徹底した比較・調査でわかるメール配信システム「melma!(メルマ!)」の評判と実態

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更新日:2018年09月27日 | 公開日:2018年09月27日

「melma!」(メルマ)は2000年にサービスを開始したメルマガ配信スタンドです。もともとはITサービス大手・サイバーエージェントの事業の1つとしてスタートし、現在ではユニティ株式会社(東京都港区)が運営を引き継いでます。

登録されているジャンルは国際情勢、政治・経済からファッション、飲食店ガイド、模型・ラジコンまで90以上に及び、なかには2001年から17年にわたってほぼ毎日配信されている「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」など人気のメルマガも多数。無料で発行・購読できることもあって、多くの人に利用されてきました。

ただ使い勝手の良さに定評がある一方、クラウド型のメルマガ配信システムと比べると機能的には見劣りする部分があり、正直なところ、ネットショップの集客・販促などにはあまり向いていません。実際に「melma!」から配信されているメルマガも、プロモーションとは一線を画した読み物系が大多数を占めています。

<総評> 「melma!(メルマ!)」は手軽に読み物系メルマガを送りたい人向けのツール

ひと言でいうと、「melma!」は仕事のノウハウ紹介や時事問題の解説といった読み物系メルマガを配信したい人向けのツール。操作がシンプルで無料で使える一方、メールマーケティングで求められる機能はほとんど付いておらず、外部のツールを使わなければ効果測定もできないからです。そういった点では「まぐまぐ」と非常に近いタイプのメルマガ配信スタンドと言えるかもしれません。

他のメルマガ配信サービスと比べた評判は?

まずは料金の面。オレンジメール」や「オートビズ」といったクラウド型のメルマガ配信システムがアドレス数や配信数による従量課金制を取り入れているのに対し、「melma!」は基本的に無料。メルマガのヘッダ・フッタに広告が入ってしまうものの、読者の数が増えても料金は発生しません。

次に機能・使い勝手の面を見ると、冒頭でも少しふれたとおり、ステップメールや予約配信、効果測定といった機能が付いておらず、近年主流となっているクラウド型メルマガ配信システムと比較すればやはり見劣りする感は否めません。ただし、シンプルゆえに操作方法はわかりやすく、読み物系メルマガの配信ツールとして長年にわたり使い続けている人も多いようです。

こうした点をふまえて「melma!」でメルマガを配信するメリットとデメリットを見ていきましょう。

1.「melma!(メルマ!)」の6つのメリット

melma!のメリット

ここからは「melma!」の具体的なメリットとデメリットをご紹介していきます。まずはメリットから。料金や操作方法など大きく6つにまとめてみました。

1-1. 無料で配信できる

やはり何より大きなメリットは、無料で利用できること。初期費用や審査の手数料はもちろんかからないうえに、配信者側でサーバーを用意する必要もなく、インターネットに接続できる環境さえあれば実質0円でメルマガを配信できます。メルマガが人気を集め、読者がいくら増えてもそれは変わりません。実際に「melma!」を利用しているユーザーのブログを見ても、ほとんどの人がこの点を最大のメリットとして挙げています。

1-2. 無料で代理登録できる

たとえば「まぐまぐ」の場合、代理登録(依頼や承諾を得たうえで、メルマガ配信者が読者のメールアドレスを登録)するためには申請費と月額費をあわせて約4万2,000円の料金がかかってしまいますが、「melma!」はそれも0円。アンケートやホームページ経由で入手したメールアドレスを追加する際もコストがかからないのは大きなメリットだと思います。

1-3. 操作がわかりやすい

シンプルな機能ゆえに操作が非常にわかりやすいのも「melma!」のメリットの1つ。とりわけ編集画面の使いやすさには定評があり、件名や文面がおおむね決まっていれば、あとは規定フォームに沿ってルーティーンワークをこなすような感覚でメルマガを作成できます。

1-4. 「メルマ! ニュース」で紹介される

「メルマ!ニュース」は「melma!」が発行している公式メールマガジンです。「melma!」から配信されたメルマガをトピックスや注目情報として取り上げています。ピックアップされるかどうかはあくまで編集部の判断になりますが、約150万人の購読者がいて、ここで紹介されるとメルマガの内容や話題性によっては一気に読者が増える可能性もあります。広告・宣伝費をかけずに読者を増やせるのは大きなメリットですね。

1-5. 読者数に応じてポイントが付与される

これは他ではなかなか見られない「melma!」独自のサービス。メルマガの読者数が増えると、それに応じて現金や食事券に交換できるポイントが付与されます。ポイントを目的に「melma!」を使っている人はさすがに少ないようですが、反響が具体的に目に見える形で現れるのは、メルマガを運営していくうえでモチベーションの1つになるのではないでしょうか。

