徹底した比較・調査でわかるメール配信システム「acmailer」の評判と実態

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更新日:2018年09月27日 | 公開日:2018年09月27日

アイミツではこれまで100を超えるメルマガ配信システムを取り上げ、それぞれの特徴や料金、使い勝手を紹介してきました。それに対してとりわけ多いのが、料金に対する問い合わせです。

「とにかく無料で使えるメルマガ配信システムがほしい」、「機能も大事だけど、やっぱり料金で選びたい」、「いま使っているシステムのコスパが悪いので乗り換えたい」・・・。この記事を読んでいる人のなかにもそうした人がいらっしゃるのではないでしょうか?

今回ご紹介する「acmailer(エーシーメーラー)」(運営会社:株式会社シーズ[京都府京都市])は、まさにそんな人にうってつけのツール。PCにインストールして使うCGI(※)型のメルマガ配信ツールで、登録メールアドレス数と配信数の制限なく無料で利用できます。

MailChimp」や「オートビズ」といったクラウド型のメルマガ配信システムと比較すると、機能的に若干物足りない部分はあるものの、予約配信やテスト配信を行うこともでき、セミナーの告知やサービス店舗の集客など幅広い用途に使われています。

※Common Gateway Interface…サーバー上でプログラムを動作させるための仕組み

<総評> 「acmailer」は手軽にメールマーケティングを試せるツール

「acmailer」は費用をかけずメールマーケティングを試してみたい方に適していると評判です。冒頭でもふれたとおり、無料ながら予約配信やテスト配信を行うことができ、件名への氏名の挿入や、年齢・性別・居住地などにあわせてメルマガの内容を出し分けるターゲティング配信も可能です。

「acmailer」でひと通りメールマーケティングを試してみて、一連の流れをつかんでから有料版を含めた他のメルマガ配信システムを検討するのもいいのではないでしょうか。

他のメルマガ配信サービスと比べた評判は?

他社のメルマガ配信システムとの最も大きな違いは、インストールして使うCGI型であるということ。クラウド型のようにシステム単体でメルマガを送ることはできず、導入にあわせてサーバーを用意する必要があります。 

これをメリットとして捉えるか、デメリットとして敬遠してしまうかは、正直なところ人それぞれ。自分用にカスタマイズしたPCとサーバーを既に持っていて、それにフィットする配信ツールを探している人にとって「acmailer」は有効な選択肢になると思いますが、サーバーの知識がまったくなく、PCやネットワークの設定に苦手意識がある人には少しハードルが高いかもしれません。

インターネットに接続できれば誰でもメルマガを送れるクラウド型と比較すると、基本的な仕様の部分でやや利用者を選ぶツールであると言えそうです。

一方、料金と機能の面を見ると、アドレス数・配信数を問わず、サーバー代を除けば無料でメールマーケティング全般にわたる機能が使えます。同じく無料の「まぐまぐ」や「melma!」がほぼ読み物系メルマガの配信に特化しているのと比較すると、汎用性の高いツールに仕上がっているのではないでしょうか。

こうした点をふまえて「acmailer」の具体的なメリットとデメリットを見ていきましょう。

1.「acmailer」の5つのメリット

acmailerのメリット

まずは「acmailer」のメリットから。大きく5つに分けてご紹介します。

1-1. 無料で利用できる

「acmailer」の何より大きなメリットは無料で利用できること。たとえば、海外のメルマガ配信システムまで目を向けてみても、期間の制限なく無料で使え、そのうえ予約配信やターゲティング配信ができるのは「MailChimp」など数えるほどしかありません。その「MailChimp」にしても、無料プランでは登録できるアドレス数と配信数に制限があります。コストパフォーマンスでは非常に高い水準にあるのではないでしょうか。

1-2. 操作がわかりやすい

「acmailer」のユーザーの評判を見ると、多くの人がこの点をメリットとして挙げています。管理画面に無駄な要素がなく、メルマガ配信にそれほど慣れていない人でも直感的に操作できるようです。また、「acmailer」には「acmailer」オンラインマニュアルがあり、インストールの方法からテンプレートの使い方、予約配信の設定の仕方までキャプチャー付きでわかりやすく解説されています。

1-3. ターゲティング配信ができる

前述の通り「acmailer」にはターゲティング配信機能が付いていて、年齢や性別、居住地などによってターゲットを絞り込み、複数のメルマガを出し分けることができます。

