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ロゴデザイン制作の費用相場は?業種別の料金傾向や実際の見積もり事例まで完全解説

更新日:2025.09.19

ロゴデザイン費用の相場

企業やサービスの「顔」となるロゴデザインは、一度制作すると長期的に使い続けることが多いため、失敗できない重要な投資です。
しかし、依頼先や依頼内容によって費用は数万円から数百万円まで大きく変動し、「なぜこんなに差があるのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、価格を左右する主要因を起点に、フリーランスから大手代理店までの相場感、提案数別・用途別の費用レンジ、さらに業種別の費用目安を解説。これから依頼を検討している方にとって、参考となる内容満載でお届けします。

⇩ロゴ制作でおすすめのデザイン会社を知りたい方は以下の記事もご覧ください。

ロゴデザイン制作費用を左右する要素

まず、ロゴデザイン制作の費用を大きく左右する3つの要素について説明します。

ロゴ制作の費用を左右する要素

ロゴデザインの制作費用は一律ではなく、いくつかの要素によって大きく変動します。

なかでも特に影響するのが「依頼先」「提案数」「利用範囲」の3つです。依頼先によってはフリーランスから制作会社まで費用水準が異なり、提案数や修正回数が増えるほど追加費用が発生します。
また、名刺やWebのみの利用か、広告・商品・店舗サインまで展開するかなど、利用範囲によって必要なデザイン調整やルール作成の内容も変わってきます。

以下では、それぞれの条件ごとに費用相場を解説していきます。

【依頼先別】ロゴデザイン制作の費用相場

まずはじめに、依頼先別に分けた場合の費用相場を解説します。

依頼先 費用相場 特徴
無料ツール 無料〜数千円 コストを抑えられるが、デザインが汎用的で独自性に乏しい
フリーランスデザイナー  3万〜15万円 実績やスキルにより費用が変動する
制作会社・デザイン事務所  10万〜50万円以上 複数人で対応し、品質と安定性の高いデザインを提供
大手ブランディング会社
広告代理店
50万〜300万円以上 戦略立案も含め、ブランド全体を強化する提案が可能

無料ツール

ロゴ作成の無料ツールは、コストをほとんどかけずにデザインを用意できる点が最大の魅力。相場は無料から数千円程度で、誰でも気軽に利用できます。テンプレートが豊富に用意されており、デザイン知識がなくても短時間でロゴを完成させることが可能です。

ただし、汎用性の高いパーツを組み合わせる仕組みのため、独自性に欠けるデザインになりやすく、他社と似たロゴになるリスクもあります。また、商標登録が難しい場合や、著作権の扱いが不明確なケースもあるため注意が必要です。

スタートアップの初期段階や一時的な利用には便利ですが、将来的にブランドを強化していくのであれば、プロに依頼することを検討すると良いでしょう。

フリーランスデザイナー

フリーランスデザイナーに依頼する場合、費用相場はおおよそ3万〜15万円と幅広く、スキルや実績によって大きく異なります。

ロゴ制作会社やデザイン事務所に比べると、関わる人員やブランド戦略の工程を簡略化できるため、費用を抑えやすいのが特徴です。予算が限られていても、フリーランスであれば状況に応じて柔軟に対応してくれるケースもあります。

もちろん納期管理や契約面のトラブルが起きやすいので、依頼内容を明確にし、見積書や契約書を事前に交わすことも忘れないようにしましょう。

制作会社・デザイン事務所

制作会社やデザイン事務所に依頼する場合、費用相場は10万〜50万円以上とフリーランスより高めです。
複数人のチーム体制で進めることが多いため、デザインのクオリティや安定性が確保されやすく、安心感があります。

また、企業ブランディングの観点からロゴを設計してくれるケースも多く、単なる見た目の良さだけでなく、用途や媒体に応じた汎用性も考慮されます。ただし、制作フローがしっかりしている分、修正依頼や追加要望に時間がかかる場合があります。

