【急成長ベンチャーを追う】テレマーケティング会社「Wiz」(前編)

テレマーケティング会社「Wiz」

更新日:2017年08月30日 | 公開日:2017年08月30日

Wiz

今回は、創業からわずか3年間で従業員数500名と、急成長を遂げているベンチャー企業株式会社Wiz(ワイズ)を特集します。

マーケティング事業・コンサルティング事業・クリエイティブ事業など、手がける事業は多岐に渡りますが、Wizの中心となっているのがマーケティング事業におけるアウトバウンド型のコールセンターです。
この記事(前編)では、代表取締役の山崎俊さんにお話を伺いました。
コールセンターについての話題を中心に、ユニークな社内制度やWizが強みに掲げる「営業力」から、Wizの急成長の理由を探ります!

初日に受注が取れたコールセンターのアルバイト

株式会社Wiz 山崎俊さん
プロフィール
  • 山崎 俊(やまざき しゅん)、株式会社Wiz 代表取締役社長。
    1982年生まれ。大学卒業後、アルバイトとして勤めていた大手通信会社に入社。2012年、独立し、株式会社Wizを設立。

―― Wiz設立と、コールセンター事業を始められた経緯について教えてください。

高校時代、時給が他のアルバイトより高かったという理由だけで、コールセンターのアルバイトを始めたんです(笑)。
アウトバウンド型の教材販売だったのですが、なんと入った初日に受注が取れて。
上司にすごく褒められて、テレマーケティングって楽しい!と思いましたね。

大学に進学してからは、通信回線を扱う大手企業のコールセンターでアルバイトを始め、1日に10件、15件といった受注を取れるようになりました。
実績を買われてその企業に正社員として就職し、最終的には執行役員まで務めさせてもらいました。
日本を代表する大手コールセンター企業での戦略立案、事業立ち上げ、オペレーションなど、多岐に渡る仕事をする中で、「20代でこれだけ色々なことを経験したのだから、30代はそれを活かしてもっと自分に負荷をかけていきたい」という思いが強くなっていって。
40代、50代になった時に、自分が何を残せたのか見てみたいという気持ちもありましたね。
そのために30代は全力で仕事をしようと思い、ノウハウのあったテレマーケティングを業務の主軸に置き、2012年に当社を設立しました。

―― Wizのコールセンターでは、主にどのような商材を取り扱っておられるのですか。

通信回線からウォーターサーバー、LED、HP、広告まで、法人向け・個人向け問わず幅広い商材を取り扱っています。
前職の経験もあって通信回線は得意分野ですし、NTT東日本様・NTT西日本様やNTTマーケティングアクト様などのクライアント企業からも感謝状を多数いただくなど、販売実績は豊富ですね。
NTT様の販売代理店ベストパートナーの認定第1号にもなりました。

しかし、取り扱う商材自体にはあまりこだわりがないんです。
現在はインターネット回線やプロバイダといった分野が当社のメインの商材にはなっていますが、お客様に喜んでいただける情報・サービスであれば、どんなものでもビジネスになりうる可能性を持っていると思います。

「商材を売る」ことがコールセンターの目的ではない

―― 同業他社の中には、売れそうな商材にのみ力を注いでいる企業も多いと思われますが。

そうですね。
「いま売れそうな商材を売る」という方針のコールセンターは多いと思います。
もちろんそれもひとつの考え方ではあると思いますが、そういった企業は商材の種類も少なく、クライアントのマーケティング戦略を短期的な視点でしか捉えていないという印象を受けます。

当社のコールセンターは、あくまでテレマーケティングを「お客様に有用な情報・サービスをお届けするもの」であるべきだと考えています。
私達がすることは目の前の商材を売ることではなく、お客様が知りたいと思うような情報を多角的に提供することであるはずです。
まさにマーケティングの考え方そのものだと思います。

―― では、今、コールセンターに求められているニーズは、どのようなことなのでしょうか。

現在、コールセンターは全国におよそ1,000箇所あり、7,000億近い巨大市場となっています。
直近ですと、EC市場の拡大による24時間365日対応のカスタマーサービスセンターや、マイナンバー制度の導入より住民の問い合わせが増えることが予測されており、自治体向けコンタクトセンターのニーズも伸びていると思います。
IT・通信領域では、光コラボと呼ばれているインターネット通信サービスが盛り上がっていますね。
様々な環境変化、新サービスの登場によってコールセンターの需要は高まってきているものの、それに比例して競争率も高まっているのが実態です。

今、コールセンターの品質面に対してクライアントは非常にシビアです。
当たり前のことですが、「クレームを出さない」ということがとても大切です。
コールセンターは業務効率を上げる為の外注ですから、クレームを出しているようでは、お客様にとって本末転倒となり、付加価値を感じていただけませんよね。
コールセンターは今後、そういった当たり前のことを徹底できているか否かで、今以上に選別されていくはずです。

―― 品質を保持するために、Wizではどのようなことをされていますか。

当社は、具体的に「営業力・企画力・クリエイティブ力」を3つの強みとして掲げています。
もちろん中心になるのはオペレーターの営業力ですが、それに加え、クライアント企業の事業戦略・拡販戦略を理解し、積極的に提案を行っていくのが「企画力」です。当社のコールセンターでは、そういった提案型のソリューション営業を心がけています。

「クリエイティブ力」の面で言うと、当社は自社内にクリエイティブ事業部を持っているので、お客様にお送りする資料などにも力を入れています。
例を挙げると、「サンキューレター」という取り組みもそのひとつです。
コールセンターを通じて商材のお申し込みをしてくださったお客様に対して、ご利用前にお手紙をお送りしているんです。
コールセンターというのはお互いの顔が見えないものなので、目に見えるもの、形に残るものというのは安心感に繋がりますよね。