1-4. メルマガの解約通知機能が付いている

メルマガ読者が配信停止のURLをクリックした際にそれを知らせるメール通知機能です。一見当たり前の機能のようでいて、付いていないメルマガ配信システムも多いのですが、「acmailer」にはしっかり搭載されています。読者数の推移をリアルタイムに把握できるのは便利ですね。

1-5. メルマガの到達率が比較的高い

「acmailer」ではサーバーにあわせて4つの配信エンジンを使い分けることができます。また、任意でメルマガの送信速度を遅らせることができるため、大量配信の際もスパムと判定されにくく、比較的到達率が高いのが特徴です。

1章まとめ:「acmailer」の魅力は無料で豊富な機能が使えること

ここまでご紹介してきたなかでもとりわけ大きなメリットは、やはり料金0円でターゲティング配信などの機能が使えること。前述のとおり、これからメールマーケティングに取り組む人にはぴったりのツールです。また、管理画面がシンプルなうえに充実したマニュアルも用意されていて、インストールとサーバーの設定を済ませてしまえば、スムーズに使えるのも魅力だと思います。

2. 「acmailer」の4つのデメリット

acmailerのデメリット

続いてはデメリットについて。設定や機能について大きく4つにまとめてみました。

2-1. サーバーを用意・設定する必要がある

サーバーやネットワークの知識がない人にとっては、これが最大のデメリットだと思います。
「acmailer」のオンラインマニュアルには「Xserver」など主要サーバーの設定方法が詳しく解説されていますが、すべての機種をカバーしているわけではありません。メルマガを配信するためには、サーバー側のマニュアルを参照したり、時にはGoogleで調べたりしながら、自分でアクセス権の設定やデータベースの作成を進めていく必要があります。

2-2. サーバーによって配信速度が左右される

クラウド型のメルマガ配信システムは運営会社がサーバーを管理・メンテナンスしているため、想定外の高負荷がかからない限り、一定の配信速度(=1日に送れるメルマガの通数)が担保されています。しかし、「acmailer」の場合、配信者それぞれが選んだサーバーのスペックによって配信速度が決まります。

「acmailer」公式サイトの動作環境でも紹介されているように、たとえば「Xserver」のX30プランは1日あたり4,000通、「ロリポップ!」は1時間あたり300通とかなり大きな違いがあります。さらにそれぞれのサーバーの料金や契約期間を照らし合わせて考えると、頭を悩ませてしまうこともありそうです。

2-3. ステップメールが付いていない

ターゲティング配信や予約配信ができる一方、「acmailer」にはステップメールが付いていません。たとえば、ネットショップのリピート獲得、休眠顧客の掘り起こしなどを主な目的としてメルマガを配信する場合は、他のシステムを検討した方がいいと思います。

2-4.著作権が表示される

気にしない人にとってはまったく問題ないのですが、「acmailer」の無料プランは著作権表示が義務付けられています。管理画面のヘッダ・フッタのほか、読者が使うメルマガの登録・配信解除画面にも「powerd by acmailer」と表示されるため、ブランディングの面では若干のマイナス要素になるかもしれません。ちなみにCGIライセンス版(1万6,000円)を購入すれば、この表示は消すことができます。

3.徹底調査でわかった「acmailer」を使うべき人

acmailerを使うべき人

ここまでご紹介したメリットとデメリットをトータルに考えると、「acmailer」はどういった人に向いているのでしょうか。

3-1. できるだけ費用を抑えたい人

著作権が表示されることさえ我慢すれば、「acmailer」でのメルマガ配信には費用がかかりません。もちろんサーバー代は別途支払う必要がありますが、たとえば「さくらサーバー」のビジネスプランは月額2,571円から利用できます。さらにメールアドレス数と配信数が無制限な点をあわせて考えると、国内のメルマガ配信ツールのなかでもトップクラスのコストパフォーマンスだと思います。

3-2. メールマーケティングに取り組みたい人

件名への氏名挿入、ターゲティング配信、予約配信など豊富な機能が搭載されている「acmailer」。シンプルで使いやすい画面の評判も高く、これからメールマーケティングに取り組む人に最適です。

3-3. 個人事業主やサービス店舗のオーナー

実際に「acmailer」でメルマガを配信している人のブログを見ると、ビジネスセミナーを運営している個人事業主やサービス店舗のオーナーが多いようです。基本的に無料で、ターゲティング配信や予約配信がひと通り使え、操作もシンプルという「ちょうど良さ」が小規模なビジネスにマッチしているのかもしれません。

