バーの内装費用の相場、デザインのポイントを解説【2024年最新版】
お客様が楽しい時間を過ごすことが目的のバーにおいて大切なポイントである、内装。内装工事にどの程度の費用がかかるのか、なかなか想像がつかない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、バーの内装費用の相場を解説しています。そのほか、バーの内装デザインのポイントや実際に内装工事を始める際に意識しておきたいポイントも紹介。バーの開業を検討している方や、バーの内装工事について知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。
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物件の種類 | 平均費用の相場 |
スケルトン物件 | 坪単価30万~60万円 |
居抜き物件 | 坪単価15万~30万円 |
バーの物件の種類
バーの物件には、大きく分けて「スケルトン物件」と「居抜き物件」の2種類が挙げられます。後述しますが、物件の種類によって内装工事費用も変化するため、まずは物件の種類の概要を理解しておきましょう。
1-1.スケルトン物件
スケルトン物件とは、物件(フロア)が建物の骨組みのみとなっている状態の物件のことです。多くのビルでは、スケルトン物件というとコンクリート打ちっぱなしの状態の物件(フロア)のことを指します。
スケルトン物件は空っぽの状態の物件であるため、内装や設備のレイアウトを自身の自由に作り上げることができるという点がメリットです。逆にデメリットとしては1から作り上げるため店舗の完成までに費用と時間がかかってしまう点が挙げられます。
1-2.居抜き物件
居抜き物件とは、以前その物件(フロア)を利用していた会社や店舗の内装・設備などがそのまま残されている状態の物件を指します。新たに契約した場合はそれらの内装や設備をそのまま利用することが可能です。残されている内装や設備、什器としては以下のようなものが挙げられます。
・壁紙、床材
・照明
・テーブル、イス
・キッチン、空調、給排設備 など
多くのものが残っていればいるほど、コストを抑えて比較的早く店舗運営を開始できるということがメリットです。一方、内装の変更に条件が定められている可能性があるなど、レイアウトなどの自由度が低くなる点がデメリットだと言えるでしょう。
バーの種類とコンセプト例
バーの種類とコンセプトによって、内装デザインは大きく変化するでしょう。ここでは、主なバーの種類とコンセプトの例を紹介します。
■バーの種類
・オーセンティックバー
・ショットバー
・スタンディングバー
・ダイニングバー
・カフェバー
・ミュージックバー
・ダーツバー(アミューズメントバー)
・コンセプトバー など
■コンセプトの例
・高級感のある
・気軽に立ち寄れる
・趣味に特化した(音楽、アニメ、写真など)
・特定のシーンを模した(監獄、探偵、駄菓子屋など)
・1つのお酒に特化した(ウイスキー、ジン、ワインなど)
自身がどのようなバーを開店したいのかを考え、バーの種類とコンセプトを決めましょう。
バーの内装デザインのポイント
バーの内装デザインのなかでも押さえておきたいポイントは、「照明」「壁紙」「カラー」「カウンター」の4つです。それぞれ、バーのコンセプトに合わせて選ぶことを重視しましょう。
高級感あふれるオーセンティックなバーを例に挙げて確認してみます。
・照明、壁紙:照明は暗めでシックなデザインのもの、壁紙も落ち着いた柄であることが多い
・カラー:ブラウンやブラックなど、アースカラーに近い色を中心としてまとめられており、派手な色が使われているバーはあまり見られない
・カウンター:大きな木の一枚板などを使用しており、高さはやや低め
このように、バーの種類やコンセプトによって内装デザインにはそれぞれ傾向があります。自身が目標とするバーなどがあれば参考にして、内装デザインを決定していきましょう。
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バーの内装工事の費用相場
ここからは、バーの内装工事の費用相場や費用目安について解説します。先述したとおり、物件の種類(スケルトン物件か、居抜き物件か)によって内装工事の費用は変化します。物件の種類以外にも、工事期間やデザイン、依頼する会社などによって大きく変動しますが、以下からは参考となるおおむねの相場や目安を確認していきましょう。
4-1.スケルトン物件
スケルトン物件の内装工事の費用相場は、坪単価でだいたい30万~60万円程度です。工事期間はだいたい1ヵ月以上はかかると考えておいた方がよいでしょう。壁紙や床材、什器の種類や品質にこだわると、さらに費用が増加します。高級感のあるバーを目指しているのであれば、内装工事には100万円程度の予算を用意しておくことがおすすめです。
4-2.居抜き物件
居抜き物件の内装工事の費用相場は、坪単価でだいたい15万~30万円程度です。スケルトン物件と比較すると、坪単価を2分の1程度に抑えることができます。工事期間はだいたい1週間~2週間程度と考えておいた方がよいでしょう。壁紙の張替えなどの簡単な工事であれば、3日~1週間以内に終わらせることも可能です。
