中国語ホームページ制作会社を選ぶ6つのポイント!

更新日:2017年03月24日 | 公開日:2017年03月21日

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中国のインターネット利用者数は7億人を超え、越境EC(BtoC市場)においても世界市場の約5割を占めるダントツのトップとなっています(ちなみに2015年には、日本から購入額が約8,000億円に達しています)。

また、”爆買い”ブームこそ去ったものの、2016年の訪日中国人の旅行消費額は14,754 億円(観光庁「訪日外国人消費動向調査」速報値)を記録し、わずかながらですが前年を上回り、過去最高を更新しました。

インターネット利用者数や市場の大きさを考えれば、中国市場へのアプローチとしてWEBの活用が大きなカギとなること間違いありません。中国向けホームページ(サイト)制作はその第一歩となるものです。

とはいえ、自社で中国語のホームページをつくることは容易ではありません。多くの事業者は、制作会社の利用を考えるのではないでしょうか。

ここでは、まず知っておくべき中国のインターネット事情と注意点を紹介します。そのうえで、実際にホームページをつくるにあたって、何を基準に制作会社を決めたらいいのか―ポイントを6つにまとめ、ご説明いたします。

1. 中国のインターネット事情と注意点

まず、中国におけるインターネット利用の概況と特徴を説明します。

中国は膨大な人口と広大な国土を有するうえ、政治体制も違うため、インターネットに関しても日本はもちろんアメリカなどども全く違う、固有の課題や規制が存在します。このことを理解せずに中国向けのホームページをつくると、大きなリスクを抱えることにもなりかねません。

中国国内のドメイン管理などを行っている中国インターネット情報センター(CNNIC)のデータによると、中国のインターネット利用者数は2016年12月末時点で73,100万人となっています。年間の増加数は4,300万人で、日本人の感覚からすれば巨大な数ですが、すでに普及率が50%を超えていることあり、数年前に比べると増加ペースは鈍っています。

その中にあって、モバイルによるインターネット利用者の増加は加速する一方です。この1年間での増加数は総利用者を上回る7,500万人を記録し、モバイルによる利用者は69,500万人に達しました。率にすると、インターネット利用者の95%がモバイルを使っていることになります(パソコンだけを使っていた人がどんどんモバイルを使うようになっているのです!)。

このことから、中国向けホームページを制作する際には「モバイル対応が必須である」と言えます。

1-1. 中国語には2種類の文字とたくさんの”方言”がある

中国向けのホームページ制作にあたって注意すべき点はいくつもありますが、当然のことながら最も基本的な問題は、中国語でつくらなければならないということです。

外国語のホームページをつくる際に必ずついて回る問題に翻訳ということがありますが、これについては後の「制作会社選びのチェックポイント」の中で詳しく触れます。

ここでは、中国語固有の問題とも言える「文字と方言」について説明しておきましょう。

中国語に2種類の文字があることは、ご存じの方も多いと思います。日本の漢字と似ているのを「繁体字」と言い、ちょっと記号のように見えるのを「簡体字」と言います。大まかには、国・地域で使い分けられていると考えてよいでしょう。

・簡体字圏:中国、シンガポール、マレーシア
・繁体字圏:台湾、香港、マカオ

簡体字と繁体字の違いは、単なる文字(の形)の違いだけではありません。同じ意味を表現する同義語について、簡体字と繁体字で全く違う単語を使うことがあるのです。

分かりやすい例を挙げておきましょう。日本語ー簡体字ー繁体字の順に並べてみます。
・給料      工资   薪水
・タクシー    出租车  計程車
・プログラミング 程序设计 程式設計

プログラミングくらいの違いならば、なんとなく同じことだろうと類推できそうです。しかし、給料やタクシーとなると、初めて見た人はほとんどが違う言葉だと思ってしまうのではないでしょうか。

さらに、中国語には数多くの”方言”があり、「七大方言」という分け方が一般的にされています。このうち、日本の標準語に相当するのは「北方(北京語、マンダリン)」で、全人口の7割程度の人が使っています。