4.徹底調査でわかった「acmailer」を使うべきでない人

acmailerを使うべきでない人

一方で以下のような人には「acmailer」はあまり向いていないかもしれません。

4-1. サーバーやネットワークの知識がない人

オンラインマニュアルが用意されているとはいえ、アドレス権限の設定やデータベースの作成は予備知識をもとに、ある程度自分で調べながら進めることが求められます。「ディレクトリやパーミッションという言葉を見ただけで不安になる・・・」「調べるのも苦痛・・・」という人は他のメルマガ配信を検討した方がいいでしょう。

4-2. いち早くメルマガを送りたい人

たとえば「ワイメール」がアカウントを登録するだけで早ければその日のうちからメルマガを配信できるのに対し、「acmailer」はサーバーを選んで自ら設定しなければ使えません。また、あくまでサーバーの選び方によるのですが、低スペックのサーバーだと配信スピードが落ちてしまうので、読者全員にいち早くメルマガを届けたいといった場合もあまり向いていないと思います。

4-3. 売上アップのためのメルマガを配信したい人

「acmailer」の4つのデメリット」でご紹介したように、「acmailer」にはステップメールが付いていないので、リピート促進やネットショップユーザーの囲い込みには適していません。売上アップを目的としてメルマガを配信するのなら、やはり他のシステムを検討するのが得策です。

5. 「acmailer」のインストール方法

acmailerのインストール方法

次に「acmailer」のインストール方法についてご紹介します。前述のとおりクラウド型のメルマガ配信システムと比較すると配信までの手間はかかりますが、オンラインマニュアルを参考にしながら1つひとつ進めていきましょう。

5-1. サーバーを用意する

繰り返しご紹介してきたように、「acmailer」でメルマガを配信するためには自分でサーバーを用意する必要があります。公式サイトで紹介されている「acmailer」動作確認済みサーバー
のなかから、スペックや料金、契約期間などをもとに自社に合う機種を選びましょう。

一般的には「Xserver」や「さくらサーバー」がスペック・料金ともに評判が高く、多くの人に利用されています。また、アイミツでもサーバーを選ぶ際のポイントや注意点について紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

5-2. インストール用のCGIをダウンロードする

サーバーの用意ができたら「acmailer」の公式サイトにアクセスし、トップページ上部の「ダウンロード」を選択。続けて表示される画面でサーバーに合ったperlパスを選び、「ダウンロード」ボタンをクリックします。

5-3. サーバーにCGIをアップロードする

次にFTPを使ってサーバーにアクセスして「/public_html/」の後にインストール用のディレクトリ「acmailer3」を作成し、そこへダウンロードしたCGIをアップロードします。

5-4. パーミッションを設定する

3と同様にFTPでサーバーにアクセスし、「acmailer3」と「install.cgi」のパーミッションをそれぞれ「777」「755」に設定します(※suEXEC環境のパーミッションはサーバーの推奨環境に合わせて「755」「700」「705」から選択)

5-5. 「acmailer」をインストールする

パーミッションを設定したらブラウザを開き、URLを「http://(ドメイン名)/acmailer3/install.cgi」と入力します。インストールページが開くので、画面下部の「開始」ボタンをクリックすれば、数分でインストールが完了します。

6. 会員数をグッと増やす「acmailer」の2つの使い方

acmailerで会員数を増やす方法

最後に「acmailer」の機能や特徴を使ってメルマガの会員数を増やす方法をご紹介します。

6-1. ターゲティング配信を行う

「1.『acmailer』の5つのメリット」でご紹介したように、「acmailer」は年齢や性別といった条件を指定したうえで複数の配信リストを抽出し、それぞれ違う内容のメルマガを送ることができます。ある程度のリストの母数があることが前提にはなりますが、ターゲットに合わせて件名やトーン&マナー、配信のタイミングを調整しながら勝ちパターンを探していきましょう。

6-2. 空メール登録機能を活用する

「acmailer」にはQRコードの自動作成機能も付いており、読者はQRコードを読み取って空メールを送るだけでメルマガの配信申し込みができます。ネットユーザーの大半がスマートフォンを使っているいま、配信登録のハードルを下げることも読者を増やしていくうえで大切なポイントではないでしょうか。

7. まとめ

いかがだったでしょうか。

サーバーを用意する必要はあるものの、「acmailer」はコスト・機能・使い勝手の3拍子揃ったメルマガ配信ツールです。とりわけこれから本格的にメールマーケティングに取り組んでいきたい方にとっては、有力な選択肢の1つになるのではないでしょうか。

今回ご紹介した内容をみなさまのメルマガ配信システム選びに役立てていただければと思います。

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