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電気通信工事にかかる費用と料金相場【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

新たにオフィスを開設するという場合やオフィスを移転する場合などに、どうしても必要となってくるのが電気通信工事です。電話工事やLAN工事はオフィス工事においては避けられず、セキュリティ面を考慮して防犯カメラの設置なども行っておきたいところでしょう。

しかし、「電気工事と電気通信工事は何が違うの?」、「電気通信工事にはどれくらい費用がかかるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、10万件以上の利用実績をもつ発注業者比較サービス「アイミツ」が、電気工事と電気通信工事の違いや電気通信工事の費用相場などをご紹介します。オフィスの工事を控えているという方は、ぜひ参考になさってください。

電気工事と電気通信工事の違い

それではまずはじめに、電気工事と電気通信工事の違いをチェックしていきましょう。

電気工事とは

電気工事とは、簡単に言ってしまえば電気通信工事よりも扱う電力が大きい工事です。電気工事と一口に言っても内容はさまざまで、大きく2つに分けた場合には「鉄道電気工事」と「建設電気工事」に分けられます。

「鉄道電気工事」は、その名の通り主に鉄道の電気設備工事を行うもの。オフィスや住宅の電気工事は「建設電気工事」にあたり、発電設備、送配電設備の工事や、照明器具の取付、コンセントの増設など幅広く行います。

工事を行うには電気工事士の1種、あるいは2種の資格が必要で、1種の場合にはビルや工場といった大規模施設の電気工事、2種の場合には小さな店舗やオフィス、住宅の工事が可能です。また、電気主任技術者という資格もあり、受電設備や配線など電気設備の保安監督業務に携わることができます。

電気通信工事とは

電気通信工事は、電気工事よりも扱う電力が小さな工事です。電気通信線路設備工事や、放送機械設備工事、データ通信設備工事などを行います。オフィスに関わる工事としては、電話回線やネット回線の工事があげられるでしょう。また、意外に思う方も多いかもしれませんが、オフィスや店舗、施設などに設置する防犯カメラの設置も電気通信工事に分類されます。アンテナ工事やインターホン工事も電気通信工事です。

必要となる資格も電気工事とは異なり、電気通信工事の場合は電気通信主任技術者の資格が必要とされています。

工事内容の混同に注意

ネット回線や電話回線の工事、アンテナ工事は電気通信工事のイメージがあるかもしれませんが、インターホンや防犯カメラなどは電気工事と勘違いしてしまう場合も多いです。もちろん、電気工事・電気通信工事のどちらも対応しているという会社もありますが、電気工事を中心にサービスを提供している会社、あるいは電気通信工事を中心にサービスを提供している会社も少なくありません。これらの工事内容を混同しないよう注意しましょう。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • 電力の大きなものを扱うのが電気工事、小さなものを扱うのが電気通信工事
  • 電気工事は、「鉄道電気工事」と「建設電気工事」の2つに分けられる
  • 電気工事を行うには、電気工事士の資格が必要
  • 電気通信工事は、電話回線やネット回線、アンテナ設置などの工事を行う
  • インターホンや防犯カメラの設置工事も電気通信工事となるので注意

「できるだけ早く自社に合った電気通信工事をしてくれる会社を見つけたい」とお急ぎの場合には、一括見積もりも可能なのでぜひ「アイミツ」をご利用ください。

電気通信工事にかかる費用の算出方法と相場

電気工事と電気通信工事の違いを頭に入れたところで、電気通信工事にかかる費用の算出方法をチェックしていきましょう。今回は、オフィス工事にとってより身近な電話回線工事・LAN工事・防犯カメラ工事の3つに絞って紹介していきます。

電話回線工事の費用の算出方法

項目 費用相場
ビジネスフォンの搬入・設置 3,000~5,000円
PBX(構内交換機)の設定 2,000~3,000円
配線工事/ケーブル1mあたり 500円~
ビジネスフォン本体(新品) 1万5,000円
ビジネスフォン本体(中古) 4,000円
ビジネスフォン本体(リース) 3,000円(月額)

