オンラインストレージとは?-クラウドストレージ・ファイル共有ソフトとの違いを解説!

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更新日:2018年11月30日 | 公開日:2018年11月30日

インターネット技術が発展した今、多くの情報や大量のファイルをインターネットを介して不特定多数の人で共有することが当たり前の時代になりました。そこで気になるのは

・オンラインストレージ
・クラウドストレージ
・ファイル共有ソフト

がどのように異なるのか?という点です。いずれもインターネット上でのコミュニケーションに必要不可欠なサービスですが、特徴は大きく異なります。

この記事では、上記の3つの基本的な機能や相違点などについて紹介します。

1.オンラインストレージとは

1.オンラインストレージとは

オンラインストレージとは、インターネットを介して利用できるクラウド上のディスクドライブ(ストレージ)を指します。

オンラインストレージはサービスを提供している会社に登録することで利用できるようになります。基本的にファイルデータが自動で保存される仕組みになっているため、作成したファイルをPCやスマートフォン、外付けHDDなどに保存することで起こるメモリ不足という問題を解決できます。保存されたファイルはあらゆる端末から閲覧・編集が可能で、そのファイルを複数人で共有し、同時に作業できる点が大きな特徴です。 利用可能な容量は使用するサービスやサービスのプランによって異なります。

無料で利用できる個人向けサービスと有料で利用する法人向けサービスがありますが、無料で利用できる代表的なオンラインストレージサービスとしては、Dropbox、Google Drive、OneDrive、iCloud Driveなどがあります。

有料の法人向けサービスでは、Box、Dropbox Business、Fleekdrive、SECURE STRAGEなどがあります。

1-1.オンラインストレージを利用する目的

オンラインストレージを利用する最大の目的は、データを安全にバックアップするためです。メモリ不足、災害、ハードディスクの破損など、データを保存する上でのリスクから大切なデータを守ることができるのがオンラインストレージです。

ほかにもクラウドを介してデータのやり取りが可能になる点もオンラインストレージサービスの特徴です。とくにストレージ容量が大きい有料の法人向けサービスは、会社間で不特定多数のメンバーとデータ共有・編集が可能でビジネスツールの一つとして活用されています。

1-2.オンラインストレージのメリット

オンラインストレージの大きな特徴は、インターネット環境があれば、場所を問わずどのようなデバイスでもデータを保存・共有できることです。このメリットは個人ユーザー、ビジネスユーザーのいずれにとっても有効な機能と言えます。

さらに、セキュリティが高いオンラインストレージにファイルを保存することで、地震などの自然災害やハードウエアのトラブルによるデータの損失を防ぐことが可能です。自動バックアップや履歴保存の機能によって、誤って上書きしてしまったファイルの復旧やデータ紛失・破損のトラブルに悩まされることがなくなります。

管理・運営がストレージ提供の会社によって行われているオンラインストレージサービスには、さまざまなプランが用意されており、容量の拡張も有料プランに切り替えることでスムーズに行えます。容量を気にせず利用できる点はユーザーにとって大きな魅力と言えるでしょう。

もう一つ、ビジネスユーザーにとっての大きな利点に、サーバー運営や管理に発生する経費及び人件費を削減できることが挙げられます。自社サーバーを導入・運営・管理する必要がなくなることで、かつ提供会社によって提供される最新バージョンを利用できることから、ストレスなく業務を行うことができます。

1-3.オンラインストレージのデメリット

いいことずくめのオンラインストレージサービスに思えますが、いくつかデメリットもあります。デメリットを理解しておくことも、サービスを利用する上では大切なポイントです。

インターネット上でデータを保管・不特定多数の人と共有するサービスが特徴のオンラインストレージサービスで、最も気にしておきたいのがセキュリティについてです。どんな企業にとっても情報漏えいやサーバー攻撃によるデータ損失は大きなデメリットとなります。とくに、機密文書や個人情報を多く扱う業種では、セキュリティに関する機能を詳しく調べておくことが重要となります。

またオンラインストレージサービスは、提供元の会社から与えられたアカウントによって利用が可能になります。そこで注意しておきたい点は、パスワードの管理です。多くの社員が利用する企業での管理者は、社員一人ひとりの異動、退職などを把握し、管理する必要があり大きな労力が必要となります。

