テナント内装工事費用の相場|オフィス・飲食店・美容室【2024年最新版】
「オフィスビルのテナントで内装工事を検討しているが、費用がかかりそうで心配……」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、テナント内装工事にかかる費用の内訳や相場などをまとめて解説していきます。おオフィスだけでなく飲食店や美容室の内装工事費用も紹介していくので、「テナントを借りるにあたってデザインや内装にいくら必要なのか知りたい」という場合はぜひ参考にしてください。
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内装工事の相場
まずは、内装工事にかかる坪単価や概算を把握しておきましょう。内装工事はスケルトン工事や居抜き物件の改装などに分けられますが、それぞれにどの程度の費用が必要になるかも解説していきます。
坪単価
内装工事の種類は多岐にわたりますが、坪単価としては平均30万〜50万円ほどが相場とされています。実際の工事の際は坪単価と敷地ののべ床面積から工事予算の算出が可能です。坪単価30万円、10坪のオフィス・店舗なら単純計算で「30万円×10坪=300万円」がおおよその内装工事費用となります。
なお、アパレルや雑貨店といった設備投資が抑えられる店舗は坪単価が下がる一方で、レストランや医療施設など特別な機器・設備の必要な場合は坪単価が高額になるため注意が必要です。
物件の状態
内装工事はスケルトン物件の内装工事と居抜き物件の改装に二分されます。スケルトン物件は空間が骨組み(構造体)のみの状態となっている物件を指すもので、スケルトン物件のテナントを借りた場合は内装だけでなく設備の工事も必要です。費用相場は坪単価30万〜50万円ほどとされています。
一方で、居抜き物件は過去のテナントの内装や設備がそのまま残されているため、その状態を改装するだけで内装工事が完了します。スケルトン物件と比較すると費用が安価で、坪単価15万〜30万円が相場です。
内装費用の内訳
スケルトン物件と居抜き物件で内装工事の坪単価に開きが生まれますが、内装費用はどのような内訳となっているのでしょうか。ここからは、内装工事費用の内訳を詳しく解説していきます。
設計費用(デザイン費用)
設計費用・デザイン費用は、オフィスや店舗の内装デザイン・設計にかかる費用です。オフィスデザイン会社や設計事務所などによって費用の算出方法はさまざまですが、基本的には以下の3種類に分けられます。
・総工事費用からの算出
総工事費用の10〜15%が設計費用にあたる
・坪単価からの算出
坪数×工事単価での算出が一般的
・人件費からの算出
人件費からデザイン・設計費用を算出。技術料が加算されることもあるため注意が必要
内装工事費用
内装工事費用は、テナントオフィスや店舗の内装工事にかかる費用のことです。坪単価とのべ面積による算出がベースで30万〜50万円ほどが相場とされていますが、物件の状況や必要な設備などによって大きく変動します。
テナント物件がスケルトンなのか、居抜きなのかによっても費用は変化しますが「居抜き物件だから」といって必ずしも工事費用が抑えられるとは限りません。のちに既存の設備に不備・不具合が発覚しった場合には、設備工事や買い替えなどで費用が膨らんでしまうこともあるでしょう。
設備・備品費用
オフィスや店舗を機能させるためには、内装工事を行うだけでなく設備・機器や備品などを用意する必要があります。その費用にあたるのが設備・備品費用ですが、飲食店やエステサロン、アパレル、食料品店など店舗の種類によって必要な設備・備品は異なるため、相場を明確にするのは難しいかもしれません。
どのような設備・備品が必要になるのかは、前もって洗い出しておくとよいでしょう。
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オフィスの内装費用の相場
テナントオフィスの内装工事は、店舗内装と比較すると特別な設備が不要なことから費用を抑えられる面もありますが、LAN工事などの費用を考慮しなければなりません。ここからは、テナントオフィスの内装費用の内訳について解説します。
設計費用
オフィスの内装工事における設計費用は、オフィスデザイン・レイアウト費用にあたります。動線設計に配慮されつつ、コーポレートカラーなどを取り入れたオフィスにしたいのであれば、オフィスデザイン会社やデザイン事務所に依頼するのが得策でしょう。
費用はオフィスの面積や依頼内容によって異なりますが、相場は20万〜50万円ほど。会議室やパーテーションが多く、デスクレイアウトも細かにデザインしたいという場合はより高額になります。
内装工事費用
内装工事費用は、壁や床、天井などを仕上げるための費用です。金額は物件の状態や依頼内容によってさまざまですが、スケルトン物件の場合は坪単価20万〜40万円、居抜き物件の階層は坪単価15万〜35万円ほどが相場とされています。より費用を抑えたいのなら、内装に使用する素材のグレードにも注目してみてもいいかもしれません。
設備・備品費用
オフィスの内装工事では、電気設備工事や空調喚起設備工事、消防設備工事といった工事も必要不可欠です。業務を行う上で欠かせない電気配線・LAN配線工事、空調喚換気設備工事は50万円を超えることも多く、消防設備工事にも約50万円が必要となります。
この場合も居抜き物件であれば費用を抑えられるため、「できるだけ費用を抑えたい」という場合はスケルトン物件を避けるというのも1つの手段です。
飲食店の内装費用の相場
テナントを借りた飲食店の内装工事は特別な設備が必要になることも多く、費用が高額なる可能性がありますが「何に・どの程度の金額が必要なのか」を把握しておけば、依頼先選びをスムーズに進められるかもしれません。以下からは、各項目の相場を解説します。