コスト面ではフリーランスより高額ですが、その分、完成度の高いロゴを求める企業には最適です。特に中小企業がブランドの土台を築きたい場合におすすめです。

大手ブランディング会社・広告代理店

大手ブランディング会社や広告代理店に依頼する場合、費用相場は50万〜300万円以上と高額になります。
その理由は、単なるロゴデザインにとどまらず、企業理念や将来的なブランド戦略まで含めて総合的に提案してくれるためです。

ロゴの色や形だけでなく、CI/VIの策定やマーケティング戦略、広告展開まで一貫したサポートを受けられるのが大きな特徴です。その分、依頼内容が広範にわたり、打ち合わせや検討の工数も増えるため、時間とコストの負担が大きくなります。
規模の小さい事業者にとってはオーバースペックとなることも考えられるので、大企業や全国的にブランドを展開する企業に適した選択肢といえます。

【提案数別】ロゴデザイン制作の費用相場

ロゴ制作の費用は、依頼先や修正回数に加えて提案数でも大きく変動します。提案数別のパッケージプランを用意する制作会社を調査したところ、以下がおおよその相場と判明しました。


費用相場 特徴
1案のみ 3万〜5万円 修正の費用で高額になる場合も
2〜3案 5万〜15万円 複数案から選べバランスの良い依頼方法
5案 20万円以上 多様な方向性を比較できるが費用は高め
10案 30万円以上 豊富な選択肢が得られるが高額になりやすい


一般的に、1案だけの提案であれば5万円〜10万円程度が相場です。シンプルに一つの方向性をもとにデザインを詰めるため、コストを抑えながら短期間で仕上げたい場合に向いています。

これに対し、2〜3案を提示してもらう場合は10万〜20万円ほどが目安です。複数のデザインを比較検討できるため、より納得感を持ってロゴを選べる点がメリットといえるでしょう。

さらに、5案以上の提案を依頼すると20万円程度となり、デザイナー側の工数も増えるため費用が大きく跳ね上がります。選択肢が多いほどブランドに合うデザインを見つけやすい一方で、コストや時間的負担も増える点には注意が必要です。

10案以上を依頼するケースでは、費用が30万円を超えることも珍しくありません。これはほぼコンペ形式に近く、非常に多くのバリエーションから選択できるため、ブランド戦略を重視する企業に向いています。ただし、検討に時間がかかるほか、予算に余裕がある場合でないと現実的ではないため、慎重に判断する必要があります。

また、ロゴと一口にいってもいくつか種類が存在します。どういったロゴをいくつ提案してもらうか、複数の種類を満遍なく提案してもらうかでも、料金が変動します。以下でロゴの種類について違いを理解しておきましょう。

ロゴタイプ
ロゴタイプはブランド名やサービス名、商品名、社名といった文字を独自の書体やデザインで表現したものです。わかりやすい例としては、GoogleやSony、Coca-Colaがロゴタイプにあたります。

ロゴマーク
ロゴマークは、社名やブランド名、サービス名の一部や内容を展開しながらデザインされたマークのこと。Appleのリンゴマークや、マクドナルドのMマーク、NIKEのスウォッシュマークなどが該当します。

ロゴデザイン
ロゴタイプとロゴマークの2つを合わせたものを指します。例えばadidasというロゴタイプの上にadidasのロゴマークがあるものがロゴデザインと呼ばれています。

【利用範囲別】ロゴデザイン制作の費用相場

ロゴデザイン制作の費用は依頼内容や用途によって大きく変わります。ここでは利用範囲ごとの相場感を解説していきます。

用途 費用相場 概要
名刺・Webサイト用 3万〜10万円 小規模利用で最低限のデザイン要素が中心
広告・パンフレット用 8万〜15万円 多様な媒体で活用されるため調整範囲が広い
看板・店舗サイン用 10万〜20万円 遠目での視認性や拡大使用に耐える設計が必要。
商品パッケージ・グッズ展開 15万〜30万円 多様な素材や形状に対応するため詳細ルールを策定
CI/VIを含むブランド全体 20万〜50万円以上 ロゴに加え、カラー・フォント・トーンを統一設計

