バナー制作の平均費用と料金相場【2024年最新版】
新たにホームページを立ち上げたという場合や、ディスプレイ広告に挑戦したいという場合などに必要となるのがバナー制作です。
この記事では、バナー制作を依頼する際の費用相場とともに、バナー制作で失敗しないためのポイントを解説いたします。バナー制作の外注を検討している方は、ぜひ参考になさってください。
費目別に見るバナー制作の費用の相場
費目別にバナー制作の費用を解説していきます。
費目 | 平均的な相場 | 備考 |
---|---|---|
ディレクション費 | 10~20% | デザイン費に含まれていることも多い |
デザイン費 | 4,000~1万円ほど | サイズによって変動する |
素材費 | ~300円 | デザイン費に含まれていることもある |
撮影費 | 2,000~3,000円/1点、2~3カット | 時間制の場合もある |
修正費 | ~10% | デザイン費に含まれている場合が多い |
ディレクション費
バナー制作においてディレクション費が別途取られるデザイン会社は少ないようですが、発生する場合には制作費の10~20%ほどがかかります。
デザイン費
サイズによって費用は変動しますが、おおむね4,000~1万円ほどで制作可能です。リーズナブルな会社の場合、小さなバナーであれば1,000円以下で作れるところも。写真などを使用せず、テキストのみで表現するデザインの場合は安く、写真や凝ったテクスチャを使用する場合には高くなります。また、月額1万円などの定額制サービスを提供しているところもあるようです。
また、GIFバナーの場合には静止画の場合にかかる費用の倍くらいとなるので注意が必要です。より動きを出すことのできるFlashの場合はもっと高く、1つで2万円~が目安となります。
素材費
有料素材を利用した場合、素材費用を負担してくれるデザイン会社もありますが、発注者側で自己負担という場合も少なくなくありません。会社が利用している素材サービスにもよりますが、高くても1点300円程度で収まると考えておきましょう。
撮影費
バナーに載せる商品写真の撮影を依頼する場合には、別途撮影費用がかかります。デザイン会社によって商品撮影に対応している会社とそうでない会社があるので注意しましょう。
撮影にかかる費用は、商品1点につき2~3カットの撮影で2,000~3,000円ほど。カット数ではなく時間制の場合も多く、その場合は2時間で2~3万円ほどとなります。モデル撮影の場合には、より費用が高くなるでしょう。
修正費
修正費用があらかじめ含まれており、2回ほどまでであれば修正可能である場合が多いです。別途請求されるとしても、デザイン費の10%ほどとなります。
見落としがちな費用
もしもよりこだわりを持ったバナーにしたいという場合には、コピーライティングをオプションで依頼することもあるでしょう。コピーライティング費は明示されていないことも多いですが、1万円以上することも少なくないので、費用を抑えたい場合には注意が必要です。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- GIFバナーやFlashなどの動くバナー制作の方が高くなる
- 費用を抑えたいなら写真などの素材を用意しておく
サイズ別に見るバナー制作の費用相場
サイズ | 一般的な相場 |
---|---|
極小(~300px) | ~3,000円 |
小(~550px) | 4,000~5,000円 |
中(~900px) | 5,000~9,000円 |
大(~1,500px) | 6,000~1万以上 |
※数値は横+縦の合計
次はサイズ別の費用の相場についてです。それぞれのバナー制作ではどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
極小サイズのバナー制作の場合
きわめて小さい~300pxほどのバナーの場合、おおむね~3,000円ほどが費用相場です。120px×60px、133px×55pxなど、スマートフォン用の小さなバナーなどが該当するでしょう。リーズナブルな会社だと1,000円以下の会社もあります。
小サイズのバナー制作の場合
その次に小さい~550pxほどのバナーの場合、4,000~5,000円ほどで制作することができます。長方形(インラインレクタングル型)の300px×250pxのバナー広告や、250px×250px、200px×200pxなどの正方形(スクエア型)のバナー広告、300px×50pxの横長(ヘッダ・フッタ型)バナー広告などが当てはまるでしょう。
中サイズのバナー制作の場合
中くらいのサイズである~900pxほどのバナーの場合、5,000~9,000円が相場といえるでしょう。728px×90pxのビッグバナーや、336px×280pxの横長(レクタングル)バナー広告、120px×600pxの縦長(スカイスクレイパー)バナー広告などが該当します。
大サイズのバナー制作の場合
かなり大き目の~1,500pxほどのバナーとなると、6,000~1万円ほどが費用相場。300px×1050pxの大きなサイドバー型広告などが当てはまります。サイトトップページに掲載されるトップバナーなども当てはまるかもしれません。
ディスプレイ広告に使用されるバナーのサイズ
ディスプレイ広告に使用されるバナーのサイズはさまざまですが、なかでも350px×250pxや336px×280pxのレクタングル、250px×250pxのスクエアは、パソコンからだけでなくスマートフォンから見ても分かりやすいバナーサイズなので、必ず押さえておくべきでしょう。
費用を抑えたい場合には、同一デザインのリサイズで展開していくことをおすすめします。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- ~300pxほどのバナーの場合、3,000円以内
- ~550pxほどのバナーの場合、4,000~5,000円程度
- ~900pxほどのバナーの場合、5,000~9,000円程度
- ~1,500pxほどのバナーの場合6,000~1万円程度
バナー制作の費用の算出方法