また、自社のホームページのコンテンツ拡充にも力を入れています。
極力社内のスタッフの顔が見えるような作りにしていますし、そうすることでお客様もWizという会社がイメージがしやすくなるのでは、と思っています。
実際に、お客様からは「ホームページ見ましたよ!」とよく言っていただけますね。

wiz 新入社員インタビュー

オペレーターは「2ヶ月」で独り立ちさせる

―― 社内教育にもかなり力を入れておられるようですね。

そうですね。
当社の新入社員は、部署を問わず全員、必ず入社後にコールセンター業務を経験します。
テレマーケティングを通して、コミュニケーション能力やプレゼン能力を身につけてもらうんです。
その中で、「2ヶ月で独り立ちさせる」ことを目標に置いています。

一般的なコールセンターは社員に対してアルバイトの比率が高かったり、ほとんどアルバイトというケースも多いと思うのですが、当社のコールセンターはアルバイトと社員の比率が半々くらいというのも大きな特徴です。
やはりアルバイトの方はいつか辞めますし、毎日出社するとは限らないですよね。
当社はどんな商材でもマルチに扱うことのできる人間を増やしていきたいと思っているんです。
目先の知識だけでなく、お客様への対応といった品質面も含めて、「筋肉質な営業部隊」をつくることを目指しています。

―― 社長の立場から、実際に社員を見ていてどんなことを感じますか。

率直に、「頑張っているな」と思いますね。
私が会社を立ち上げるにあたって一番苦労したのは、「Wizならでは」の文化や環境を創るという点でした。
「Wizらしさ」とはなんだろう、と考えた時に、やはり"陽のオーラ"のある、元気な人が集まっているというところかなと思ったんです。
今年は会社立ち上げ3年目にして新入社員を44名採用したのですが、そういったWizカラーに合う人を採ったつもりです。

今は事業をできるだけ横に展開し、ポストも広げるということを心がけています。
もちろんその分会社としては大変なのですが(笑)。
若手社員でも部長、課長クラスを目指しやすい環境にしたいんです。
実際に、入社1年、2年で役職に就いている社員も多数在席します。
もちろん、全員にそういったポジションを目指して欲しいというわけではなく、個人の実績を追求するスペシャリストもいていいと思っています。
社員は皆、「Wizの中で頑張れば成長できる」と実感してくれているのではないでしょうか。


株式会社Wiz 山崎俊さん

営業成績以外の部分でも表彰する

―― 社内制度も、大変ユニークですよね。

営業成績を評価する制度というのはどんな会社でもやっていると思うのですが、当社には、成績以外の部分も評価する制度が豊富にあります。
その点は確かにユニークかもしれないですね。

例えば、「マンスリーイレブン」という制度。様々なジャンルで、その月一番輝いていた人を表彰するというものです。
例をあげると、社内の美化に尽力した人には「クリーン美化賞」が送られたり、毎日のアンテナ(日報)でいい気づきを共有してくれた人には「アンテナ賞」が贈られます。

「Wizコイン」という制度もあります。
歩きタバコを注意したとか、ちょっとした「良いこと」をした社員に対して、コインを配給する制度なんです。
コインが一定枚数貯まると、色々な商品に交換することができます。
この前は、コインが貯まってオーダーメイドスーツを作っていた社員もいましたね。
そういったオリジナルな制度も、現場の士気を上げる一助となっているのではないかと思います。

―― Wizとしての今後の展望をお聞かせください。

業種特化型の営業に取り組んでいきたいですね。
例を挙げると飲食店や美容室、保育園、医療・歯科クリニックなどの特定の業界において、お客様の課題を解決できるようなソリューションを提供したいです。
今年立ち上げた「Call Navi(コールナビ)」というコールセンター専門のアルバイト求人サイトも、その一環です。
当社はお客様のニーズとウォンツをワンストップで解決できるようなマーケティングパートナーでありたいと考えており、突き詰めていくと業界別に提案すべきソリューションは変わってくるでしょうから、近い将来はそのような領域に注力していくことになると思います。

また、コールセンターの拡充という点では、現在札幌と福岡にある支社を今以上に拡大する可能性はあります。例えばですが、仙台や大阪といった地域を視野に入れています。

―― 社員に対しては、今後どのようなことを求めていきたいですか。

社員には1人あたりの売上を上げ、営業部隊の生産性をより上げていって欲しいと思っています。
私は以前から、社員には「3年後に独立しろ、社長を目指せ」と言っています。
それは自分自身が20代でそういった選択をしたからというのもありますが、やはりビジネスパーソンとしての目線が上がると、できる仕事の振り幅も大きくなると思うんです。
もちろん、会社としては優秀な人には残ってほしいというのが本音ですが、大きな目標を持って突き進む時間というのは、何よりも貴重だと思うので。
そういった気持ちで仕事に臨んでくれたなら、代表としてこれ以上嬉しいことはありませんね。

後編では社員の方にインタビュー

いかがでしたでしょうか? 山崎さんのお話を伺って、社内教育や社内制度などの文化面に力を注いでいることが、Wizの大きな強みである社員1人ひとりの「営業力」に繋がっているのだと感じました。

Wizインタビュー・後編では、山崎さんが誇るWizの営業部隊から、社内教育を担当されているマネージャーさんと新入社員さんにお話を伺います!

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