名刺・Webサイト用

名刺やWebサイトに使用するロゴは、比較的シンプルな用途に限定されるため、制作費用も3万〜10万円程度と抑えられるのが一般的です。
ここではロゴの基本的な形状や配色、フォント指定といった最低限のルールづくりが中心となります。利用媒体が限られている分、大規模な調整や複雑なガイドラインを必要としないため、初めてロゴを導入する個人事業主や小規模企業にとっては最も手が届きやすい範囲です。

広告・パンフレット用

広告やパンフレットなど複数の媒体で利用する場合、費用は8万〜15万円程度が目安となります。

印刷物やデジタル広告など、媒体ごとにサイズや解像度の調整が必要になるため、名刺・Web用よりも手間がかかります。また、背景色や写真との組み合わせを考慮したカラーバリエーションの規定など、運用上の細かいルール作りが不可欠です。
広報や販促活動で幅広くロゴを活用する中小企業に適した制作範囲といえるでしょう。

看板・店舗サイン用

店舗の看板やサインに使用するロゴは、遠方からの視認性や拡大印刷に耐えられるデザインが求められるため、費用相場は10万〜20万円程度です。

大きなサイズで使う場合は、細部の形状や線の太さが崩れないように調整する必要があります。また、屋外環境での使用を想定し、光の反射や背景とのコントラストを考慮した仕様を決めることも重要です。
店舗型ビジネスやサービス業においては、集客効果に直結するため投資価値の高い範囲といえます。

商品パッケージ・グッズ展開

商品パッケージやグッズにロゴを展開する場合、費用は15万〜30万円程度と比較的高額になります。

紙箱やビン、布製品など多様な素材に対応するため、形状や質感の違いを考慮した使い方を定義する必要があります。さらに印刷方式によって色の再現度が変わるため、色指定や再現ルールを細かく定めることも重要です。
幅広い商品ラインナップを持つ企業にとっては、ブランドの一貫性を保ちつつ、製品価値を高めるための重要な取り組みになります。

CI/VIを含むブランド全体

CI/VIを含むブランド全体の設計では、費用は20万〜50万円以上に及ぶのが一般的です。

ロゴのルール策定にとどまらず、ブランドカラーやフォント、写真のトーンやデザインモチーフなどを体系的にまとめ、企業の理念や価値観を視覚的に表現する包括的なガイドラインを作成します。

これにより、名刺や広告、Web、商品、店舗に至るまで一貫したブランドイメージを維持できるようになります。大手企業や中長期的にブランド力を強化したい企業に適したプランといえるでしょう。

競合はいくらで作ってる?業種別で見るロゴ制作の費用相場

ロゴ制作費用は業種や用途によって大きく異なります。ここでは飲食店やIT企業、医療機関、教育機関、不動産業などの事例を通じて解説します。

業種 費用相場の目安 特徴・傾向
IT企業 10万〜80万円
(大規模は100万〜300万円)
革新性と信頼感を重視し、将来の展開も考慮
飲食店 5万〜50万円
(本格展開は100万円超)
内装やメニューと統一感を重視し、費用対効果が重要
医療機関 10万〜100万円
(大規模は200万円以上)
清潔感と安心感を重視し、長期利用を前提に制作
学校法人・教育機関 20万〜80万円
(大学などは100万円超)
歴史と理念を反映しつつ親しみやすさも重視
不動産業界 10万~70万円
(大手は100万〜300万円)
信頼性と安定感を重視し、規模に応じて投資額変動

IT企業

IT企業のロゴは、革新性や信頼感を象徴するデザインが求められます。シンプルかつ洗練されたシンボルマークが多く採用され、デジタル媒体での見え方も重視されます。

費用の目安としては、スタートアップがフリーランスに依頼する場合は10万〜20万円程度で、スピーディーに完成させることが可能です。中堅以上の企業では30万〜80万円をかけ、複数案から選定しながら社内の意思決定を経て最適なデザインを導き出します。
上場を視野に入れた企業やグローバル展開を目指す場合は、戦略コンサルティングを含めたロゴ開発が主流となり、100万〜300万円といった高額帯に達します。

