徹底した調査・比較でわかるメール配信システム「まぐまぐ」の評判と実態

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更新日:2018年11月01日 | 公開日:2018年09月11日

スマートフォンが普及し、Instagramなどのソーシャルメディア全盛と言われるいまも、メルマガは大切なコミュニケーションツールの一つ。アイミツではこれまで100を超えるメルマガ配信システムを徹底比較・検討し、それぞれの特徴や価格を紹介してきました。そのなかでもとりわけ引き合い・問い合わせが多かったのが「まぐまぐ」です。

「まぐまぐ」は1997年にサービスを開始した日本最大級のメルマガ配信スタンド。ユーザーの数は1,000万人を超え、ライブドア創業者の堀江貴文さんやサッカー日本代表・本田圭佑選手のメルマガもここから配信されています。黎明期からネットやメルマガを利用してきた人のなかには「メルマガ=まぐまぐ」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

無料で手軽に配信を始められることもあって、「まぐまぐ」は個人・法人問わずたくさんの人に利用されていますが、その一方、「オレンジメール」や「オートビズ」といったクラウド型のメルマガ配信システムと比べると機能的に足らない部分もあり、最近では他社のシステムへ乗り換えるケースも増えてきているようです。

<総評> 「まぐまぐ」は純粋な“情報発信ツール”

メルマガまぐまぐは純粋な情報発信ツール

結論から言うと「まぐまぐ」は”純粋な情報発信ためのツール”です。詳しい理由は後ほど説明しますが、1,000万人を超えるユーザーがいて、身近な話題を共有したりするのに向いているのに対し、たとえばネットショップや飲食店の集客・販促プロモーション、セールの告知などにはあまり適していません。

コンバージョン(商品の購入、問い合わせなど)はあまり重視せず、それよりも「とにかく自社のことをもっと知ってもらいたい」「仕事や生活に役立つノウハウを多くの人に提供したい」といった場合に有効な選択肢の一つになるのではないかと思います。

他のメルマガ配信サービスと比べた評判は?

まず金額面でいうと、無料で利用スタートでき、希望に応じて有料プランに切り替えられるのは多くのメルマガ配信システムと同じ。ただ、料金の内訳・仕組みは大きく異なります。

「オレンジメール」や「オートビズ」といったクラウド型メルマガ配信システムはアドレスの登録数やメルマガの配信数によって月額料金が決められているのに対し、「まぐまぐ」の場合は、月額料金+購読料に応じたマージン制です。購読料のマージンは50%。たとえば購読料500円のメルマガを10万人に配信した場合(500円×10万人=購読料50万円)、その収入の半分(25万円)を手数料として「まぐまぐ」の運営サイドに支払う形になります

一方、機能の面を見ると老舗サービスということもあってか、正直言ってあまり充実しておらず…たとえば近年のメールマーケティングでは必要不可欠と言われているステップメールなども使えないと、あまり評判はよくありません。これらの点をふまえたうえで、メルマガ配信に「まぐまぐ」を使うメリットとデメリットをみていきましょう。

1.「まぐまぐ」の3つのメリット

まぐまぐのメルマガメリット

まずは「まぐまぐ」のメリットから。大きく3つに分けてご紹介します。

1-1. 無料で配信できる

「まぐまぐ」では配信者自身でメールアドレスを登録するのが禁止されているので、アドレスの代理登録費用(月額1万290円・申請費3万1,290円)が必要です。ただ、メルマガの配信自体にコストはかかりません。

また、クラウド型をはじめとする他のメルマガ配信システムのほとんどが配信数などに応じた従量課金制になっているのに対して、「まぐまぐ」の場合、配信数(=読者数)がいくら増えても月額料金の課金はなし。予算が限られる中小企業や個人事業主も比較的安心して使えるのではないでしょうか。

無料配信の場合、本文中に広告が表示されるので、「広告が邪魔して読まれないのでは…」という心配があるかもしれませんが、たとえば有名ブロガー・川島和正さんの「日刊インターネットビジネスニュース」、投資顧問会社FPOが発行する「FX・株式投資 応援メルマガ」はいずれも無料メルマガながらそれぞれ34万人、17万人の読者に購読されています。

