行なども相談可能なため初めて出稿する方には安心できるパートナーといえます。
なお、アイミツではみなさまからのご相談を無料で承っています。ご予算・ご要望に応じてアフィリエイト広告に強いネット広告会社をご紹介可能です。アフィリエイト広告の出稿を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。
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