飲食店

飲食店のロゴは、店舗の世界観や料理の特徴を直感的に伝える役割を担います。例えばカフェなら親しみやすさや温もり、レストランなら高級感や格式といったイメージを視覚的に示す必要があります。飲食業は競争が激しいため、費用と効果のバランスを意識することが重要です。

費用感としては、フリーランスに依頼する低価格帯では5万〜15万円程度でシンプルなデザインが中心となります。中価格帯の制作会社では20万〜50万円ほどで、店舗内装やメニュー表、看板との統一感を含めた提案が受けられるケースが多いです。
さらにブランド展開を見据えた高価格帯では、SNSやデリバリーアプリでの活用、全国展開時の認知度向上までを考慮し、100万円を超える投資になることもあります。

医療機関

医療機関のロゴは、清潔感・安心感・信頼性を重視したデザインが不可欠です。病院やクリニックのロゴは地域住民に長く親しまれるため、一度決めたら大幅に変更することは少なく、長期的な利用を前提に制作されます。

費用相場は医療グループ全体のブランドを構築する場合は50万〜100万円程度が一般的です。
さらに大学病院や大規模医療法人では、複数施設に統一したビジュアルアイデンティティを展開するため、200万円以上のプロジェクトになることもあります。
患者や地域社会に安心感を与えることが最大の目的であるため、安さよりも継続利用に耐えうる品質への投資が望ましいでしょう。

学校法人・教育機関

学校や教育機関のロゴは、伝統と新しさのバランスをどう取るかがポイントです。学園の歴史や理念を反映させつつ、現代の生徒や保護者に受け入れられる親しみやすさを兼ね備える必要があります。

学園行事や広報誌、制服など幅広く使われるため、費用相場は30万〜80万円程度が一般的です。特に大学などはシンボルマークとロゴタイプをセットで開発することが多く、100万円を超えるプロジェクトになることも珍しくありません。
また、国際交流を進める学校では、海外での認知性も考慮する必要があり、デザイン戦略を含めた提案になるため、費用はさらに上振れする傾向にあります。

不動産業界

不動産業界のロゴは、信頼性・安定感・堅実さを表現することが重視されます。住宅購入や賃貸契約は高額で長期にわたる取引となるため、ロゴが与える印象が顧客の安心感に直結するのが特徴です。

費用相場としては、地域に根ざしたブランド戦略を打ち出す中小企業では30万〜70万円程度を投じるケースが多いようです。大手デベロッパーや上場企業では、パンフレットやWebサイト、広告媒体全般に展開されるため、100万〜300万円といった高額帯で包括的なCI(コーポレートアイデンティティ)開発の一環として行われることもあります。

PRONIアイミツでマッチングしたロゴデザインの発注実績

本項では、PRONIアイミツでマッチングしたロゴデザインの発注実績より、2つの見積もり事例を紹介します。

事例① 食品メーカーのロゴ制作

実際のロゴデザインの見積もりを公開

本事例は、ロゴデザインそのものに加え、運用面をサポートするロゴガイドラインを別途設定している点が特徴的です。
また、業務管理費を明示的に10%として計上しており、制作に伴うディレクションや進行管理の工数を費用化していることが分かります。
全体で税込48万4,000円という金額は、中価格帯の相場に近く、デザイン単体ではなくブランド活用までを見据えたパッケージ的な提案である傾向が強いといえるでしょう。

事例② 不動産業界のロゴリニューアル

実際のロゴデザインの見積もりを公開

上記の事例では、企業ロゴ(CI)のリニューアルを対象とした制作費用を示しており、全体で税込66万円という中価格帯に位置しています。
特徴的なのは、単なるデザイン制作費だけでなく、リサーチ・企画・クリエイティブディレクションに25万円を充て、企画段階の重要性を強調している点です。
また、基本デザイン案の複数提案を保証し、決定案についても多様な使用シーンを想定したパターン検証を行うなど、実用性と戦略性を兼ね備えています。