ですから、中国本土向けにホームページをつくるのならば、基本的に北京語・簡体字という組み合わせになると思いますが、ターゲットが地域によって絞り込めるような場合には”方言”の併用を考えてもいいでしょう。

1-2. 政府の規制と独自サイトの発展

中国語のホームページをつくるにあたって、もう一つ注意しなければならない点は、政府による規制です。

現在ある会社のホームページに付け加える形でつくるのならば、海外から中国に向けて発信する形になるはずです。しかし、中国国内から海外にあるホームページにアクセスすることは、政府の規制によって極めて制限された状況にあります。

たとえば、中国政府は世界の100を超えるサイトについて、中国国内からはアクセスできないように規制しています。代表的なサイトとしては、GoogleやFacebookやTwitter、YouTubeなどが挙げられます。

加えて、海外につながるネット回線数が少ないという問題もあり、アクセスが規制されていないホームページでも、開くまでにかなりの時間を要することがあります。

つまり、中国語のホームページをつくったとしても、国外にあるサーバーを使っていると、「中国にいる人に見てもらえない」「開くまでに時間がかかるため結局、閉じられてしまう」といった事態に陥る可能性があるのです。

一方、中国国内にサーバーを設置、公開するホームページは、政府への申請による登録・許可が必要になります。これは「インターネットでコンテンツを提供する者(Internet Contents Provider)に対する許認可」ということで、日本ではICP登録あるいはICPライセンスなどと呼ばれています。

登録・許可の手続きを経ていないサイトは閉鎖指示を受けることもありますが、申請できるのは「中国国内にある法人」に限られています。つまり、中国に現地法人(合弁を含む)がなければ、中国国内にサーバーを置いてホームページを開くことはできないわけです。

そこで、最近では日本と中国のどちらからも安定したアクセスができ、手続きも比較的簡単な香港にサーバーを設置して中国向けのホームページを開設する例も増えています。

また、こうした厳しい規制と自国技術の振興を図る政府の方針があいまって、中国では独自の検索サイトやSNSが発展し、高い国内シェアを誇っています。代表的なものを以下に紹介しておきましょう。

検索サイト「百度(バイドゥ)」

中国における主要な検索エンジンで、圧倒的な国内シェアを誇っています。検索サービスを中心にニュースや地図、掲示版など数多くの派生サービスも提供しています。

SNS「WeChat(微信、ウェイシン)」

中国のインターネットサービス大手テンセントが提供するSNSアプリです。「中国版LINE」とも言われ、月間アクティブユーザー数は7億人を超えています(2016年第1四半期時点)。決済機能「WeChat Pay」も多くの都市の公共サービス支払いに使われています。

SNS「QQ」

WeChatと同じくテンセントが提供しています。アクティブユーザー数はWeChatに及ばないものの、ゲームなどのエンタテインメント系からブラウザーやクラウドストレージなどのビジネス系までサービス範囲が広範で、PCでの利用者が多いことから、中国最大のコミュニケーションツールとも称されます。

SNS「Weibo(微博、ウェイボー)」

ハッシュタグを使うため「中国版Twitter」とも言われ、一時は中国におけるネットコミュニケーションツールの覇者となりました。モバイル対応の遅れなどにより現在はWeChatの後塵を拝しているものの、アクティブユーザー数自体は伸びています。


これら独自の検索サイトやSNSのシェアが高い中国に向けたホームページづくりをする際には、Googleなどでの検索上位を念頭に置く日本とは違う対応が必要になります。

2. 制作会社選びのチェックポイント

中国語ホームページをつくるにあたっては、翻訳と文字という問題がありますから、多くの事業者は実績のある制作会社の利用を考えるはずです。制作会社を選ぶ際の注意点はいくつもありますが、ここでは次の6つの項目に整理し説明していきます。

ポイント1. 制作体制

先に記したように、中国のインターネット利用者の95%はモバイルツールも使っています。つまり、ホームページを閲覧してもらうためには、マルチデバイス対応が不可欠ということです。

