業務用防犯カメラのおすすめ10選｜選び方のポイントは？【2024年最新版】

店舗やオフィスのセキュリティ強化において、最も一般的な取り組みとして広く普及しているのが防犯カメラです。防犯カメラの設置は、犯罪行為の抑止力となるだけでなく、実際に反抗が行われた際の動かぬ証拠としても有効です。ただ、防犯カメラとは一言で言ってもその種類は豊富で、一つの製品を選び切ることは難しいものです。今回は業務用防犯カメラの導入を検討している方に向けて、防犯カメラ選びのポイントや、導入を優先的に検討したい人気の業務用防犯カメラについて、ご紹介します。

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業務用防犯カメラの種類は非常に豊富ですが、これは導入先の条件や必要用途に応じて最適なモデルを導入することを想定しているためです。主な業務用防犯カメラの選び方としては、

・使用場所
・使用用途
・電源の取り方
・カメラの形状
・機能

といった点が挙げられます。ここでは、これらの選び方のポイントについて、詳しくご紹介します。防犯カメラの差異についてよく知らないという場合には、まずここで基本的な選び方を理解しましょう。

業務用防犯カメラ選びの1つ目のポイントは、どこに防犯カメラを設置するかです。防犯カメラとは一言で言っても、カメラの設置場所によってカメラに求められる必要要件が大きく変わってくるため、まずはここを明らかにする必要があります。防犯カメラの設置場所としては、やはり屋内に設置するか、屋外に設置するかが大きな違いとなります。屋内に設置する場合、大型のカメラではあまりに目立ってしまうため、オフィスや店舗の本来の機能を損なってしまう可能性があります。逆に屋外の場合、カメラ本体の防水性や防塵性に気を配っておかなければ、短期間で故障してしまったり、カメラが思わぬ破損を受けてしまったりといったリスクが考えられます。

2つ目のポイントは、防犯カメラの使用用途です。「防犯」と名付けられている通り、防犯カメラの本来の役割は犯罪の抑止力となることですが、最近ではそれ以外にも多くの役割を担うこととなっています。犯罪を犯した人物を特定することはもちろんのこと、犯罪まではいかないまでも、店内でトラブルを起こしているクレーマーや悪質な客への対応に応用したりすることも可能です。防犯カメラを店舗改善に活用するケースも増えてきており、防犯カメラの映像をもとに、店舗スタッフの営業活動の様子や顧客対応の様子を記録し、フィードバックに活用している事業者もあります。また、店舗を出入りする顧客の様子を記録し、最も売れている陳列棚の確認や、新商品の注目度の確認に使ったりすることも可能です。今後AIカメラなどが広く普及すれば、よりカメラからの記録情報を有効活用し、データドリブンなマーケティングが進むことになるでしょう。

3つ目のポイントは、防犯カメラに供給する電源事情に合わせた場所取りです。防犯カメラには電源が必要ですが、最近では多様な電源供給手段が確立されています。電源コンセントから直接電力を供給する方法や、内蔵バッテリーから供給し、定期的にバッテリーを交換するもの、さらにはLANケーブルから電源を供給するPoEシステムなどがあり、条件に応じた電力の確保ができます。自社に最適な電源供給方法を確認しておきましょう。

4つ目のポイントは、カメラの形状です。カメラには大きく分けて2つの形状があり、筒状のバレット型と、円形のドーム型があります。バレット型のカメラは存在感があり、犯罪抑止の効果が高いとされている一方、ドーム型は目立たない形状をしており、静かに店舗などを監視するのに適しています。犯罪抑止効果を優先するならバレット型、店内の監視力強化に力を入れたいのであればドーム型など、目的に応じたモデルを導入しましょう。

5つ目のポイントは、カメラ本体の機能です。防犯カメラはただ映像を記録するだけでなく、鮮明な映像や必要な情報を得るためのさまざまな副次機能が実装されているモデルも登場しており、目的に応じた機能を搭載した製品を選ぶことが重要です。例えば夜間の防犯対策や暗室の監視を強化したい場合、ナイトビジョン機能を搭載したモデルの導入がおすすめです。また、一台のカメラで広い範囲を監視したい場合には、広角レンズを搭載したモデルを導入して、死角の少ない監視体制を整備しましょう。

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ここでは、上記の選び方のポイントを踏まえたおすすめの10の防犯カメラをご紹介します。それぞれの製品を比較して、自社に最適なモデルを選びましょう。

PanasonicのWV-X2571LNJは、AI機能を実装した4K画質のドーム型防犯カメラです。最新鋭の4K解像度の画像を最大30フレーム／秒で撮影でき、ネットワーク経由でユーザーへストリーミング配信ができます。高解像度であることを活かし、フルHDカメラの距離2倍、面積4倍の範囲をカバーできる防犯能力を備えており、1台導入するだけで十分な視野の確保が可能です。AIを活用した画像分析能力を備えているため、マーケティングへの応用可能性も備えたハイテクカメラです。

塚本無線のWTW-EGDRY1673PTSは、365万画素を実現する屋外軒下向けの防犯カメラです。機器間Wi-Fi対応IPネットワークを実装しており、インターネット経由で充実の監視体制を実現します。固定アングルでの運用はもちろん、遠隔操作で左右355度と上下93度の旋回能力を有しているため、気になる箇所は手動で確認できるという柔軟性も備えています。集音マイクを内蔵しているため、映像だけでなく音声の記録にも使えるなど、無人で高度なモニタリング体制を整備するのに役立つシステムです。