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ロゴデザイン制作費用の内訳

続いて、ロゴ制作費用における内訳について詳しく解説していきます。

費目別にみるロゴデザインの費用相場
費目 平均的な相場 概要
ディレクション費 1万~5万円 打ち合わせや進行管理など制作全体の調整費用。
デザイン費 3万~10万円 デザインのクオリティに対する費用
作業料 デザインの複雑さに応じて変動 制作に要する作業時間や工数に対して発生する費用
付加価値料 発行部数や使用媒体によって変動 使用範囲の広さに応じて加算される費用
提案料 提案数に応じて変動 複数案を提示する場合の追加費用
修正費 デザイン費の10%~ 修正回数や内容に応じて発生する費用
支出経費 実費(数千円〜) 交通費や資料作成など実費に基づく費用
CI/VI作成費 8万~15万円 ロゴ含むブランド全体の統一デザイン構築費
商標登録費 10万~15万円 ロゴを法的に保護するための登録費用
印象調査費 10万円前後 ターゲット層にロゴの受け止め方を確認する費用

ディレクション費

ロゴデザインをするにおいて、どういったロゴにするのかという企画立案を行う工程です。ロゴデザインの場合にはデザイン費に含まれていることが多いですが、別途必要となる場合には1~5万円が相場。10万円以上の場合も少なくありません。

デザイン費

デザイン費とは、デザインのクオリティに対して支払う料金を指します。
デザインは単なる作業時間だけでなく、これまで培われた発想力や経験といった目に見えない要素から生み出されるため、プロに依頼する意義がそこにあります。

デザイン費の中央値としては3万~10万円ほど。ブランディングに関するコンサルティングから依頼するとなると10万円以上はかかり、トータルブランディングを依頼するなら7桁以上もめずらしくありません。

文字だけ、あるいはイラストだけで構成されたロゴに比べ、両方を組み合わせたロゴの方が制作コストは高くなる傾向があります。さらに依頼先がフリーランスのデザイナーである場合、料金はその人の提示額によって決まることも多く、価格帯には大きな幅が生じやすいのが特徴です。

作業料

作業料とは、デザイン制作に要する実際の作業時間や工数に対して発生する費用を指します。
通常の労働における報酬は時給で換算されるのが一般的ですが、デザインの料金設定では、次のような計算式を用いて算出されるケースが多く見られます。

  • 平均年収÷12ヶ月÷165時間×2=作業料

平均年収を12で割り、さらに月の標準労働時間165時間で割った数値に2を掛けて算出するという方法です。165時間は1ヵ月あたりの標準労働時間を示していて、×2は標準人件費率を表しています。

付加価値料

付加価値料とは、完成したロゴに付随する価値に対して支払われる料金を指します。

計算方法としては「質的指数+量的指数=付加価値料」という式が用いられ、質的指数はデザイナーや制作事務所の実力や評価を数値化したもの、量的指数はロゴが利用される範囲や規模を示すものです。

そのため、企業やウェブサイト向けのロゴよりも、大規模イベントなどで使われるロゴの方が付加価値料は高額になる傾向があります。

提案料

複数のプランやロゴのラフ案を提示してもらい、その中から希望に合うものを選ぶ場合は、提示される案の数に応じて追加費用が発生します。

提案数の設定はデザイナーや制作会社によって異なり、あらかじめ決められた範囲内であれば料金が変わらないケースもあります。
ただし、選択肢が増えるほどコストや制作にかかる時間も増えるため、多ければ良いというわけではなく、必要に応じた適切な数を依頼することが重要です。

修正費

もしも出来上がったロゴに満足いかないという場合には、修正が必要となります。3回ほどまでの修正であれば追加費用なしで対応可能という会社も多いですが、別途請求される場合にはデザイン費用の10%~が相場でしょう。

ロゴデザインの場合は、いくつかのプランが前もって用意されており、プランのグレードを上げれば上げるほど、修正できる回数も増える、ということが多いと言えます。

支出経費

制作に必要な実費を指します。一般的には次のようなものがあります。

  • 外注費:写真撮影、イラスト、スタジオ、モデル、ライターなど
  • 材料費:ソフト利用費、フォント使用料、印刷費、写植、出力費など
  • その他:ロケや出張費、交通費、打ち合わせに伴う雑費、通信費など