スケルトン物件と同様に壁紙や床材、什器の種類や品質にこだわることで、費用や工事期間は増加します。しかし、居抜き物件の場合は内装や設備をそこまで大きく変えることができない場合が多いです。そのため、必然的に工事期間は短くなり、費用も抑えられるでしょう。
自作・業者どっちがいい?開業パターン別バーの内装目安
内装工事は、道具などを揃えれば、自身で実施することも可能です。ここからは開業パターン別に、内装工事を自身で行う場合とデザイン会社・内装工事を依頼できる業者などに外注する場合、どちらがおすすめかを解説していきます。
5-1.一部の内装を自分で行う
一部の内装を自分で行うことは、費用を抑えたい方や居抜き物件を利用してバーを開業する方におすすめです。ただ、自身で行う工事内容や自身の経験によっては、プロに依頼した方がかえって安く抑えられる場合もあるため、状況によって外注を検討しましょう。
外注に適しているバーの種類としては、カフェバー、ショットバー、ダイニングバーなど、カジュアルな雰囲気のバーが挙げられます。趣味に特化したバーなどもよいでしょう。理由は、内装工事をプロ以外の人が行うと、どうしても「手づくり感」が出てしまうためです。手づくり感を売りにできるような業態の場合であれば問題ありませんが、高級感のあるバーを目指す場合、そのような雰囲気は排除した方が無難でしょう。
5-2.プロの会社に依頼する
内装工事をプロの会社に依頼することは、内装にこだわりたい場合や高級感のある雰囲気を重視したバーを開業したい場合、スケルトン物件を利用して開業する場合におすすめです。バーの種類としては、オーセンティックバーやコンセプトバー、1つのお酒に特化したバーなどが、内装工事をすべてプロの会社に依頼するのにおすすめのバーとして挙げられます。理由は、それらのバーが雰囲気を重視することで成立するバーだからです。
コンセプトバーはもちろん、高級かつ重厚な雰囲気が魅力であることが多いオーセンティックバーや、コンセプトバーに近い1つのお酒に特化したバーでは、素人感のある内装は好まれません。来店客は、店の雰囲気にまでお金を払っていると言ってもいいからです。
内装工事を行う際のポイント
ここからは、バーの内装工事を行う際のポイントについて解説します。外注する場合も、自身で工事を進める場合も、以下のポイントを押さえた上で内装工事に取り掛かるとよいでしょう。
6-1.内装工事の範囲を明確にする
まず挙げられるポイントとしては、内装工事の範囲を明確にしておくということがあります。内装工事の項目は意外と多く、単純に壁や床を張り替える(作る)といっても、スケルトン物件であればボード工事(天井や壁を施工する際に必要となる骨組みをつくる作業)が必要です。このほか、ドアや壁の取り付け工事、空調・水道・ガス工事、に加えて、厨房設備や衛生設備などの工事も必要になります。
内装工事をどこからどこまで実施するのかは明確にしておかないと、進めていくなかで足りない部分や施工し忘れた部分などが出てきてしまうでしょう。そのような事態を避けるため、内装工事の範囲は工事に取り掛かる前に明確にしておくことをおすすめします。
6-2.事前に予算を決めておく
内装工事にかける予算は事前に決めておくということも、大切なポイントの1つです。予算を決めておかなければ、一つひとつの工事や作業、備品などにどの程度のお金をかけてよいのかがわからなくなってしまいます。「お金は無限にある」という方は少ないでしょう。
予算を決め、内装工事費用を予算内に収めることを目標にしておけば、自身で内装工事を行う場合でも外注する場合でも、必要以上の金額がかかることはまずありません。実施する工事の内容に合わせて、それぞれある程度の予算目安を決めておきましょう。
6-3.複数の会社で見積もりをして比較する
内装工事を依頼できる会社は多くあります。しかし、それぞれの得意とする分野や強み、必要になる費用などが異なるため、自身が目指すバーの内装を作り上げられる会社を多くの候補のなかから見つける必要があるでしょう。
そのためには、いくつか外注する会社の候補をピックアップして、複数の会社で見積もりを取った上で比較することが大切です。どのような内容の工事をどの程度の金額で依頼できるのかということや、依頼を検討している会社の施工実績などを確認して、自身の理想とするバーの内装工事を任せられる会社を見つけましょう。
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日本最大級のBtoB一括見積もりサービス「アイミツ」では、料金シミュレーターという便利なツールを提供しています。料金シミュレーターを利用することで、外注したい業務の相場感をひと目で確認することが可能です。先述した内装工事を行う際のポイントのなかでも、複数の会社を比較するというポイントを実行する際に大変便利なため、ぜひご利用ください。
【まとめ】バーの内装を成功させるには?
ここまで、バーの内装工事について、費用相場やデザインのポイント、内装工事を実際に実施する場合のポイントなどを詳しくお伝えしてきました。この記事でお伝えしたポイントを押さえて、自身の理想のバーを作り上げていきましょう。
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