AXISのM3065-Vは、1080p固定の高画質防犯カメラです。単に画質が良いだけでなく、ワイドダイナミックレンジ（WDR）機能を備えているので、昼間はもちろん、夜間でも優れた可視性を確保し、24時間体制のモニタリングを実現可能です。人間の監視体制を強化するため、内部には顔探知機能を実装しているので、人間の顔に焦点を当てた映像撮影により、表情や人相を正確に読み取ることができます。動体検知や侵入検知機能も実装されているので、不審者を寄せ付けない仕組みづくりを実現します。

ELECOMのSCB-EF4K03は、1,200万画素の全方位撮影が可能なドーム型の防犯カメラです。オフィスやスーパーマーケットなど、広々とした空間をこれ一台でしっかりと捉えることができるため、何台も必要以上にカメラを導入したり、死角が生まれてセキュリティ能力に問題が発生したりする心配はありません。夜間や暗がりは赤外線搭載による暗所撮影が可能となっており、肉眼では不鮮明なエリアも難なく撮影を行えます。映像データはネットワーク経由でPCに保管できるのはもちろん、本体にmicroSDを差し込み、直接映像データを保管することもできます。

日本防犯システムのJS-CW4064は、屋外対応の360度全方位モニタリングが可能な防犯カメラです。高画質で撮影した円形画像の一部を、強力な歪み補正にかけることにより、高画質な1枚の画像として出力できるため、映像が変形して視認しにくいという問題も回避できます。最大IR距離15mで、夜間のモニタリングにも適した撮影能力を備えています。屋外対応ということだけあり、耐衝撃・防塵耐性も整っているので、多少過酷な環境でも問題なく運用可能です。LANケーブル1本で電源供給とデータ出力の両立が可能な点も強みです。

塚本無線のWTW-PRP249GW3は、2560ｘ1920の高解像度で映像出力が可能な高性能防犯カメラです。小型サイズのボディのため、、防犯カメラがいかにも設置されていることによる威圧感を抑えて運用できるのが特徴です。赤外線LEDを3つ搭載。夜間でも昼間のような監視能力を発揮し、犯罪抑止力の向上に貢献します。塚本無線独自の規格であるXPoEシリーズに対応し、これまで塚本無線の防犯カメラを利用していた場合、従来のセットをそのまま転用できるのも強みです。

SpotCamのBCW1は、室内監視に特化したバレット型の防犯カメラです。日中モードや夜間モードの両方を搭載しているだけでなく、これらの機能は自動はもちろん手動でも切り替えが可能なため、想定よりも早く陽の光が落ちた場合や、暗がりの監視を強化したい際に役に立つ機能です。2304 x 1296の2K画質に対応しており、フレームレートは30fpsに達しているため、監視映像として十分なクオリティを常に担保してくれます。動体検知だけでなく、音声検知も行ってくれるので、視覚的に捉えられない情報も音声から取得できます。

SUNEASTの5メガピクセル電動バリフォーカルレンズカメラは、屋内外兼用の高画質ドーム型防犯カメラです。解像度は2560 x 1944と非常に高く、IR距離も40メートルと長いため、日夜を問わず正確に対象を捉えられるモニタリング能力を備えています。IP67規格の防水・防塵規格を備えているので、室内はもちろん屋外でも安心して防犯役を任せられるのが特徴です。電源アダプターを使った電力供給に対応し、バッテリー切れのリスクを恐れることもありません。小型なので必要以上に主張をしない点も強みです。

CanonのVB-S31D Mk IIは、低照度環境でも確実にモニタリングを遂行できる、フルJDのコンパクトドーム型防犯カメラです。独自の映像エンジンであるDIGIC DV IIIを導入しているので、圧倒的な画質と低ノイズ映像をユーザーにリアルタイムで配信できる体制を整えています。また、独自開発の背景差分方式をカメラに実装することで、高度な動体検知や持ち去り検知、さらには音声検知を導入し、無人空間での高度なセキュリティ環境を実現可能です。暗証番号盗み見防止など、プライバシーに配慮した機能を備えている点も強みです。

レッツ・コーポレーションの見張隊エーグル04は、工場や公共施設といった広々とした空間でのモニタリングに適した防犯カメラです。ドーム型とバレット型の両方を導入可能なので、導入場所に応じて最適なカメラを設置できる柔軟性を備えています。家庭用カメラとして販売されているものの、事業者への導入実績も豊富で、複数台のカメラを設置することで、広範囲の監視強化を進められるのが強みです。カメラを購入の際には独自の10インチモニターも付属するので、新たに自社で監視体制を整備する必要もないのが嬉しいポイントです。

防犯カメラは多様なモデルが存在し、それぞれでユニークな強みを有していますが、これらを最大限活用する上で注意しておきたいのが、防犯カメラの設置工事です。どれだけ防犯カメラがスペックに優れていたとしても、正しく設置工事を行えなければ、十分なパフォーマンスを発揮できません。配線や配置がずさんな状態だと、監視業務が滞ってしまったり、カメラの故障や落下などのリスクにもつながってしまいます。また、定期メンテナンスによってカメラの状態を常に万全に備えておく必要もあるため、防犯カメラの設置は経験豊富な電気工事会社に任せるのが賢明です。その際、自社で導入したいカメラの取り扱いがあるかどうかも確認しておきましょう。

本記事では、業務用防犯カメラの選び方や、多くの事業者に導入されている主な防犯カメラのラインナップについてご紹介しました。防犯カメラは優れたスペックを持ったモデルも増えていますが、最大限活用するためにはプロの電気工事会社に依頼するのがおすすめです。アイミツでは、あなたのニーズに最適な電気工事会社をピックアップしてご紹介しています。防犯カメラの設置を検討の際には、お気軽にご相談ください。

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