CI/VIマニュアル作成費

CI(コーポレート・アイデンティティ)は企業理念や姿勢を示す仕組み、VI(ビジュアル・アイデンティティ)はそれをロゴや色など視覚的に表現することを指します。ロゴ制作だけでなく、これらを適切に機能させるには使用ルールを定めたマニュアルが不可欠です。

例えばロゴの色や比率、背景の扱いを決めていないと、使用する場面によって印象がバラつき、ブランドイメージを損なう恐れがあります。ローソンのロゴを赤に変えたり、青の濃さが違っていたりすれば、違和感を覚えるのと同じです。

マニュアル作成の費用は10~15万円程度と明記している会社もありますが、料金が示されていない場合も少なくありません。依頼時には「マニュアル作成まで対応してもらえるのか」「追加費用はいくらか」を必ず確認しましょう。

商標登録費用

ロゴデザインを行っている会社の中には、弁理士と提携しており、制作したロゴの商標登録まで代行してくれる会社もあります。商標登録を自分で行うのはなかなか面倒なもの。代行してもらえた方が楽だという方は、対応しているデザイン会社を選びましょう。

【ロゴの商標登録までの流れと費用】

商標登録には、まず特許庁に支払う出願費用(出願時特許庁印紙代)が必要となります。出願費用は、1区分で最低1万2,000円。区分が増えるとさらに費用が加算されます。この出願料は、権利が認められなかった場合でも返金されないので要注意。出願したのに受理されないというミスを防ぐために、弁理士が念入りにチェックを行います。

特許庁で許可が出た場合、登録日から30日以内に特許庁に登録料を支払わなければなりません。登録料は10年分で2万8,200円×区分数、5年ごとの分割納付の場合は、5年分で1万6,400円×区分数です。

仮に特許事務所に商標登録代行を依頼した場合には~15万円(1区分)ほどを請求されることが多いため、デザイン会社に依頼する場合も、10万~15万円ほどの料金が代行費として上乗せされると考えていいでしょう。

登録代行までは行わずとも、似たような商標がないかチェックだけしてくれるデザイン会社もあります。
Cotobox」のような商標登録オンラインサービスがあるので、費用を抑えたい場合にはおすすめです。

また、商標制度の概要について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
特許庁「商標制度の概要」

印象調査費用

印象調査費は、完成したロゴがターゲットにどのような印象を与えるかを確認するための調査にかかる費用です。
簡易的なオンラインアンケートであれば7万〜10万円程度が目安で、調査対象を増やしたりフォーカスグループやインタビューを取り入れる本格的な調査では10万〜30万円ほどに上がることもあります。ブランド戦略全体を重視する場合に検討されやすい費目です。

ロゴデザイン制作費用を抑える方法

ロゴ制作費用は工夫次第で大きく節約できます。ここでは依頼内容の整理やプラン選びなど、コストを抑える具体的な方法を解説します。

ロゴジェネレーターやテンプレートを活用する

費用を最小限にしたい場合は、ロゴジェネレーターやテンプレートを活用するのも一つの方法です。オンライン上には、無料または数千円で利用できるサービスが多数存在し、手軽にロゴを作成できます。

ただし、これらはオリジナリティに乏しく、他社と似たデザインになりやすい点がデメリットです。また、商標登録が難しい場合もあります。

そのため、起業初期や小規模ビジネスで「とりあえず形だけ整えたい」というケースには有効ですが、長期的にブランドを育てたい場合はプロへの依頼が望ましいでしょう。コスト削減とブランド戦略のバランスを見極めることが肝心です。

デザインコンペやクラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングやデザインコンペを利用すれば、相場よりも低い費用で複数の案を得られる可能性があります。多数のデザイナーが参加し、その中から採用案を選ぶ形式のため、初期費用を抑えながら幅広いアイデアに触れることができます。

ただし、参加者の経験値やクオリティにはばらつきがあり、修正やアフターサポートに弱いことがデメリットです。さらに、著作権の取り扱いや他作品との類似性にも注意が必要です。