ですから、パッケージ型のメニューが提示されていたり、インターネットでの見積もりをしたりする場合には、「マルチデバイスに対応しているか」「している場合の対応方法」を、費用面も含めてちゃんと確認する必要があるでしょう。

同様に、独自の検索サイトやSNSのシェアが高い中国のインターネット事情に対して、何らかの対応策を持っているのかもチェックしておくべきです。

このほか、制作体制ということで言えば、制作作業を日本でしているのか、中国でしているのかということがあります。

それぞれに一長一短があり、一概にどちらがいいということはできません。日本で制作するならば「中国のインターネットやホームページ事情に精通した人がいるのか」、中国で制作するならば「修正などの際にかかる時間、日本語での修正指示がきちんと伝わる体制にあるのか」といったことがチェックしておくべき項目になります。

また、現地で制作業務全般に対応できる体制を取っている会社もあります。現地法人があるなど、常駐の自社スタッフがいて、中国国内のサーバーを使いホームページを開設できる体制があるならば、後で触れる運用面を含めての効率化が期待できる場合があります。

ポイント2. 翻訳・文字対応

「中国語ホームページ制作」に対応する制作会社のほとんどは、翻訳作業から受注する体制を取っていますので、自分たちで中国語の原稿を用意する必要はまずありません。

ただし、中国語はある意味では英語以上に翻訳が正しいかどうかを自分たちで確認するのが難しいものです。実績と併せてどのような体制をとっているのかを、納得できるまで確認するべきです。

たとえば、間違いやすくミスの発生しやすい部分として、同じ記号でも日本語と中国語では使用方法が異なっていたり、よく似ているものの日本語(あるいは中国語)でしか使えない文字があるということが挙げられます。

こうした問題の発生を防止するためには、ネイティブの人が翻訳するか、少なくとも訳文をチェックする体制が必須と言えるでしょう。さらに、ネイティブの人同士によるダブルチェック(翻訳者とは別の人が訳文を確認する)があれば、翻訳精度も高まるはずです。

また、文字原稿としての正確性だけでなく、実際に制作されたホームページ上で文字化けやレイアウトなどが「現地の人が見て違和感がないものになっているか」を チェックしていることも重要です。

なお、日本語のホームページは当然、日本人を対象にしているため、海外の人が閲覧するという点で考えると、ターゲットに対して過剰な情報がある一方で、必要な情報が足りないということが往々にしてあります。

ですから、すでに海外の人を対象にした英語版のホームページがあれば、それを中国語に翻訳するというのも有効でしょう。その場合には英語から中国語に翻訳する体制があるかどうかをチェックする必要があります。

ポイント3. 運用サポート

ホームページには必ず更新作業が発生します。この点に関してのサポート体制を見ると、大きくは「無料」「定額制(月額など)」「その都度の対応」に分けられます。また、会社として1つの方法しか提示していない場合と、メニューとして用意されユーザーが選択できる場合とがあります。

「無料」の場合は、その範囲や期間がどのように設定されているか、必ずチェックしましょう。「定額制」と「そのつどの対応」であれば、情報の更新頻度と年間費用とを勘案して、制作費用と合わせたトータルコストがひとつの判断基準になります。

ポイント4. 制作実績

ある意味では最もチェックがしやすい項目です。

他の項目はどうしてもカタログのスペック比較的な形にならざるを得ないので、必要なサービスを提供しているかをチェックはできても、そこから制作会社を絞り込んでいくのはなかなか難しいかもしれません。

その点、実績については、実際にその会社が制作したホームページを開いて、デザインや操作性を自分で確認することができます(ほとんどの場合、制作会社のホームページからリンクで飛べるようになっています)。

自分の会社でつくりたい内容にあったホームページをピックアップして、そこから制作会社を絞り込んでいくのも有効です。

ポイント5. 価格

「格安」をうたう制作会社がホームページ上に掲載しているものを見ると、中国語ホームページ制作の場合、翻訳料金込みで約10万円というのが最低ラインのようです。ただし、「格安価格」の場合はページ数などに制限があることがほとんどです。