全てのユーザに同一のサービスが提供されるオンラインストレージは、サービスを提供する会社がシステム・機能の開発・運用を行います。多くの場合、カスタマイズ機能が備わっていないことから自社ブランドのロゴやカラーなどにデザインを変更することができない点が弱点とも言えるでしょう。

ほかにもインターネット上で提供されるサービスとなるオンラインストレージサービスは、利用するためにインターネットに接続できる環境が必須条件となります。外での仕事が多い人やインターネットに接続ができない環境にいることが多い人は利用しにくいという点もデメリットになりそうです。

2.オンラインストレージの仕組み

2.オンラインストレージの仕組み

そもそもオンラインストレージとはどのような仕組みになっているのでしょうか。インターネットを経由することで利用できる、オンラインストレージの詳しい仕組みについて理解しておきましょう。

2-1.データの保管場所

作成したファイル、写真や動画などのデータは、運営会社によってインターネット上に用意されたファイル保管庫(ストレージ)に保存されます。目には見えない場所ですが、ユーザが保管場所を気にすることなく利用できるのがオンラインストレージです。

2-2.ファイルの変更が自動的に同期される

パソコンやスマートフォン上にあるデータをインターネット上の指定したファイルやフォルダに保存することで、同期が行われいずれのデータも最新の状態に保たれます。

同期機能があるオンラインストレージサービスを利用すると、パソコン上で更新したデータがオンラインストレージ上でも自動的にファイルの更新が行われるというように、パソコンやモバイル端末とオンラインストレージのデータを同じ状態に保つことができます。

データの同期もさながら、利用の際の大きな目的は バックアップという場合が多いでしょう。

3.オンラインストレージの使用方法

3.オンラインストレージの使用方法

オンラインストレージは、各サービス提供会社に利用を申し込むことで使用することができます。各サービス会社には、ストレージ容量が小さいながらも無料で利用できるプランから、1TB以上の容量を使用できるビジネスプランまでさまざまなプランが用意されています。基本的な使用方法は変わりません。まずは、どんな使用用途があるのか見ていきましょう。

3-1.写真や動画の保存に

オンラインストレージサービスで役立つのが写真や動画の保存です。スマートフォンやタブレットをオンラインストレージと同期しておけば、撮影した写真や動画が自動でオンラインストレージに保管されます。

3-2.データのバックアップに

大量のファイルやデータを作成した時に、これまでは外付けハードディスク、USBメモリにデータを手動でコピーしバックアップを取っていましたが、オンラインストレージの場合は、手元に媒体を置くことなくクラウド上にあるサーバーに自動でバックアップを取れます

媒体のメモリ不足を気にすることや故障によるデータの紛失など不測の事態に備える必要もありません。ストレスなくバックアップされることは大きな魅力でしょう。

3-3.社内のファイル共有に

オンラインストレージの大きな特徴の一つとして、個人向け、法人向け問わず作成したファイルやデータの共有がスムーズに行えることが挙げられます。

オンラインストレージは、場所や端末を選ばず、インターネット環境があれば外出先からでも必要なファイルやデータを共有することができます。メールに添付、USBメモリ経由でのファイル・データ共有の手間がなくなることで、業務効率の向上につながります。

3-4.複数のデバイスから同時に作業

オンラインストレージでは、クラウド上にアップロードしたデータやファイルを一括で管理するため、ストレージにアクセスすることにより同時に複数人で利用できます。

デスクトップのPC、外出先からのモバイルなど使用するデバイスを問わないので、誰がどこにいてもプロジェクトメンバー全員で、同時に作業できます。

4. オンラインストレージとクラウドストレージの違い

4. オンラインストレージとクラウドストレージの違い

オンラインストレージまたはクラウドストレージ、どちらもよく耳にする言葉ですが、この違いはどこにあるのでしょうか。ここでは、オンラインストレージとクラウドストレージの違いを解説します。

4-1. クラウドストレージとは?