コストを抑えつつ多様な提案を受けたい場合には有効ですが、長期的な付き合いを前提とする場合には信頼できる制作会社を選ぶ方が安心といえるでしょう。

用途を限定して依頼する

ロゴ制作費用を大きく左右するのは、使用範囲の広さです。名刺やWebサイトだけで使うのか、看板や広告、映像まで展開するのかで必要なバリエーションやデータ形式が変わり、その分費用も高くなります。

コストを抑えるには、まず「どの用途に使うか」を明確にし、当面必要な範囲に限定して依頼するとよいでしょう。
後から用途が広がった場合でも追加対応が可能なケースが多いため、最初からすべてを盛り込むよりも、段階的に制作範囲を広げたほうが結果的に効率的でコスト削減につながります。

複数社に見積もりを依頼して比較する

同じ要件でも、制作会社ごとに提示される見積もりは大きく異なります。費用を抑えつつ質を担保するためには、必ず複数社に見積もりを依頼し、内容を比較検討することが大切です。

その際は、単純に金額だけでなく、提案内容・修正対応の範囲・著作権の扱いなども確認する必要があります。比較を通じて「費用に対してどの程度のサービスが含まれているのか」を把握できるため、予算内で質を確保できる制作会社を見極めやすくなります。

PRONIアイミツのサービスを利用すれば、効率的に複数の見積もりを得られるのでおすすめです。

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ロゴデザイン制作でおすすめな会社3選

この記事を作成するにあたってチェックした、いくつかの制作会社の料金表をここでご紹介します。

アドアチーブ株式会社

アドアチーブ株式会社のデザイン制作サービスのホームページ画像
出典:アドアチーブ株式会社 http://www.ac-logo.com/

こんな人におすすめ ・明瞭な料金で安心して依頼したい方
・修正回数を重視して納得したい方
・筆文字ロゴで独自性を打ち出したい方

アドアチーブは大阪府大阪市に本社を置く会社です。グラフィックデザインやWebサイト企画・制作・管理、広告代理業務などの幅広い事業を展開しています。
なによりロゴ制作における多数の料金プランが特徴で、2パターンのロゴマーク案と2回の修正が可能な「Lightプラン」は6万円(税抜)、10パターンのデザイン提案と無制限修正に対応する「Standard.Proプラン」は20万円(税抜)と利用しやすい価格帯でサービスを提供しています。
また、書道家の文字をロゴ化する「筆文字.com」を運営しているので、独自性の高い表現を求める企業にもうってつけでしょう。

予算感 「Lightプラン」ロゴマーク2案 6万円
「Typeプラン」 ロゴタイプ2案  6万円
「Specialプラン」ロゴマーク2案+ロゴタイプ2案 9万円
「Standardプラン」ロゴマーク3案 8万円
「Type.Proプラン」ロゴタイプ3案 8万円
「Special.Proプラン」ロゴマーク3案+ロゴタイプ3案 15万円
「Standard.Proプラン」ロゴマーク10案 20万円
「Standard.Type.Proプラン」ロゴタイプ10案 25万円

※すべて税抜価格
会社所在地 大阪府大阪市浪速区元町1-11-8 三協ビル2階
電話番号 06-6563-9567

株式会社ビズアップ

株式会社ビズアップのデザイン制作サービスのホームページ画像
出典:株式会社ビズアップ https://www.biz-up.biz/

こんな人におすすめ ・ブランド戦略を重視する経営者
・初期費用を抑えて質を求めたい方
・商標や権利関係も重視する方

掲載実績・事例(10件)

ビズアップは、東京都渋谷区にあるロゴデザインを専門とするデザイン会社です。無料で3案以上のロゴ提案を行い、気に入った場合にのみ料金が発生する仕組みを採用しています。高品質なロゴをリーズナブルな価格で提供し、長期的に利用できるデザインを目指してきました。
特筆すべきは、デザインとブランディングどちらを重視するかで最適なプランを選べること。一番人気のデザインプランの1つである「バリュー」では、3案で15万8,000円(税抜)。ブランディングプランで最もおすすめな「プライム」は、10案以上かつ商標調査、著作権譲渡、ガイドライン作成など含めて50万円(税抜)で提供しています。 また提案したロゴに対する修正は5回まで無料で受け付けているので、安心して納得のいくまでデザインをブラッシュアップできる点が魅力です。