オフィスにビジネスフォンを導入する場合には、電話回線の工事を行わなければなりません。ビジネスフォン本体の代金とは別に、ビジネスフォンを搬入・設置する費用として3,000~5,000円前後、PBX(構内交換機)の設定費用として2,000~3,000円、配線工事費用としてケーブル1メートルあたり500円~などがかかり、総合すると電話機1台につき1~2万円ほどの工事費用がかかります。オフィスの広さや導入規模数などで費用は大きく左右されるでしょう。

ビジネスフォンの販売やリースを行っている会社に、ビジネスフォン本体の導入から工事までをまとめて依頼できることも多く、その場合は工事費用がディスカウントされる場合もあるようです。また、数十台以上で導入するというような規模の場合にも、ボリュームディスカウントで費用が安くなることがあります。

ちなみに、ビジネスフォン自体の導入費用に関しては、

・新品の場合1万5,000円~/台
・中古の場合4,000円~/台
・リースの場合月額3,000円~/台

ほどが相場とされています。

LAN工事の費用の算出方法

項目 費用相場
人件費(派遣されるスタッフ1人あたり) 1万円程度
LAN配線費用 7,000~8,000円
パッチ配線(5メートル以下) 2,000円/本
ルーター 1万円/台
HUB 3,000円/台
ネットワーク設定費用 7000~8,000円
センターSW(スイッチ)設置費用 1万円/台
フロアSW(スイッチ)設置費用 1万円/台

LAN工事にかかる費用は、基本的に人件費や材料費、作業費などから算出されます。

配線作業を行うスタッフ1人あたりにつき1万円ほどの人件費、LAN配線費用は1本あたり7,000~8,000円、パッチ配線(5メートル以下)で1本あたり2,000円、ルーターは1台につき1万円、HUBは1台につき3,000円、ネットワーク設定費用として7,000~8,000円ほどかかり、トータルの料金として3万9,000円ほどが相場です。実際はLAN配線やパッチ配線が複数本となるため、15万円近くはかかると予想しておいたほうがいいでしょう。

無線LANの場合も上記と費用の算出方法はあまり変わりませんが、センターSW(スイッチ)とフロアSW(スイッチ)の設置費用が別途かかります。それぞれ1台につき1万円ほどが相場です。

防犯カメラの設置工事費用

項目 費用相場 備考
人件費 (派遣されるスタッフ1人あたり) 1万円程度 ※基本的に2人1組で工事を行う場合が多い
材料費 設置位置で異なる
出張費 1万円~ ※近郊であればリーズナブルである場合も
特別工事費用 1~2万円ほど ※設置位置などによる
防犯カメラ(高画素) 10万円ほど
防犯カメラ(中画素) 5~6万円ほど
防犯カメラ(低画素) 2万円ほど

防犯カメラの設置費用は、人件費・材料費・出張費・特別工事費から算出されます。

LAN工事と同様に、設置工事を行う1人あたり1万円ほどの人件費がかかります。1人で設置工事を行うことはあまりなく、基本的には2人1組となって工事を行うことが多いため、人件費として2万円ほどかかると予想しておいたほうがいいでしょう。

材料費とは、防犯カメラに用いるケーブルや器具にかかる費用です。ケーブルの長さや器具は設置する位置によって大きく左右されてしまうため、具体的な相場を出すことはできません。

出張費は基本的に1万円~ほど。近郊であればよりリーズナブルである場合もある一方、2万円以上することもあります。

壁や天井への穴あけ工事が必要となる、高所にて作業が必要となるという場合には、別途1万円~ほど特別工事費用がかかることもあるようです。

防犯カメラ本体自体の費用相場としては、リーズナブルなものであれば2万円ほど、高いものであれば10万円ほど。画素数の低いアナログカメラであればより安く、きれいで鮮明な映像を残すことのできるフルHDカメラの場合はより高くなります。「費用も画素数もそこそこでいい」という場合には、5~6万円で購入できるメガピクセルカメラがおすすめでしょう。

また、防犯カメラ本体だけでなくモニターやマイクなどもあわせて導入する必要があるため、トータルの費用としてはより高額となります。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • オフィスにビジネスフォンを導入する場合、
    電話回線工事にかかる費用は1台につき1~2万円ほど
  • LAN工事にかかる費用はオフィスの規模にも左右されるが15万円~ほど
  • 防犯カメラの工事は5万円~、
    しかし材料費が設置位置によってバラバラなので注意