まずはじめに、バナー制作の費用はどのように算出されるのかチェックしていきましょう。実際のところはそれぞれの会社によって費用の決め方があると考えられますが、ここでは1つの例として、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会によって定められている、デザインを受注・発注する際の「制作料金概念規定」をもとに説明していこうと思います。
デザイン費を構成する5つの要素
「制作料金概念規定」によると、デザインにかかる費用は「作業量」「付加価値量」「支出経費」「質的指数」「量的指数」の5つの項目から割り出されます。
作業量とは、文字通りデザイナーが作業した量です。作業といっても、クリエイティブな業務を指すa作業、より事務的・作業的なものを指すb作業に分けられ、a作業が多ければ費用は高くなります。
付加価値量は、デザインするものがどのような役割を持つのかという点です。バナー制作の場合、単純にホームページのバナーを制作するという場合と、ディスプレイ広告として展開するバナーとでは、後者が付加価値量が高いと判断され、費用が高くなるでしょう。
支出経費は、デザインについてヒアリングする際の出張費や、使用されるソフトの料金など。質的指数はデザイナー自身のスキルや経験、知名度を指し、もちろんスキル等があればあるほど費用が高くなります。
量的指数は、実績やスキル、知名度などを除く付加価値支配要因を集約すべき指数です。
クリエイティブであればあるほど費用は高くなる
「付加価値量」「質的指数」などと言われると少し分かりづらいかもしれませんが、要するに制作するバナーがクリエイティブであればあるほど費用は高くなるということ。
例えば無地の赤い背景に「ダイエット食品 ◯◯ 新発売!」とだけ書かれているバナーと、モデルに製品を食べてもらっている写真を取り入れ、「ストレスにおさらば!食べながら痩せられる◯◯新発売!」というコピーを入れたバナーであれば、もちろん後者のほうが費用が高くなります。
バナー制作の費用は、要望に大きく左右されると言ってもいいかもしれません。
なぜ価格が違う?価格差の出る理由
バナー制作は、会社によっての価格差はあまり開いていません。同じサイズのバナーであっても高くなる場合と安くなる場合が存在するのは、どういった素材を利用するのか、素材の用意はできるかといった点に左右されます。
テキストのみの場合はシンプルな分費用は抑えられ、写真やイラストを盛り込む場合には費用は高くなるでしょう。素材の用意をデザイン会社に任せる場合にはなおさらです。
また、静止画ではなく動きを出したいという場合には倍以上に費用がかかってくるので、注意しましょう。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- 費用を抑えたいなら写真やイラストなどの素材を用意しておく
- 動きのあるバナーを制作する場合には費用が倍以上かかる
実際にバナー制作の料金表を調べてみた
この記事を作成するにあたってチェックした、いくつかのデザイン会社の料金表をここでご紹介します。
費目 | 料金 |
---|---|
静止バナー | 5,000円 |
動画バナー | 1万円 |
Flashバナー | 2万円 |
費目 | 料金 |
---|---|
Sサイズ バナー(500px以下) | 4,500円 |
Mサイズ バナー(500px〜900px以下) | 9,000円 |
Lサイズ バナー(900px〜1300px以下) | 1万2,000円 |
費目 | 料金 |
---|---|
サイト内バナー制作 | 5,000円 |
ランディングページバナー制作 | 1万円 |
Flashバナー制作 | 5万円 |
バナー制作で失敗しないためには
ここからは、バナー制作を依頼する際の注意点をご紹介します。
費用を抑えたいなら素材は用意する
繰り返しになりますが、バナー制作の費用をなるべく抑えたいという場合には、写真などの素材をきちんと用意しておきましょう。モデル撮影の場合などを除き、自社で用意できるものは少なくないはずです。素材を用意し、具体的なバナーのイメージをあらかじめ固めてから依頼すれば、納品までもスムーズに進みます。
また、制作を依頼するバナーの数が多い場合には、定額制サービスを利用するのも1つの手段です。会社やプランにも左右されますが、月額1万円ほどでいくつものバナーを制作できるため、「ディスプレイ広告のために複数サイズでバナーを制作し、効果検証を行いたい」という場合にはぴったりではないでしょうか。
これまでの実績を確認して依頼先を選ぶ
バナー制作を依頼する会社を選ぶ際には、これまでの実績をきちんと確認しておきましょう。制作されてきたバナーが会社ホームページに掲載されている場合は、ひとつひとつを確認し、訴求力が高いバナーを作ってもらえそうか、自分たちがイメージしているバナーを作ってもらえそうかチェックしておくと安心です。
また、実績数だけでなく、どういった業界のバナーを制作してきたのかも確認しておくといいかもしれません。
どこまで依頼できるか把握しておく
「バナーのひとつひとつにこだわって作りたいので、モデル撮影や商品写真の撮影から任せたい」と言っても、デザイン会社やweb制作会社のすべてが撮影に対応しているわけではありません。1社にまとめて任せたいなら、写真撮影は行っているのか、コピーは考えてもらえるのかなど、どこまで対応してもらえるのかをきちんと把握しておきましょう。
撮影は他の会社に、バナー制作だけ依頼するという方法でも問題ありませんが、依頼する会社が増えてしまうとコミュニケーションコストがかかってしまうため、なるべく窓口を一本化したほうがいいかもしれません。
【まとめ】デザイン会社選びで迷ったらアイミツへ
今回はバナー制作にかかる費用や失敗しないポイントについて解説しました。
サイズや要素によって制作費用は変わりますが、ポスターやロゴデザインなどといった他のデザイン業務に比べ、企業間の価格の差は少ないという傾向があります。
しかし、「大体の相場は理解できたが、制作会社が多く発注先に悩んでいる」という方も多いのではないでしょうか。バナー制作に対応している会社はさまざまなので、1社ずつ実績などを確認している時間がないという方も多いでしょう。
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