クラウドとは、クラウド・コンピューティングの略称です。クラウドを用いて運用するクラウドサービスは、インターネットを使って提供されるサービス全般のことを指します。クラウドサービスはネットワークを介して提供されるサービスなので、メールサービスやオンラインストレージサービスもクラウドサービスの1つということになります。つまりクラウドサービスは、インターネットで利用できる複数のサービスの総称ということになります。

そこで気になるクラウドストレージサービスですが、これはインターネット経由で提供されるストレージサービスなので、オンラインストレージサービスと同義語ということになります。逆を言えば、オンラインストレージサービスはクラウドサービスの一種だと言えます。

5-1.オンラインストレージとファイル共有ソフトの違い

オンラインストレージもファイル共有ソフトもどちらも複数人でファイルを共有できるシステムであることから、オンラインストレージとファイル共有ソフトが同じものだと混同されがちですが、その仕組みには大きな違いがあります。

オンラインストレージとの違いは、オンラインストレージはアカウントを作るだけで利用が開始できることに対し、ファイル共有ソフトを利用するときは、ファイル共有ソフトをPCにインストールする必要があるという点です。

では、ファイル共有ソフトはどんなものなのでしょうか。

5-2. ファイル共有ソフトとは?

ファイル共有ソフトとは、不特定多数のPC同士をインターネットに接続して情報をやり取りする「P2P」というシステムを利用してファイル共有を行うソフトウエアのことを指します。

一般的にファイル共有ソフトと呼ばれている代表的なものに、WinMX、NapsterやWinny、Vuzeなどがあります。詳しく分類すると、前者2つのソフトは、クライアントサーバーを特定して利用するもので、ファイル交換ソフトとも呼ばれています。クライアントサーバーを指定せず利用できるものがファイル共有ソフトでWinny、Vuzeがそれに当たります。

5-3. ファイル共有ソフトの目的

利用するソフトによって多少の違いはありますが、ファイル共有ソフトを利用する大きな目的は、不特定多数の人たちとファイルをやり取りすることにあります。

オンラインストレージと異なる点は、共有したファイルを複数人で作業することができないところです。あくまでも情報を共有するということだけを目的として開発されたソフトといえます。

5-4. ファイル共有ソフトのメリット

ファイル共有ソフトの特徴は、特定のメンバーとの単なるファイルの交換だけではなく、不特定多数の人とファイルが交換ができることにあります。例えば、自分が必要としているファイルを同じファイルソフト利用者によるネットワーク内で探し、やりとりすることが可能となっています。

5-5. ファイル共有ソフトのデメリット

ファイル共有ソフトの特徴として、自動的にファイルを送受信する仕組みになっている点が挙げられます。これが、ファイル共有ソフトの最大の問題点と言われています。

不特定多数の人物とやりとりができるため、ウイルス感染、違法なファイルの送受信、情報漏えいなど多くの問題点が指摘されています。とくに、ファイル共有ソフトをターゲットとしたウイルス感染、ゲームや音楽・動画の違法コピーの配信などは大きな社会問題となっています。

ファイル共有ソフトが違法というわけではありませんが、使用することによるリスクが高いことも認知されています。

5-6. ファイル共有ソフトの仕組み

ファイル共有ソフトは、短時間で大容量のファイルを不特定多数の人がやり取りできるソフトです。

通常の社内ネットワークで利用するファイル共有とは違い、ファイル共有ソフトを利用することで、ファイルを保管するサーバを社内に用意することなく、必要なファイルをインターネットを介して、お互いのコンピューターで交換することができます。

P2P形式でファイルのやり取りができるファイル共有ソフトは、どのファイルがどのコンピュータにあるかというインデックス情報によって、必要なファイルをダウンロード・コピーできる仕組みになっています。

6. まとめ

6. まとめ

オンラインストレージ、ファイル共有ソフトどちらもインターネットを介したサービスで、いずれのサービスもクラウドサービスの一環であるということを念頭にご紹介しました。

同じようなサービスでありながら、ファイル共有ソフトは使わない方が賢明であると言われる理由としては、ウイルス感染や情報漏えいなどのリスクがあります。

また、違法コピーによる著作権侵害問題がニュースでも大きく取り上げられ、ご存知の方も多いと思います。このことからもファイルを共有しあらゆる端末から複数で同時に作業が可能で、セキュリティ対策がしっかり取られているオンラインストレージを利用することが賢い選択であるのではないでしょうか。

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