『プリントパック』⇔『ラクスル』徹底比較!<名刺印刷版>

『プリントパック』⇔『ラクスル』徹底比較!<名刺印刷版>

更新日:2017年09月11日 | 公開日:2017年09月08日

プリントパックとラクスルで実際に同じ商品を注文して比較

特徴的なCMで印象に残ると話題の『プリントパック』と『ラクスル』とですが、どちらが印刷会社として優れた会社なのでしょうか?
両社を徹底的に調査し実際に注文してみて、注文のしやすさ、納期・品質を比較してみました。

注文のしやすさ比較
  • プリントパック:クイックデータチェック
  • ラクスル:クイックプリント

双方ともにスピードオプションサービスがあります。

そして、

納期・品質の比較
  • プリントパック:ラゲッジタグ印刷、ラミネート(パウチ)加工、ホログラム加工をはじめとした独自の特殊加工・豊富性
  • ラクスル:ティッシュなどの特殊ノベルティ印刷が可能。速達性

皆様が持っている両社のイメージに加えて、これらも独自の売りなのでしょう。
後者はナンバリング(連番数字)での印刷もできるようなので管理面の幅が広がり、何より楽になりますね。
また、コースター、うちわ、下げ札など使用用途に業種や季節が限定されているものには両社どちらも対応しているので価格や求めている質などで優先順位は変わりそうです。

値段自体もお手頃なので、なぜそこまで価格を下げられるのか、改めて確認しながら見ていきましょう。
ソフトさえあればコンビニ、自宅などで気楽に印刷でき、即日手に入るようになってきた名刺ですが、実際に印刷通販専門業のラクスル・プリントパックに注文して比較していきます。

印刷業界に価格破壊を起こした両雄、既存の印刷会社から変更する価値があるのでしょうか?

印刷業界のマーケットについて

色の種類

印刷業界のマーケット規模は縮小傾向にあるとはいえ、いまだに6兆円近くあります。
このマーケットの約5割(得意先のほとんどは大企業)の3兆円を印刷業界2強の『大日本印刷』『凸版印刷』が独占します。

お盆や年末年始など節目の時期で必要となる挨拶状は、印刷業界と密接な関係にありますよね。
個人依頼としては年賀状や暑中見舞い、郵便はがきや喪中はがき、結婚式の招待状には往復はがき(返信はがき)も必要となるので紙の市場は一定の安定が見込めるといっても過言ではないでしょう。

この2社については得意先や印刷媒体を常時互いに盗ったり盗られたりを繰り返します。
その結果、ダンピングが発生しマーケット規模は少しずつ縮小しています。

しかし、得意先からのこの2強に対する関係や信頼は絶大で、このマーケットシェア率がゆらぐことは過去にはありませんでしたし、今後も難しいでしょう。

では残りの5割はどうでしょうか?
まだ約3兆円のマーケットがあります。
この3兆円を残り約3万社の印刷会社が奪い合っているという、いびつな構造を抱えています。

そして、このほとんどの会社が印刷機の稼働率が低いという悩みを抱えているのです。
コピー機ならいざ知らず、高速のフルカラー印刷機は非常に高価です。
この高価な印刷機を眠らせたくない、可能であれば24時間でも稼働させたいという願いがあります。

ここに松本氏はビジネスチャンスを見つけたのです。

『プリントパック』のルーツとは

『ラクスル』と『プリントパック』は、同じ印刷会社ですが、まるでルーツが異なります。
『プリントパック』の取締役会長は木村進氏、現社長が木村進治氏です。

会社沿革を見ただけでこの会社の苦労と努力を感じます。
創業は1970年で、創業から30年間を『製版業務』を主軸に置いた事業を展開していたようです。

しかしMacが流通したことで、グラフィックの完成イメージをデザイナー自ら作り出せるようになり、その結果多くの『製版会社』が倒産しました。

『プリントパック』はこの時代を生き残り、2001年には5色のデジタル印刷機・製本機・加工機を導入し、印刷会社としてリスタートします。
そして、翌年にはインターネット通販業務『プリントパック』を開始します。

その後はハード面の投資を続けていきました。

『ラクスル』のルーツとは

『ラクスル』の代表取締役は松本恭攝氏です。
1984年10月生まれの現在30歳で、2009年『ラクスル』を起業するまでは、外資コンサルティング企業に勤めていました。
この会社に勤めている時に印刷業界の非効率さに気がついたようです。

印刷比較サイト

創業から半年、『ラクスル』は印刷通販の価格比較サービスサイト『印刷比較.com』を立ち上げます。
そして、掲載費無料で全国の700社以上の印刷会社を紹介します。
『印刷比較.com』のアクセス数はその後、印刷通販業界2位(1位は『プリントパック』)にまで躍り出ます。

この時点で松本氏は狙っていた2つのものを手に入れたことになります。
1つめは印刷物を作りたいユーザーで2つめは稼働率を上げたい印刷会社です。

印刷会社を名乗る会社がすべて印刷機を持っているわけではありません。
印刷機を持たない印刷会社もたくさん存在します。いわゆる『印刷ブローカー』です。
個人で法人でもたくさんの『印刷ブローカー』が存在します。
営業力と営業マンが穫ってきた仕事を刷ってくれる印刷会社があれば参入できるビジネスだからです。