パッケージ型メニューでは、つくりたいホームページがその範囲に収まらない場合、価格が大幅に高くなったり、対応できなかったりする可能性もあります。最終決定の段階で価格が重要な要素となることは間違いありませんが、あまり早い段階から価格に目を向け過ぎて、選択の幅を狭めるのは得策ではありません。

ポイント6. 付帯サービス

サーバーに関する各種のサービスをメニューに加えている制作会社が少なくありません。香港などでの新増設や乗り換えを考えるのならば、メリットとなる場合があります。

ただし、中国国内にサーバーを設置し、ホームページを開くために必要なICPに関する手続きの代行には注意が必要です。

すでに中国に現地法人がある、あるいは現法設立を前提にホームページ制作を検討しているというのであれば、有力な候補となり得るでしょう。その一方で、「法人名義貸し」となるようなものは、法的な問題が発生するリスクがありますから、おススメできません。

このほかの付帯サービスとしては、たとえばカタログやマニュアルなどの印刷物制作も同時に行うというものがあります。中国国内における具体的な事業計画に合わせてホームページの開設やリニューアルを考えている場合、WEBと印刷物を同時に作ることには、コストや効率の面で大きなメリットが期待できます。

さらに、現地法人の設立など中国ビジネス全般にわたるコンサルティングを行っている会社もあります。

3. 制作会社のホームページでどんな情報が確認できる?

実際に「中国語ホームページ制作」というキーワードを使いGoogleで検索し(2017年2月24日15時時点)、上位でヒットした制作会社のホームページで、チェックポイントに挙げた項目の情報をどの程度知ることができるのか、見てみましょう。

HKLクリエイト

中国語サイト制作の専用ページがあり、主な記載内容は「料金」「香港・海外サーバー利用」「翻訳対応」の3点で、制作・翻訳の基本的な料金表が記載されています。

アイレックスコミュニケーションズ株式会社

中国語ホームページ制作の専用ページがあり、「翻訳対応」を含めた制作体制の記述がメインになっているほか、印刷物作成など付帯サービスに関する記載もあります。料金に関する具体的な記述はありません。

株式会社マハナコーポレーション

トップページではホームページ制作の価格を大きく打ち出しており、外国語ホームページの記載もあります。その他の記載内容は、ホームページ制作に関するポリシー・考え方が中心になっています。

株式会社CyberCats(CHACO-WEB)

外国語ホームページ制作の専用ページがあり、冒頭に制作・翻訳料金が記されています。その他の記載内容は、「多言語対応」「翻訳体制」「制作実績」となっています。

アートフレア株式会社

ホームページでは多言語対応を大きく打ち出しており、トップページのメインとなっている記載内容は「自社のサイト制作の特長」と「制作事例」です。翻訳対応や制作体制、料金に対する記述はありません。

【まとめ】納得いくまでチェックし、ニーズにマッチした業者選びを

中国語ホームページの制作会社を選ぶ際の6つのチェックポイントを説明しましたが、最優先すべき条件と言えるのは「翻訳・文字対応」です。その確認という意味でも、ホームページからもある程度のチェックができる「制作実績」は役に立つはずです。

価格や運用サポートでどんなに優位性が高くても、肝心の翻訳や画面上の文字に関して問題が発生すれば、中国語のホームページをつくった意味がないどころか、マイナスに作用しかねません。

これらの項目については、会社の中国語ホームページに対する考え方・位置付けによって優先順位を付けて、判断材料とするべきです。

そのためにも、まずは会社として中国ビジネスへ取り組むためのロードマップなどをつくり、「何のために、どんなホームページをつくりたいのか」というニーズを明確にしたうえで、制作会社選びを始めることをおススメします。

「もう少し詳しく中国語ホームページ制作について知りたい」「制作会社の特長がよくつかめない」というような場合には、ぜひ日本最大級の業者比較サイト「アイミツ」までご相談ください。あなたの会社のニーズに応じて、最適な制作会社を無料でご紹介させていただきます。

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