「オフショア開発=中国」は今後も不動?スッキリ分かるオフショア開発の3つの論点

サーバやプリンタが設置された部屋

更新日:2017年10月16日 | 公開日:2015年03月05日

同じ漢字文化圏として理想的なオフショア開発パートナーとされた中国ですが、2000年から2003年くらいまでの大規模なラボ契約で中国人技術者を囲い込もうとした戦略はことごとく失敗します。
その後、「中国人オフショアに向く仕事向かない仕事」を見極める努力が続けられ、理想から現実に即した対応が模索されます。
そして、中国人の反日感情や人件費の高騰で、新しくオフショア開発の候補を探す動きが加速します。

これらの流れから、中国オフショア開発の現状を整理してみましょう。

1.インド人技術者を活用して2000年問題を乗り切った米国に刺激を受けた日本

日本ではオフショア開発先の国で真っ先に思い浮かぶのが中国です。
それはいったいいつからのことで、どういった背景があるのかまずおさらいしてみましょう。

その折に、同じ漢字圏で文化的に近いと思われた中国が理想的なパートナーとして注目を集めたという経緯があります。
この時の枠組みが基本的に今日まで続いていると見ていいでしょう。

2.中国オフショア開発に向く仕事、向かない仕事が見えてくる

3.委託先は印・中国依存から多面的にシフトする方向へ

【まとめ】オフショア開発のリスクを分散させるための多様な選択肢の検討を

さて、中国を軸としてこれまでの「オフショア開発の歴史」を簡単に見てきました。
ここから見えてくるポイントとは下記の3つにまとめられるでしょう。

オフショア開発の歴史のポイント
  • オフショア開発国として中国が注目されたのは、技術面というよりも同じ漢字圏というイメージ先行の部分が大きかった
  • 今後新しい候補を探す場合には、得意分野不得意分野をめぐる技術的な見極めが必要
  • 技術的な要素以外にも政治的、文化的な要因でプロジェクトがうまくいかなくなる可能性も十分に考慮する必要がある

以上です。

したがって今後、国民全体が親日的でアニメなど日本のサブカルチャーの人気も高いベトナムを候補にする場合にも、それが単にイメージだけで終わらないことに留意する必要があるし、他の国を候補にする場合にもそれぞれの国の得意不得意分野を事前に十分に把握する必要もあるでしょう。

また、政治的な要因は予想がつきにくい分野でもありますが、どれかひとつの国にオフショア開発をすべて依存してしまうことなく、適宜リスクを分散しながら外注戦略を組み立てることが必須といえます。

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