予算感 【デザインプラン】
「ライト」3案提案 9万8,000円
「スタンダード」3案提案 13万8,000円
「バリュー」3案提案 15万8,000円

【ブランディングプラン】
「ビジネス」6案提案 30万円
「おすすめプライム」10案以上提案 50万円
「コンプリート」20案以上提案 80万円

※すべて税抜価格
設立年 2007年
従業員数 10-29人
会社所在地 東京都渋谷区幡ヶ谷1-21-7 ART1ビル2F
電話番号 03-5738-8265

株式会社大塚デザイン

株式会社大塚デザインのデザイン制作サービスのホームページ画像
出典:株式会社大塚デザイン http://www.otsuka-design.com/2016/

こんな人におすすめ ・ブランド統一を重視する中小企業経営者
・多数のデザイン案から選びたい方
・長期的に活用できる品質を求める方

大塚デザインは岡山に拠点を置く、創業約40年の歴史を持つ老舗のデザイン制作会社です。商品パッケージの企画・制作をはじめ、名刺、会社案内、学校案内、パンフレットなど多岐にわたる印刷物の企画と制作を行い、ロゴ制作の分野では、専門のサービス「みんロゴ」も運営しています。
ロゴ制作サービスは最大10案のオリジナルロゴを提案してもらえて、かつ修正回数が無制限なのが特徴。さらに著作権を無償で譲渡してもらえて、制作費は20万円(税抜)です。品質保持のため、ロゴマーク仕様書を納品時に付与してもらえるので、長期的に統一感のあるブランド運用を実現できる点が大きな魅力といえるでしょう。

予算感 ロゴ制作(最大10案・修正回数無制限・著作権譲渡無償)
20万円(税抜)
設立年 1988年
従業員数 5-9人
会社所在地 岡山県岡山市南区下中野1410-5
電話番号 086-246-3008

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ロゴデザインで失敗しないためのポイント

最後は、ロゴデザインを依頼する際の注意点をご紹介します。「こんなはずではなかった」という失敗を防ぐためには、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。

イメージを簡単にまとめておく

デザイン会社に依頼する際には、どのようなロゴデザインにしたいのかを簡単に説明できるようにしておきましょう。何のロゴデザインなのか(会社なのかサービスや商品なのか)というところから、どういった業界でどのような印象を持たせたいのか、必ず入れたい文字やイラストはあるのかなどを整理しておけば、デザイナーも完成イメージを掴みやすくなります。

違和感を大切に

ロゴデザインを提案された際に、少しでも「何かしっくりこないなぁ……」と感じたら、躊躇わずにデザイナーに伝えましょう
ロゴは、会社やサービスの顔と言っても過言ではありません。多くの人の目につくものなので、納得できるデザインが仕上がるまで、妥協しないことをおすすめします。そういった点をふまえると、修正可能回数の多いプランを選んでおいた方が安心できるかもしれません。

使い方とルールを理解する

ロゴは完成して終わりではなく、その後どのように活用するかが非常に重要です。
印刷物、Webサイト、SNS、看板など、使用する媒体によって見え方やサイズ感が変わるため、適切な使い方を把握しておく必要があります。
多くの制作会社では、ロゴマーク仕様書やガイドラインを用意しており、色の使用制限や余白の取り方、縦横比のルールなどが記載されています。これを理解し、社内や外部の制作パートナーに徹底することで、ブランドの統一性が保たれ、ロゴが持つ効果を最大限発揮できます。

【無料で相談できる】ロゴ制作会社選びで迷ったらPRONIアイミツへ

本記事では、ロゴデザインにかかる費用をテーマに、一般的な費用の相場や内訳、失敗しないポイントについて解説しました。

ロゴデザインと一口に言っても、要望やどこまで任せるのかによって費用はバラバラです。また、どの会社に依頼したらいいのか決めかねているという方も多いのではないでしょうか。

発注先選びでお困りの方は、ぜひ「PRONIアイミツ」のコンシェルジュにご相談ください。あなたのご要望をヒアリングし、おすすめの会社を複数ご提案いたします。

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