太陽光発電の保険種類とメーカー保証の特徴【2024年最新版】
太陽光発電の導入にあたっては、トラブルの可能性を踏まえた対策が重要です。中でも万が一の際に補償を受けられる保険への加入は必須といっても過言ではありません。
本記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、保険会社が提供している太陽光発電の保証の種類をご紹介!保険料の相場やメーカー保証との違いまで詳しく解説していきます。
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メーカー保証の内容
太陽光発電のメーカー保証は大きく分けて「製品保証」と「出力保証」の2種類があり、保証内容や適用条件はそれぞれ異なります。以下で詳しく解説します。
製品保証
「製品保証」は、製造上で生じた不具合に対する保証です。保証の対象は太陽光パネルのみとするメーカーもあれば、パワーコンディショナー(パワコン)や架台などの周辺機器も含めて保証しているメーカーもあります。
あくまでも製造上での不具合への保証であるため、自然災害が適用外という点には注意が必要です。また、故意に破損させた場合や本来の方法意外で使用して故障させた場合も適用外となります。
製品補償は日本産業規格(JIS)によって「最低でも10年の無料保証期間を定める」という基準が定められていることから、10〜15年を保証期間とするメーカーが目立ちます。
出力保証
「出力保証」は発電量の低下に対する保証で、製品に不具合のない状態で発電量が低下し、メーカーの定めた出力値を下回った際に適用されます。保証期間は20年が一般的とされていますが、近年は25年を保証期間とするメーカーもあるようです。
出力保証を受けるには使用者からメーカーへの申請が必要で、さらに「発電量が低下していること」を証明することが条件となっているため、太陽光発電の設置後は定期的に出力量を確認しておくことが大切です。
太陽光発電の保険種類
保険会社のサービスならば、メーカー保証では補えない太陽光発電の損害もカバーが可能です。保険にはさまざまな種類があるため、設備環境に合ったものへ加入するとよいでしょう。
火災保険
「火災保険」は火事や落雷、台風・竜巻、豪雨などの自然災害によって生まれた損害を補償するものです。電気のショートや過電流といった電気的・機械的な事故も補償の対象となっています。
火災保険と近しい保険として「動産総合保険」があげられますが、こちらは電気的・機械的な事故は補償の対象外。ただし火災保険では対象外の盗難や不測かつ突発的な事故は補償されます。
休業保険
「休業保険」は火事や自然災害、飛来物などによって太陽光発電システムが損傷・破損し、発電が停止した場合の損害を補償するものです。火災保険や動産総合保険ではシステムの修復にかかる費用が補償されますが、システムの停止によって減少した売電収入は補償されません。
破損範囲が広く復旧に時間を要する場合、企業は大きな損失を抱えることになります。本来得られるはずだった売電収入の補償を得たいのなら、火災保険や動産総合保険とあわせて休業保険へ加入するとよいでしょう。
損害賠償責任保険
「損害賠償責任保険」は、太陽光発電によって他者へ損害を与えてしまった時のための保険です。強風によって太陽光パネルが吹き飛び、近隣の建設物や自動車などを損傷させた場合や、誰かに怪我をさせてしまった場合に適用されます。
太陽光パネルの設置場所の周辺に建物や、交通量の多い道路があるという場合は自然災害の発生時に大きな損害を与えてしまう可能性もゼロではありません。万が一の事態に備えて、加入を検討してみてもいいかもしれません。
地震保険
「地震保険」は、文字どおり地震によって生まれた損害を補償する保険です。単体での契約は不可となっているため、火災保険とあわせて加入する必要があります。「地震大国」とも呼ばれる日本では大規模な地震が発生するリスクも高く、それによる被害が広がる可能性も十分に考えられます。火災保険では補償されない範囲を補いたいという場合は、地震保険への加入も検討しましょう。
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太陽光発電の保険料相場
太陽光発電の保険料は、設備の設置にかかった費用を目安にするのが一般的です。動産総合保険は初期費用の約3%、そのほかの保険は初期費用の0.3〜3%が年間の保険料と言われています。たとえば発電容量が48kWの場合は、太陽光発電にかかる年間保険料の相場は以下のとおりです。
火災保険:2万円前後
動産総合保険:3万円前後
休業保険:1万円以内
損害賠償責任保険:5,000円前後
しかし、太陽光発電の保険料はプランや都道府県、保険金の額などの条件によって数万円単位の差が生じるもの。特に自然災害の多い地域は高額に設定される傾向にあるため、事前に費用と内容をしっかりと比較しましょう。
施工業者が提供している保険もある
メーカー保証や保険会社のサービスだけでなく、電気工事会社も太陽光発電に関する保険を提供しています。施工中に盗難や事故などのトラブルが発生した際の保険や、太陽光発電を設置した建物に損傷があった際の保険が例としてあげられます。
また、中には保険会社と提携して自然災害を対象とする10年保証を提供している電気工事会社も。保険の有無や内容、条件などは電気工事会社によって異なるため、利用を検討している場合は事前に確認しましょう。
リスクを抑えるには業者の比較も重要
太陽光発電は火災や自然災害による損傷に加えて、周囲への被害などさまざまなリスクが考えられる設備であることから、2020年4月からは資源エネルギー庁によって出力10kW以上の太陽光発電の保険加入が努力義務化されています。太陽光発電の設置にともなう保険加入は、企業が損失を避けるためにも活用すべき制度です。
また、太陽光発電のリスクを抑えるためには、設置を依頼する電気工事会社選びも重要なポイントの1つです。設置だけでなくアフターフォローにも対応しており、災害発生時や保険に関する相談もできる会社なら、より安心して任せられるでしょう。
まとめ
本記事では、太陽光発電のメーカー保証の内容や保険会社による保険の種類、保険料の相場を解説しました。売電収入を期待できる太陽光発電はメリットの大きな設備である一方で、リスク管理が欠かせず、トラブル発生時にも損失を避けられる対策が必要です。太陽光発電に関する知識や技術の豊富な会社に依頼することで、リスクを抑えながら運用していくことができるのではないでしょうか。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う電気工事会社を無料で複数社ご紹介可能です。太陽光発電の設置でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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