電気通信工事の費用を抑えるコツ

ここまで、電話回線工事やLAN工事、防犯カメラの設置工事にかかる費用相場をご紹介してきました。「予想以上に費用が高くつくなぁ……」と思った方も多いのではないでしょうか。なるべく工事費用を抑えたいというのが誰しもの本音でしょう。ここでは、電気通信工事の費用を抑えるためのポイントをお伝えします。

電話回線の工事費用を抑えたいなら、まとめておまかせがおすすめ

先にものべたように、オフィスにおけるビジネスフォンの回線・設置工事を行いたい場合には、ビジネスフォンの購入から設置、回線工事にいたるまで1社にまとめて任せることをおすすめします。

ビジネスフォンの購入・設置はA社、PBXの設定や配線工事についてはB社としてしまうと、それぞれで出張費用などがかかってしまい、無駄なコストが増えてしまうかもしれません。

また、ビジネスフォンの販売、リースなどを行っている会社の多くは、ビジネスフォンの購入から工事までをまとめて依頼することによって、ビジネスフォン本体の料金が安くなる、あるいは工事費用が安くなるといったディスカウントサービスが提供されています。こういったサービスを利用できるのは、ビジネスフォンを販売している会社ならではといえるでしょう。

そのため、一般的な電気通信工事会社よりも、ビジネスフォンの販売やリースから工事までをまとめて行っている会社の方が、ビジネスフォンの設置工事費用を抑えられる可能性が高いでしょう。

LAN工事の費用を抑えたいなら、自社で用意できるものは自社で用意する

LAN工事を行う際には、LANケーブルやルーター、HUBなどが必要であり、基本的には工事を行う会社が用意してくれます。しかし、工事会社に用意してもらうのではなく、自社で用意したものを使って工事を行ってもらうことも可能です。
自社で用意した場合、工事会社に用意してもらうよりもリーズナブルに済むことも。家電量販店やネット通販などさまざまな場所で購入することは可能ですが、自社で用意するものと工事会社が用意するものでどちらがリーズナブルになりそうか確認してから工事を進めるといいでしょう。

防犯カメラの工事費用を抑えたいなら、複数社から見積もりを取る

これは防犯カメラの設置工事に限った話ではありませんが、費用を抑えたい場合にはきちんと複数社から見積もりを取りましょう。また、正確な見積もりを取る場合には現場調査が必須です。事前の現場調査なしで見積もりを出してしまった場合、あとから予想以上に費用がかかってしまったというケースも少なくありません。追加費用がかからぬように、設置位置や条件などを現地調査で把握してもらってから見積もりを出してもらいましょう

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • オフィスの電話回線工事を安く依頼したい場合は、
    ビジネスフォンの購入から行えるところがおすすめ
  • LAN工事を行うなら、
    LANケーブルやルーターを自社で用意したほうが安いことも
  • 防犯カメラの設置工事は、
    きちんと現場調査を行ってから見積もりを取るべき

【まとめ】電気通信工事会社選びならアイミツへ

今回の記事では、電気通信工事のなかでもオフィスに関わりの深い電話回線工事・LAN工事・防犯カメラ工事の3つの費用相場についてご紹介してきました。

電気通信工事と一口に言っても種類はさまざまで、電気工事とは工事の種類も必要となる資格も異なります。依頼する際にはそれぞれの工事内容を混同しないよう注意しましょう。

また、依頼先の工事会社を選ぶ際には、これまでの工事実績などをきちんと確認しておくことをおすすめします。多くの企業から依頼を受けてきた会社であれば、工事の質やスピード感において失敗する可能性を抑えることができるからです。

しかし、電気通信工事を行っている会社は数多く、どこに依頼するべきか迷ってしまう場合もあるでしょう。

そんな時には、ぜひ「アイミツ」のコンシェルジュにお問い合わせください。希望する工事内容をヒアリングした上で、おすすめの工事会社を複数社ご提案します。一括見積もりも可能!すべて無料でご利用いただけますので、発注先選びをスピーディに行いたい方はお気軽にご相談ください。

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