比較して理解する!基幹系システム開発は業務系システム開発とくらべて何が違うのか

更新日:2017年06月02日 | 公開日:2016年07月19日

「基幹系システム」とは「銀行ATMシステム」「クレジットカー決済システム」「POSシステム」「各種請求システム」などの止まってはいけないシステムを指します。
しかし業務が止まると困るのは、グルウープウェアやマーケティングや顧客管理などの「情報系システム」も同じなので、この定義に納得できない担当者の方も多いでしょう。
この記事では「基幹系システム」を「情報系システム」と比較することでその特徴を洗い出します。

「業務系システム」が止まってはいけないシステムだというのはこういう意味です

「基幹系システム」も「情報系システム」も本来止まってはいけないシステムですが、特に「基幹系システム」の定義が「止まってはいけないシステム」であるとされる理由は、使い勝手や創造性よりも「業務を確実に処理する」ことが優先されるという意味です。

例えば支払いを実行する基幹系システムに再優先で求められる機能は、「正確に、かつ処理が止まらない支払い機能」でしょう。
これを情報系システムと比較してみましょう。
例えばCRM(Customer Relationship Management)で再優先されるべき処理は何でしょうか? それは「顧客との関係を構築するための最良の手段を提供してくれる創造性のある分析レポート」であったり、「見込み客を顧客に育てる仕組み」であったりします。
CRMも止まると困りますが、レポートは担当者がクエリを打ち込んだ時に出てくれればそれで良く、24時間創造性あるレポートを出力し続ける必要はありませんし、見込み客を育てる仕組み時代は毎日バージョンアップを繰り返す必要もありません。

これらの「基幹系システム」と「情報系システム」の特徴を踏まえると、ひとつの結論が見いだせます。
それは「基幹系システム」も「情報系システム」止まっては困るシステムだが、「基幹系システム」ではあらかじめ決められたルール(銀行支払、カード決済、POSデータ読み取り、請求など)をどんな時でも一律に実行することがミッションだということです。

止まってはいけない「基幹系システム」構築のポイントはこうなる

この結論から分かることは、「基幹系システム」構築では「決められたルールを確実に実現する」ことが設計のポイントだということです。
これも「情報系システム」と比較すると分かりやすいです。

例えば再び「情報系システム」の例としてCRMを取り上げましょう。
CRMは時代に変遷に合わせて頻繁に機能のバージョンアップが行われます。
初期の頃は顧客データベースを効率的に管理することがメインでしたが、最近ではWeb経由の問い合わせやメールマガジンの反応などを自動的に蓄積して、顧客の見込み度をスコアリングして、スコアの高い顧客を営業マンに引き継ぐなどの機能(マーケティングオートメーションツールとしての機能)などの付加されてきています。

CRMでもSFA(Sales Force Automation)でもグループウェアでもパッケージの細かいバージョンアップは毎年のように実施されます。
そのたびに製品発表会が実施されて、有償のバージョンアップのお知らせが担当者のところにやってきます。

「基幹系システム」において、この頻繁なバージョンアップのお知らせがやってきたとしたらどうでしょうか? いったいなにが変わるのでしょう? 前のバージョンよりも創造性あふれる(?)カード支払いが実装されるということはありえません。
そんなことは誰も求めていないからです。

ERPの登場で「基幹系システム」構築はどう変わったか

では、「基幹系システム」は一度作ったらいじらない方が良い、未来永劫変わらないシステムなのでしょうか? 一昔前、まだ「基幹系システム」がCOBOLという言語で書かれていた時代にはそうしたイメージは必ずしも的外れではありませんでした。
数十年前に作ったシステムのメンテナンスをCOBOLという言語でするのが「基幹系システム」の技術者の役割だった時代がありました。

現在では、こうした状況は変わってきています。
その一番顕著な例は基幹系システムをERP(Enterprise Resource Planning=経営資源の統合管理)で置き換えるという動きです。

ERPは統合業務パッケージと呼ばれ、主に会計、人事、生産、販売など、業務別の機能をモジュール化(部品化)して必要なシステム構成を汎用的なパッケージとして提供しています。
現場の止まらないシステムを実現するだけでなく、会計状況、生産状況などをレポートにして経営層が参照しやすいデータを出力できることにも重点が置かれています。

しかし、このERPでも「基幹系システム」構築の一番のポイントは変わりません。
ERPにおいて重要なのは、基幹系システムの一番の目的である「正確に、かつ処理が止まらない機能」として求められるものは何かを正確に洗い出すことです。

そして、それに付加する形で現況のレポートや他のシステムとの連携を考えるという手順で構築のステップを進めれば、大規模で複雑なERP導入も途中で空中分解することはないでしょう。

【まとめ】基幹系システムの開発はしっかりとした検討が必要です

いかがでしたでしょうか。
「基幹系システム」と「業務系システム」の違いから、両者の開発の流れが異なることがイメージできたのではないかと思います。
業務系システムと比べた場合、基準がはるかに高い安定性を求められる基幹系システム開発や外注にて開発する場合も何らかのパッケージも、しっかりとした検討が必要となります。

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