1-6. 審査のハードルが比較的低い

配信が1日遅れただけで利用停止されることもある「まぐまぐ」と比較すると、「melma!」のメルマガ発行審査は比較的ハードルが低いと言われています。

内容のわかりやすさ・ボリュームなど審査のポイントはいくつかありますが、一般的なメルマガとしてのクオリティに達していて、利用規約や公序良俗に反するような内容でない限り、審査が障壁になってメルマガが送れないといったケースはほとんどないようです。仮に審査落ちしたとしても内容を修正して再審査を申請することができます。

1章まとめ:「melma!(メルマ!)」の魅力は無料で手軽に使えること

ここまでご紹介したように「melma!」には多くのメリットがあります。なかでも注目すべきは、やはり無料で手軽に使えること。繰り返しにはなりますが、広告さえ我慢すれば読者の数が増えても期間無制限で配信コストがかかりません。あわせて使い勝手の良さにも定評があり、メルマガ送るのが初めての方も比較的安心して利用できると思います。

2. 「melma!(メルマ!)」の5のデメリット

melma!のデメリット

続いてはデメリットについて。「melma!」のサービス開始は2000年。クラウド型のシステムと違い、運営会社によって管理されている独立型のメルマガ配信スタンドです。そうした点も影響してか、メールアドレスの取得や効果測定といった面では物足りない部分が少なくないようです。

2-1. メルマガに広告が表示される

無料で利用できるということは、運営会社がサーバー代をはじめとするコストを負担しているということなので仕方がない部分ではありますが、「melma!」から配信したメルマガには他社の広告が入ります。

広告はヘッダとフッタ(メルマガの最上部と最下部)に表示されるので、読者の気が逸れて本文が読まれなかったり、広告のURLから競合他社のwebサイトへ飛んで行ってしまったりする可能性もゼロではなさそうです。不安な場合は広告非表示のオプション(=有料プラン。月額5,000円)に申し込んだ方がいいでしょう。

2-2. 誰に読まれているのかわからない

「melma!」では「まぐまぐ」と同じように読者の氏名や年齢・性別、メールアドレスを見ることができないので、メルマガの件名に氏名を挿入したり、読者の属性に合わせて内容を出し分けるといったことはできません。これがメールマーケティングに向いていない大きな理由でもあります。

2-3. HTMLエディターが付いていない

クラウド型システムの多くに標準搭載されているHTMLエディターが付いていません。「melma!」から配信するメルマガにはファイルも添付できないので、情報量を増やしたい場合はコーディングする必要があります。

実際に「melma!」から配信されているメルマガを見ると、テキスト形式でも内容を工夫することで多くの読者を獲得しているものも多々ありますが、コーディングの知識がなく「どうしてもHTML形式でメルマガを送りたい」という人は、他のシステムを検討した方がいいでしょう。

2-4.ステップメールが使えない

「melma!」にはステップメール機能も付いていません。もちろんあらかじめ配信スケジュールを立て、シリーズ形式のように段階的にメルマガを送っていくことはできますが、その都度文章コンテンツを作成し、手作業で配信する必要があります。

2-5.効果測定ができない

これは冒頭でもふれたとおり。「まぐまぐ」と同様に外部のツールを使ってクリック解析することはできるものの、「melma!」単体では基本的に効果測定ができません。プロモーション目的での利用を前提とすると、とても大きな痛手です。

3.徹底調査でわかった「melma!(メルマ!)」を使うべき人

melma!を使うべき人

以上のメリットとデメリットをふまえ、「melma!」はどういった人に向いているのかまとめてみました。

3-1. できるだけ費用を抑えたい人

利用料はもちろん、代理登録の手数料もかからない「melma!」。できるだけ費用を抑えたい人、たとえば開業したばかりで予算が限られるビジネスオーナーなどにはおすすめのツールです。

3-2. 初めてメルマガを配信する人

ステップメールや予約配信機能が付いていないため、メルマガ配信に慣れてくると物足りなさを感じるという評判もありますが・・・逆に「まずはメルマガを書くことを試してみたい」「使いこなせる自信がないので、シンプルなシステムから始めたい」という人には向いているのではないでしょうか。

3-3. 読み物系のメルマガを配信したい人

「melma!」公式サイトの人気ランキングを見ると、上位のほぼすべてが時事問題の解説や資格取得のノウハウ紹介といった読み物系のメルマガです。「1.「melma!」の6つのメリット」でご紹介した審査基準にしても、要は「読者にとって役立つメルマガになっているか?」という点が重視されているのだと思います。