1-2. オプションサービスが充実

「まぐまぐ」は読者数を増やすためのオプションサービスがとても充実していると評判です。

たとえば発行部数1,000部に向けた「読者増加パック」の場合、読者側のアカウント登録画面のフッターに広告を入れたり、「まぐまぐ」公式メルマガのなかでおすすめとして紹介することで、配信者にかわって読者数アップを図ります。また、より短期間で読者を増やしたい場合は、メルマガにスロットくじや懸賞を組み合わせることも可能です。

いずれも有料オプションにはなりますが、初回限定で料金が20%OFFになるキャンペーンも用意されています。「初めてのメルマガ配信でノウハウがない…」「配信しても読んでくれるか不安…」といった方には心強いサービスではないでしょうか。


「まぐまぐ」メルマガ読者増加メニュー

1-3. メルマガの到達率が比較的高い

「まぐまぐ」から配信したメールはキャリアブロック(携帯電話会社やメールソフト開発会社が行っているスパムメール対策)に引っかかりにくく、他のメルマガ配信スタンドと比べても比較的到達率が高いと言われています。

キャリアブロックの仕組みはブラックボックス化されているので明確な理由はわからないものの、「まぐまぐ」というブランド力や、20年以上にわたってメルマガ配信サービスを提供してきた実績なども関係しているのかもしれません。

もちろんメールソフトの種類や設定方法によって迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことはあります。ただ、そうなったとしても、メルマガは「まず届ける」ことが大切。到達率を重視する方にはおすすめのシステムです。

1章まとめ:「まぐまぐ」の魅力は料金&到達率。オプションサービスも◎

ここまでご紹介した通り、「まぐまぐ」のメリットは「読者が増えてもメルマガ配信のコストがかからず」、「オプションサービスが充実していて」、「比較的到達率が高いこと」。

とりわけオプションについては後発のメルマガ配信スタンドにもまったく引けをとらないと評判です。初めてメルマガ配信をする方も安心して利用できるサービスになっていると思います。

2. 「まぐまぐ」の3つのデメリット

まぐまぐのメルマガデメリット

一方で「まぐまぐ」には少なからずデメリットもあります。冒頭でも少し触れたとおり、最近主流になっているクラウド型のメルマガ配信システムと比べると、とりわけ配信機能の面で見劣りする部分が少なくありません。「まぐまぐ」がサービスを開始した1997年はまだまだ「メルマガ=読み物」という時代だったので、その名残りがあるのかもしれませんが・・・。
いずれにしろメールマーケティングを前提に使うとなると、これは大きな痛手です。具体的には・・・

2-1. 「誰」に読まれているのかわからない

「まぐまぐ」で配信者側に公開されている情報は、基本的に読者数(購読申し込み中のユーザー数)のみ。読者1人ひとりの年齢や性別、居住地などはもちろん、メールアドレスもわかりません。

このため、一般的なメルマガ配信システムで可能なターゲティング配信(年齢や性別、行動履歴などによってメルマガの内容を変えて送り分ける方法)はできず、メルマガ自体も一度購読をストップされてしまうと、読者の方から配信申し込みし直してもらう以外、再びアプローチする方法はありません。

「まぐまぐ」がネットショップや飲食店、サービス店舗などの集客・販促に適していない最も大きな理由がこの点です。

2-2. ステップメール機能が付いていない

メールマーケティングの定石となっているステップメールも「まぐまぐ」では使えません。

そもそも読者の情報がわからないので当然と言えば当然なのですが、あらかじめ複数のメールを用意し、スケジュールを組んで配信するといったことはできず、配信のたびに内容を作り変えながら、読者数の増減だけを基準に手探りで成果を確かめていく必要があります。

2-3. 発行審査がある

「まぐまぐ」ではメルマガのクオリティを保つために発行前に審査を行っています。配信する側でサンプルを用意して審査を依頼するのですが、氏名や電話番号といった発行者の登録情報に不備があった場合はもちろん、「タイトルが不明瞭」「レイアウトが整っていない」といった理由でも審査落ちすることがあるようです。実際の通過率も68%とやや低めです。

