発注者も押さえておきたいソフトウェア開発手法「アジャイル型開発」とは

更新日:2017年06月23日 | 公開日:2016年10月10日

アジャイル型開発は目標を柔軟に変更する点が特色

アジャイル型開発とは、反復 (イテレーション) と呼ばれる短い開発期間単位でソフトウェア開発を進めて、リスクを最小化しようとする開発手法の一つです。

その流れは、おおむね以下のようなプロセスによって実行されます。

1. 発注側と開発側からキーマンを含めた人選で共同開発チームを作ります。
2. 開発側だけでなく、発注側と共同のチームにて、開発範囲全体をいくつもの短い範囲に区分します。
3. 発注側の希望を優先させながら、可能な限り柔軟に業務プロセスの優先度を考慮し、どのプロセスから着手するかを決定します(期間は2週間が目安)。
4. 2週間という期間内に、そのプロセスでの要求の決定、実装、テスト、修正、完成までを行います。
テストには発注者も加わって、開発陣へ必要なフィードバックします。

5. 完成できた機能を評価し、次に着手する優先すべき区分を決めます。

ポイントとなるのは、5の「完成できた機能を評価し、次に着手する優先すべき区分を決める」というところです。
アジャイル開発は、ウォーターフォール型と対比されて、「何度もテストを繰り返す手法」だというとらえられ方をされている場合もあるのですが、これは半分正しくて、半分正しくありません。

「何度もテストを繰り返す手法」ならば、ウォーターフォール型モデルの進化系であるスパイラル・モデルもそうです。
アジャイル型開発の特徴は、ウォーターフォール型開発のように、ゴールをしっかり決めてそれに間違いなく到達することを最終目標とするのではなく、小さな完成形がリリースされる毎に、「完成できた機能を評価し、次に着手する優先すべき区分を決める」ことにあります。

これによって、変化の激しい環境にも耐えられる柔軟な納品物が次々とリリースできるのです。
テストを繰り返しながらも、最初に決められたとおりの形をつくるのであれば、アジャイル型開発とはいえない、と言ってもいいでしょう。

アジャイル開発に向いているプロジェクトとは何か把握しておくことが大切

アジャイル開発では、開発プロジェクトを進めていく中で、状況によって変化する解決すべき問題の優先順位を柔軟に組み替えることができます。
例えば、ユーザー向けにゲームアプリを開発するときなどは、ユーザーの反応を見ながら重視すべき点を最優先で開発し、評価の低い部分は後回しにしたり、場合によっては実現目標から外したりすることで、質の高いユーザーにも受け入れられるアプリをリリースすることができます。

ただし、アジャイル開発では発注者側と開発者側が少数精鋭の共同開発チームを組織して、こうした柔軟な開発手法を使いこなしていく必要があります。
したがって、前提条件として、発注側にも開発側にも決定権を持つ柔軟な思考を持った責任者を置くことが必要となります。
加えて、開発側では責任者の指示の下アジャイル体制で開発を俊敏に進めていくための、ある程度の経験を持ったスタッフが必要です。

具体的には、発注側の組織がトップダウン型で個々のプロジェクト内部の優先順位を決めるにも、ものすごく時間を要したり、トップの意向一つで現場の意見がひっくり返ってしまうような組織文化の場合には、アジャイル開発での発注は向かない、危険であるといえるでしょう。

また、開発側でもアジャイル開発を概念的に理解しているだけでなく、発注者が頼みたい分野、頼みたい領域においてアジャイル開発で製品を作ったという実績があることが求められます。

【まとめ】アジャイル開発の経験ある企業を紹介します!

以上、最近よく名前の出てくる開発手法である「アジャイル型開発」の特徴について整理しました。
外注に丸投げする、という発注形態とは真逆のタイプの発注者側も開発チームの一員となるという開発方法なので、その特徴については発注者もきちんと押さえておきたいところです。

自社が抱えている案件について、「これはアジャイル体制でいくべきだ」と判断したのであれば、自社の現場主導の体制をまず整えましょう。
そして、アジャイル開発の経験のある会社をピックアップして、技術力だけでなく、自社のチームとの相性なども考えながら候補を絞ってください。

日本最大級の発注業者比較サイト『アイミツ』ではシステム構築に関する専門知識を持ったコンシェルジュが、信頼のおける会社を完全無料で紹介することができます。

まずはお気軽にお問い合わせください。
すぐれたコンシェルジュが、あなたの会社に合った企業選びを全力でお手伝いさせていただきます。

見積もり、取ってますか?

発注をする際に最も大切なことは適正価格を知ることです。
3~4社から見積もりを取ることで、
発注への納得度を高めることができます。

コンシェルジュ

発注は時間も手間もかかりますよね?

コンシェルジュが解決します!

コンシェルジュに相談、あなたにあった業者を提案、発注の手間を削減!

完全無料

まずはお気軽にご相談ください