「メルマガの中身で勝負したい」「メルマガを通じて自社の知名度アップやブランディングを図りたい」という方には適したツールだと思います。

4.徹底調査でわかった「melma!(メルマ!)」を使うべきでない人

melma!を使うべきでない人

一方で以下のような人には「melma!」はあまり向いていないかもしれません。

4-1. コンバージョンを重視する人

「まぐまぐ」と同様に読者の属性やメールアドレスがわからないため、メルマガからwebサイトにリンクを貼ってコンバージョンを得られたとしても、「どの記事が誰に効いたのか」がわからず、次回の配信や別のアプローチに向けたヒントも得られません。ネットショップの売上アップやサービスの資料請求が目的のメルマガ配信なら、やはり「オレンジメール」などのクラウド型システムに分があります。

4-2. メールアドレスを収集したい人

メルマガ配信を通じてメールアドレスを集め、他のアプローチに活用していくというのは、現在のwebマーケティングの定石の1つになっていますが、前述の通り「melma!」では配信者側から読者のメールアドレスを見ることができません。アドレス収集が目的なら、やはり他の配信システムを検討するのが得策です。

4-3. HTMLの知識がない人

ドラッグ&ドロップなどで編集できるエディターが付いていないので、「melma!」でHTMLメルマガを配信するとなるとコーディングが欠かせません。もちろんテキストでの配信前提ならまったく問題ありませんが、ある程度メルマガを作成することに慣れてくると、やはり情報量を増やしたり、コンテンツを充実させたくなるのものです。その点でHTMLの知識がまったくない人は、他のメルマガ配信システムを検討した方がいいのではないでしょうか。

5. 5分でできる!「melma!(メルマ!)」への登録方法

melma!への登録方法

次に「melma!」の登録方法について5つのステップに分けてご紹介します。実際にマイメルマ(管理画面)の作成まで試してみたところ、5分程度で完了しました。クラウド型メルマガ配信システムと比較しても入力項目はとてもシンプルで、手軽に利用スタートできます。

5-1. 「melma!(メルマ!)」の公式サイトにアクセスして「新規登録」をクリック

まずは「melma!」の公式サイトにアクセスし、画面上部のメニューから「新規登録」をクリックします。

5-2. メールアドレスやパスワードを入力して利用規約を確認

登録ページが開くので、上から順に、メールアドレス(PCから利用できるアドレス)、ニックネーム、パスワードを入力しましょう。入力し終わったら利用規約を確認し、「規約に同意して登録する」をクリックします。

5-3. メールに記載されたURLをクリックして登録完了

確認画面で再度「登録」をクリックすると、登録確認メールが送られてきます。メールに記載されたURLをクリックすればマイメルマ(管理画面)が使えるようになり、登録完了です。メールアドレスやパスワードを入力してログインする必要はありません。

5-4. メルマガ創刊を申請する

登録が済んだら次はいよいよメルマガ配信。まず管理画面の右側のメニューから「メルマガを創刊する」をクリックします。次に登録ジャンルを選択したうえで、件名や紹介文を含めたサンプル号を作成し、画面最下部の「創刊申請」を選択しましょう。通常は3営業日、遅くても7営業日程度の審査を経て、無事通過すればメルマガを配信できるようになります。

6. 会員数をグッと増やす「melma!」の2つの使い方

melma!で会員数を増やす方法

最後に「melma!」のサービスや特徴を活用してメルマガの読者数を増やす方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

6-1. 「メルマガ発行 虎の巻」を活用する

「melma!」ではメルマガ配信者のサポートメニューとして、件名やレイアウト作成のコツをまとめた「メルマガ発行 虎の巻」というwebコンテンツを用意しています。管理画面右側のメニューからリンクが貼られているので、メルマガを配信する前に一度目を通しておきましょう。

記号や数字の効果的な使い方など、細かいポイントまで実例をまじえてわかりやすく解説されていて、読者の目を引くメルマガを作るうえでとても参考になるはずです。

6-2. 人気のメルマガを参考にする

「melma!」の公式サイトでは人気ランキング上位のメルマガの最新号やバックナンバーを読むことができます。たとえば先にもふれた「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」の場合、海外メディアの記事を引用しながら、アメリカの関税措置などタイムリーなトピックスをわかりやすく解説しています。件名の付け方、ネタの選び方なども含めて、読者を増やすための参考になるのではないでしょうか。

7. まとめ

ステップメールや効果測定ツールは付いていないものの、基本的に無料で利用でき、シンプルな操作にも定評がある「melma!」。

クラウド型の配信システムが主流になったいまもなお、宮崎正弘さんのように15年以上にわたって「melma!」でメルマガを配信し続けている人がいることが、使い勝手の良さの証ではないでしょうか。「まぐまぐ」と並んで、読み物系のメルマガを配信したい人にとってはとても頼れるツールだと思います。

メルマガ配信システムを選ぶ際は、今回ご紹介した内容をぜひお役立てください。

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