また、審査通過後も運営サイドのチェックは続き、たとえば週1回・毎週月曜日配信のメルマガを別の曜日に配信してしまったり、配信が滞ってしまうと突然利用がストップされるケースもあります。

「1-3 メルマガの到達率が比較的高い」でご紹介したように、いったん配信できればある程度の到達率はコミットされる一方、好きなように使えるクラウド型システムと比べると配信までのハードルはやや高くなっています。

3.徹底調査でわかった「まぐまぐ」を使うべき人

まぐまぐは読み物系のメルマガ

ここまでご紹介してきたメリット・デメリットをふまえ、「まぐまぐ」はどんな人に向いているのか、3つにまとめてみました。

3-1. できるだけ費用を抑えたい人

「1-1 無料で配信できる」でご紹介したように、基本的に無料でメルマガを配信でき、読者数が増えても追加コストがかからないのは「まぐまぐ」の大きな魅力の一つ。

できるだけ費用を抑えたい方や、「メルマガ配信スタンドを利用するのが初めてなので、まずはトライアル的に…」といった方にはおすすめできます。

3-2. 読み物系のメルマガを配信したい人

「まぐまぐ」の週間総合ランキングを見ると、時事問題をわかりやすく解説したり、仕事に役立つノウハウを紹介したりするメディア系のメルマガが上位を占めています。

たとえば、「1-1 無料で配信できる」でも少し触れた上位常連のFPO社のメルマガは、FX・株式投資で稼ぐためのノウハウや、金融業界のトピックスを配信することで、これまで約17万人の読者を獲得してきました。

つまり「まぐまぐ」の読者が求めているのは広告ではなく、あくまでそれ自体を純粋に楽しめ、役立つ情報が詰まった読み物。運営サイドもこの点を大切にしていて、文章コンテンツがおろそかだったり、あまりに広告色が強い内容だったりすると審査落ちするという口コミもあります。

3-3. 企画力や文章力を磨きたい人

ターゲティング配信機能やステップメールが使えないということは、裏を返せばメルマガのコンテンツそのもので勝負する必要があるということ。「まぐまぐ」で評判を得ていくためには、システムの機能に頼ることなく、件名や見出しの1つひとつまで気を配り、読者にとって役に立つ質の高いメルマガを配信し続けていく必要があります。

老舗サービスのため目の肥えたユーザーが多く、人気タレントや著名人のメルマガと競争しながら勝ち残っていくのはもちろん簡単ではありません。ただ、そこで5万人、10万人という読者を獲得できれば、webコンテンツやソーシャルメディアでの情報発信にも役立つ企画力・文章力がおのずと身についているはずです。

4.徹底調査でわかった「まぐまぐ」を使うべきでない人

メルマガまぐまぐは効果測定が行えない

一方で以下のような人には「まぐまぐ」はあまり向いていないかもしれません。

4-1. コンバージョンを重視する人

「まぐまぐ」のメルマガにも自社で運営するネットショップなどへのリンクを貼ることはできます。ただ、たとえばネットショップの商品ページにリンクを貼って、仮にそこからコンバージョンを得られたとしても、メルマガの読者情報自体がわからないので「どんな人がどの記事に反応したのか」成果を確かめようがありません。メルマガ経由の売り上げ・問い合わせなど、数字で見える成果にこだわりたい人は他の配信システムを検討した方がいいでしょう。

4-2. 効果測定を行いたい人

「まぐまぐ」には一般的なメルマガ配信システムに搭載されている効果測定ツールが付いていません。もちろん外部のツールを使ってクリック解析を行うことはできますが、標準搭載されているシステムと比べるとやはり手間がかかります。「継続的に効果測定を行って、メルマガの成果を改善していきたい」といった人にはあまりおすすめできません。

4-3. メルマガ配信システムをカスタマイズしたい人

クラウド型のメルマガ配信システムや買い切り型のパッケージシステムと違い、「まぐまぐ」は運営会社によって管理されている独立したメルマガ配信スタンドです。配信者側から機能をカスタマイズすることはできません。