しかし、松本氏はネットを活かして、誰もが真似出来ないような圧倒的なスケールで印刷ブローカーを始めたのです。これが『ラクスル』のルーツです。

プリントパックは『高品質な印刷物を、いかに安く提供できるか』をテーマに努力をし続け、歩んできましたす。

『ラクスル』の松本社長は、印刷物の品質に関してこう述べています。

つまり、ほとんどの方が印刷物の品質にはこだわらない(平均点であればよい)という見解です。

印刷物のクオリティにこだわる『プリントパック』と、平均点でいいと言う『ラクスル』。
高価格・高品質をめざすプリントパックと、平均点・手に取りやすい価格を目指すラクスルという構図が見えます。

料金比較

両者ともに料金体系が比較的お手頃と先に述べましたが、どうしてここまで価格を下げられるのでしょうか。

Web受注により営業担当者のコスト削減

これはネット通販ビジネス全般に言えますが、顧客と業者は印刷データ入稿後のこまかなやりとりだけで済むので、注文プロセスにおける営業担当者はほぼ必要ない状況です。

複数の型を複合、同時印刷することで少部数による受注も可能

印刷通販によくあることですが、条件がある程度限定されているのはこのような内容が背景にあるためです。
同じ紙の種類、あるいは相性のいい印刷物を集めてしまえば一回でまとめて処理できるので、その分手間やコストを安くできます。

『従来の印刷方法であるオフセット印刷』とは別の『デジタルデータを直接印刷するオンデマンド印刷』は版を使用しないのでコスト自体は少なく出来ますし、クオリティよりも量や金額中心に考えるのであればお得かもしれません。

それでは、実際の価格はどうなのでしょうか?両社の価格を名刺印刷で比較していきます。

名刺(表面フルカラー・裏面1色)の場合

用紙はマット紙の220kg、部数は100枚とします。

まずは『プリントパック』です。

プリントパックの料金表

続いて『ラクスル』です。

ラクスルの料金表

受付日から1営業日後発送で『ラクスル』:1,430円です。
それに対して1営業日以内発送で『プリントパック』:1,530円です。
納期が短い場合では、『ラクスル』の方が安いようです。

それでは納期が長い場合はどうでしょうか?

プリントパックの納期が長い場合

受付日から5営業日後発送で『ラクスル』:690円です。
それに対して6営業日以内発送で『プリントパック』:990円です。
やはり名刺はラクスルの方が価格としては安いようです。

実際に名刺を注文

『プリントパック』の注文画面

プリントパックの納期と料金表

細かく確認事項を設定しているようですね。
また、追加オプションにも印刷会社としてのこだわりが見えます。『進捗確認メール』も送ってくれます。

プリントパックの注文確認画面

なんと『プリントパック』は注文したその日に印刷が完了しようで、翌日には発送完了のメールが届きました。

『ラクスル』の注文画面

『プリントパック』と同じ条件になるように最短営業日での注文をいたします。

ラクスルの注文画面

選択した商品をクリックすると注文画面に進みます。

ラクスルの用紙選択画面
ラクスルの注文確認画面

メール便(190円)を指定したので、チラシ100枚(表面カラー、裏面1色)の合計価格は1,750円になりました。

ラクスルのデータ確認書画面

印刷を開始する前に、PDFで最終確認が出来るのは便利。低価格ですがサービスは行き届いています。
ここまで非常にスムーズで、なんのストレスも感じずに注文することができました。

オンライン上で24時間いつでも名刺データ入稿ができるので気が楽ですね。

『プリントパック』到着

その結果、月曜日には届きました。

商品到着

佐川の配達袋です。
開けてみます。

実際の商品

愛想が無い!と感じるの私だけでしょうか?
注文シートに記載されてあった『名刺ケース1個付』というのが見当たりません。・・・が、探してみると袋の底にありました!

これです!

名刺ケース

注文から2日後に到着です。
マットコートの220kgで、値段は送料込みで1,530円でした。

『ラクスル』到着

続いて『ラクスル』ですが、私がメールチェックをし忘れていたせいで、2日間の遅れを発生させてしまいました。
また、注文時に貧乏性がでてしまい、つい安い方のメール便を選んでしまったのも影響したようで、届いたのは金曜日の夜(ほぼ1週間後)でした。

注文から1週間後に到着しました。
マット紙の220 kgで、値段は送料込みで1,750円でした。

結果的に、『プリントパック』の方が安かったですね!

ラクスルから到着

それでは、開けてみます。

ラクスルの名刺ケースに収納

プラスチック容器に入っていました。

印刷品質を比較

両方の名刺を比べてみます

値段を再度比較すると『プリントパック』はマットコートの220kgで、値段は送料込みで1,530円、『ラクスル』もマット紙の220 kgで、値段は送料込みで1,750円でした。

納期・価格共に弊社では『プリントパック』のほうが利用してみた満足度は高かったのですが、『ラクスル』も納期によってかなり価格が安くなりますので、シチュエーションに応じて使い分けていくと良いと思いました。

名刺作成以外の用途(折込用のビラ/ステッカー/フライヤー/ショップカード)でも紙質を選べるので、好みや目的によっては光沢紙、高級紙を自由に利用できます。

こちらから、良い印刷通販業者をご紹介することも可能

「特殊印刷で短納期という依頼にしっかりと答えてくれ、さらに価格も想定より安く済ますことができた!」
という嬉しい声や、
「担当者となかなか連絡が取れず不信感を抱いた・・・」
なんていうトラブルの事例も・・・。業者の評判をよく知るアイミツのコンシェルジュが、安心の印刷通販業者をご紹介します。

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