設計費用
飲食店の内装工事を行う際のデザイン・設計にかかる費用が設計費用です。内装工事会社に設計・デザインの段階から依頼する場合もあれば、設計・デザインはデザイン事務所や設計事務所などに依頼することも少なくありません。
店舗の面積や業態、依頼内容によって費用は変動しますが、相場は35万〜70万円ほどとされています。関連する費用として、25万〜50万円ほどの設計管理費が発生するケースもあるので注意しましょう。
内装工事費用
店舗の内装デザイン・設計に沿って工事を行う際に発生するのが、内装工事費用です。床や壁、サイン設置などさまざまな施工が含まれるため高額になる傾向にあります。こちらも費用は店舗の面積や依頼内容などによって大きく変動しますが、300万〜1,000万円ほどかかるのが一般的でしょう。
坪単価はカフェが15万〜25万円、レストランが25万〜40万円、和食店が35万〜50万円といったように、店舗の特徴によって費用が変動することがうかがえます。
設備・備品費用
飲食店の開業にあたっては、内装デザインや工事だけでなく設備工事も行わなければなりません。最低限必要な工事としてあげられるのは、電気・空調工事やガス工事、水道工事など。店舗の面積によって工事費用は変化しますが、電気・空調工事は80万〜120万円、ガス工事は35万〜40万円、水道工事は60万〜120万円ほどが相場とされています。工事費用を抑えたい場合は、やはり居抜き物件を積極的に活用すべきでしょう。
美容室の内装費用の相場
続いては、テナントを借りて新たに美容室を開業する際の内装費用について解説していきます。美容室は「内装デザインやレイアウトにこだわりたい」という要望が多く、設計・デザイン費用や内装工事費用が高額になることもめずらしくありません。費用の面で失敗しないためにも、「何にいくらかかるのか」を事前に把握しておくと安心ではないでしょうか。
設計費用
美容室の開業にあたっては、まず店舗の内装設計・デザインが必要です。飲食店と同様に設計・デザインから施工までをまとめて依頼することもあれば、それぞれの工程を別個に依頼することもあります。
店舗面積や依頼内容などによって費用は異なりますが、店舗内装費用の総額から算出する場合は10〜15%の金額、坪単価から算出する場合は1坪3万〜10万円ほどが相場とされているようです。
内装工事費用
設計・デザインの完成後に、実際に施工を進めるにあたって必要になるのが内装工事費用です。費用相場は1坪あたり20万〜40万円ほどが一般的とされていますが、細部にまでこだわって作り込む場合には1坪あたり40万〜60万円ほどになります。
なお、店舗内装費用にはシャンプー台やセット台、ソファ、ボイラーなどの購入費用は含まれないため注意が必要です。
設備・備品費用
美容室の内装工事にも、飲食店と同様に設備工事が必要です。電気工事やガス工事、水道工事、空調工事などは必須と言えるでしょう。
費用は広さによって異なりますが、20坪の物件の場合は電気工事が20万〜70万円、ガス工事は10万〜15万円、水道工事は50万〜70万円、空調工事はエアコン1台で80万〜120万円ほど。いずれも居抜き物件の場合は費用を抑えることができます。
サロンの内装費用の相場
続いては、テナントを借りてエステをはじめとするサロンを開業する際の内装費用について解説していきます。エステサロンやマッサージサロン、リラクゼーション系の施設には美容室と同様に洗練された内装が求められるものです。コンセプトに合ったデザインにするためには、設計から備品までこだわる必要があるでしょう。
設計費用
エステサロンやマッサージサロンの開業にあたっては、コンセプトを重視した内装設計・デザインが重要です。訪れた人がリラックスできる空間を前提に、コンセプトをデザインへ反映させて統一感を持たせる必要があるでしょう。
サロンの開業にあたって非常に重要な項目となりますが、費用相場は20万〜50万円ほど。設計管理費としては15万〜40万円ほどとされています。
内装工事費用
コンセプトづくりとしても重要な設計・デザインが完了したら、次はサロンの内装工事を進めていきます。内装工事の費用や店舗の面積や物件の状態、依頼内容などによって変動するものの、低額の場合は1坪あたり10万〜20万円ほどが相場です。高額になる場合は1坪あたり30万〜50万円ほどが相場とされていますが、「スケルトン物件か居抜き物件か」「どんなコンセプトか」「特別な設備が必要か」などによって費用にばらつきが生まれるため、相場はあくまでも目安としてとらえましょう。
設備・備品費用
飲食店や美容室と同様に設計どおりに内装工事を行うのと同時に、電気工事や空調設備工事、給排水工事、給排水衛生設備工事といった各種設備工事を行わなければなりません。約20坪のサロンの場合の相場は電気工事が15万〜20万円、給排水工事は12万〜20万円ほどです。
エステならではの設備も用意する必要があり、エステ用のベッドは約3万円から、スチーマーは約6万円から、ドレッサーは2万5,000円からとされています。しかし、サロンの施術内容によって必要設備は異なるため、費用も大きく変動するでしょう。
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まとめ
この記事では、テナントオフィスや店舗の内装工事にかかる費用の相場を解説してきました。イメージどおりの内装に仕上げるためには、早い段階からプロのサポートを受けるのがおすすめです。
しかし、依頼内容は物件の状態などによって費用は大きく異なるので、適正な相場を把握するためにも複数の会社から見積もりを取りましょう。
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