効果測定ツールやCRM(顧客管理システム)との連携など、カスタマイズを前提としてメルマガ配信システムを探している方は、他の候補を中心に検討した方がいいと思います。

5. 5分でできる!「まぐまぐ」の登録方法

メルマガまぐまぐの登録方法

「まぐまぐ」の登録方法はいたってシンプル。以下の手順で実際に試してみたところ、メルマガの発行者申請までは3分程度で完了しました。サンプル号の作成と審査・申請受理までの待ち時間を除けば、全体を通しても5分程度で登録できると思います。公式ホームページにはわかりやすいマニュアルも用意されているので、メルマガ配信システムを利用するのが初めての方も安心ですね。

5-1. 公式サイトのメニューから「メルマガ発行」を選ぶ

まずは「まぐまぐ」の公式サイト(https://www.mag2.com/)にアクセスし、右上のメニューから「メルマガ発行」→「メルマガを発行する」をクリックします。

5-2. 発行者のメールアドレスを登録する

遷移先ページの「メルマガ発行の流れ」を確認したうえで、画面下部の「今すぐメルマガを発行する」をクリック。続けて表示される登録画面でメールアドレスを入力し、「確認メールを送信する」を選択します。

5-3. ID・パスワードを決めてマイページを作成する

登録したアドレス宛に「まぐまぐアカウント作成 手続きの依頼」というメールが届きます。メールに記載されたアカウント作成用のURLからIDとパスワードを登録すればマイページが作成されます。

5-4. メルマガ発行者申請をする

マイページの左端のメニューから「メルマガ発行者申請」を選び、会社名や業種、電話番号などを記入して申請ボタンをクリックします。

5-5. サンプル号が審査に通ればメルマガ発行!

申請が受理されたらいよいよメルマガ作成。まずはサンプル号を作成し、「まぐまぐ」の運営会社に審査を依頼しましょう。審査に通れば本配信をスタートできます。合格のためのポイントは「まぐまぐ」の公式サイトで公開されているのでそちらを参考にするのがおすすめです。


「まぐまぐ 発行審査合格へのポイント」

6. 会員数をグッと増やす「まぐまぐ」の2つの使い方

メルマガまぐまぐで購読者を増やす方法

「まぐまぐ」から配信するメルマガの会員数(読者数)を増やすためには、どんな方法が考えられるでしょうか?ここでは誰でもすぐに始められる2つのやり方をご紹介します。

6-1. オプションサービスを活用する

1つはオプションサービスを有効に活用すること。「まぐまぐ」に登録されているメルマガは2万を優に超えていて、文章を書くのが得意な人でも創刊から一気に読者数を伸ばしていくのは簡単ではありません。「1-2. オプションサービスが充実」でご紹介した読者増加パックなど積極的に利用しましょう。

6-2. 人気のメルマガを参考にする

「まぐまぐ」には堀江貴文さんの「ブログでは言えない話」など、国内トップクラスの読者数を誇るメルマガが数多く登録されています。人気ランキング上位のメルマガは公式サイトでサンプルや最新号を読めるので、ネタの選び方や文章のトーン、レイアウトなどを参考に、取り入れられる点があればどんどん取り入れていきましょう。

7. まとめ

メルマガまぐまぐを使うべき人とは

いかがだったでしょうか?

「まぐまぐ」はメルマガ配信スタンドとして国内最大級の規模を誇る一方、ターゲティング配信機能やステップメールが付いておらず、メールマーケティングに使い勝手が悪いのは事実です。ただ、そうしたデメリットも含めて今回あらためて調査し、他のシステムと比べてみて感じたのは、「要は目的と使い方次第」ということ。

「3.徹底調査でわかった「まぐまぐ」を使うべき人」でも触れた通り、読み物としてのメルマガを配信して自社のブランド力を高めたい人や、メルマガ配信を通じて企画力や文章力を磨いていきたい人にとっては頼れるツールになるのではないでしょうか。

メルマガ配信システムを導入する際は、今回ご紹介した内容をぜひお役立てください。

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