行政書士の外注先の選び方・ポイント【2024年最新版】

会社設立の手続きや事業の許認可取得、外国人の就労ビザ取得などをスムーズに進めたいのなら、行政手続きのエキスパートである行政書士の力を借りるのが近道。今回は行政書士との契約を検討している方へ向けて、契約を結ぶ前の準備や契約先を選ぶ際のポイントをわかりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

まずは行政書士と契約を結ぶ前に済ませておきたい準備について、2つに分けてご紹介します。

会社設立、許認可の取得、就労ビザの申請といった行政書士に依頼する案件は、行政書士の作業だけで終わるわけではありません。申請書類を作成・提出した後、行政や自治体の審査を受け、それに通過して初めて完了となります。とりわけ建設業や運送業の許認可については、依頼から取得まで2ヵ月以上かかることも珍しくなく、書類に不備があったりすればさらに長い時間を要することも。法人化や許認可の取得が遅れれば、その分だけ事業をスタートするのも遅くなってしまうので、まずはいつまでに申請を完了させたいのか、いつまでに許可を取得すべきなのか、大まかなスケジュールを立てるようにしましょう。

法人化や事業の許認可取得には、申請書とあわせて多くのドキュメント・資料の提出が求められます。たとえば、飲食店の営業許可申請には、食品衛生責任者の資格証明書のほか、店舗の見取り図や店舗設備の配置図などが必要です。こうした必要書類についてはもちろん行政書士が教えてくれますが、あらかじめ行政に問い合わせ、できる限り自分で用意しておけば、その分見積もりもスムーズに進み、全体のスケジュールを前出しできることもあるでしょう。

事前の準備を済ませたら、次はいよいよ行政書士との契約です。どんな点を基準に契約先を選ぶべきなのか、5つのポイントを見ていきましょう。

1つめのポイントは、得意分野を見極めること。会社設立や許認可取得のほか、相続、クーリングオフの手続き、内容証明など、行政書士の業務は多岐にわたります。その分だけ行政書士1人ひとりの得意分野もさまざまで、特定の業種の許可申請や外国人の就労ビザ申請を専門とする行政書士事務所も少なくありません。まずは、目的に合う行政書士事務所を絞り込んでいきましょう。

行政への手続きをスムーズに進めたいのなら、行政書士の得意分野とあわせて実績に目を向けるのも大事なポイントの1つ。行政書士の国家試験は合格率10％前後の難関ではあるものの、資格を取得しているからといって、業務を進めるために十分なノウハウ・スキルを持っているとは限らないからです。業務を依頼する際は、これまでの実績や経歴を聞いてみるのも良いでしょう。

他の士業と同様、行政書士事務所の多くにはアシスタントスタッフが在籍しており、申請書類の作成を行政書士自らが行うとは限りません。経験の浅いスタッフばかりという事務所もあるでしょう。また体制の整っていない事務所の場合、内容に不備が生じ、法人化や許認可の取得が遅れてしまうことも考えられます。契約にあたっては、どんな業務体制を敷いているのか、誰が、どんなフローで作業を進めるのかしっかり確認しましょう。オンラインで面談・相談する場合はとりわけ入念にチェックするのが大切です。

行政書士の報酬に目安となる規定などはなく、行政書士それぞれが任意の料金を設定しています。一般的な相場としては、会社設立（定款の作成料）が2万円から5万円前後、許認可の申請が5万円から20万円前後ですが、行政書士事務所によっては相場よりやや割高な料金が設定されていたり、稀に顧問契約が必要になったりすることもあるようです。のちのち後悔しないためにも、必ず複数の行政書士事務所から見積もりをとり、無理のないプランを提案してくれる契約先を選びましょう。

行政書士本人の人となり、自社との相性も大事なポイントです。行政書士とは基本的に案件に応じたスポット契約になりますが、面談や資料の提出、書類の確認を含め、契約後は頻繁にやりとりを重ねることとなります。やりとりが捗らなければ、その分だけ案件の進捗も遅れてしまうため、メールでの連絡に対して返信が遅かったり、説明がわかりにくくストレスを感じる行政書士とは契約を結ばないのが賢明です。

行政書士の依頼を検討している方に、行政書士事務所の選び方・ポイントを解説します。発注後のお客様へのヒアリングを行っているアイミツでは、細かな疑問点もしっかり把握しています。ぜひ発注先選びの参考にしください。

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今回は行政書士への依頼にあたって事前に済ませておくべき準備と、契約先を選ぶ際の5つのポイントについてご紹介しました。会社設立の手続きや許認可の取得をスムーズに進めるためには、行政書士の得意分野や実績とあわせて、業務体制や料金にも目を向けるのが大事です。一方、行政書士の登録者数は日本全国で約5万人に及ぶので、「それぞれの事務所の違いがわからない」、「どこに依頼すべきか迷っている」といった方もいらっしゃるかもしれません。そうした方はアイミツまでお気軽にお問い合わせください。ご予算・ご要望を承ったうえで複数のパートナー候補を無料でご紹介いたします。