直行直帰のメリットとは?運営上の問題を回避する対策も併せてご紹介!

歩くビジネスマン

更新日:2018年11月22日 | 公開日:2018年11月22日

毎朝決まった時間に会社に出勤しているサラリーマンも、ときには直行直帰の日もあるのではないでしょうか。そんな日はちょっと羽を伸ばしたい気分になる人も多いと思います。直行直帰は会社に行かなくてよいので気楽な反面、営業成績が悪いと「ちゃんと働いていないのでは?」と思われる可能性もあります。実際に運営上は様々な課題があり、特に勤怠管理については問題を抱えやすい制度です。そこで、今回は直行直帰のメリット、デメリット、制度導入の課題と対策をお伝えするとともに、直行直帰対応の勤怠管理ツールを3つ紹介します!

直行直帰とは

直行直帰の「直行」とは、会社に行かずに直接現場に向かうことを意味し、「直帰」は会社に戻ることなく出先から直接自宅に帰ることを意味します。よって、直行直帰は出社することなく直接現場に行き、仕事終了次第そこから直接家に帰るときに使われる言葉です。どの会社でも朝一度会社に行ってから外出するのが基本ですが、会社に立ち寄っていると現場に間に合わないとき、帰りに会社による時間がないときには直行直帰となります。

営業職の中でも、訪問件数の多い医療業界、保険業界、広告業界などは特に直行直帰が多いでしょう。毎日上司と一緒にオフィスで働いている人から見ると羨ましい限りですが、自由なイメージとは裏腹に直行直帰ならではの悩みもあるのです。直行直帰には一体どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリット

直行直帰のメリットは、以下の3点です。

・出退勤時間のロスがない

直行直帰をすれば会社に行かなくて済むので、単純にそれだけタイムロスがありません。その時間は他のことに充てることができます。時間を有効活用して一件でも多く営業先を訪問することもできるでしょう。

・自由裁量で働ける

直行直帰なら一日のタイムスケジュールを自分で決めることができます。訪問時間なども自由にアレンジできるので、仕事にさえ間に合えば、何時に起きても大丈夫。仕事が終われば何時に帰っても大丈夫です。自由裁量で働ける点は直行直帰ならではのメリットでしょう。

・上司の監視がない

直行直帰をすればオフィスにいかなくて済むので、上司に顔を合わせることもありません。どんなに上司と良い関係でも、いるといないとでは大違い。同じ仕事をするにも監視の目があるだけで窮屈になるものです。しかし、直行直帰ならそうしたことは一切ありません。一日中人目を気にせず働けるのは大きなメリットです。

デメリット

直行直帰はメリットが多い反面、以下のデメリットもあります。

・自己管理が必要

直行直帰のデメリットは自己管理が必要な点です。オフィスにいれば上司や同僚の手前、仕事をさぼることはできません。しかし、直行直帰の場合は周囲の視線が一切ないので、自由になるとだらけてしまうタイプの人には適していません。誰にも見られていなくても自分をしっかり律することができる人に適したシステムでしょう。

・仕事のプロセスを見てもらえない

直行直帰で働く場合、労働のプロセスが不透明である点もデメリットです。現場に直行してしまえば、働きぶりは誰も見ることはできないので、本当にちゃんと働いているのかどうか会社は知る由もありません。そのため直行直帰の社員については営業成績が全ての評価材料となります。しかし、一生懸命やっていても成果が上がらない、ということもあるでしょう。そうしたときに、結果だけ見て低い評価を下されるのは辛いものです。直行直帰の自由の代償は決して小さくないのです。

直行直帰の営業に向いている人の特徴

ここからは、直行直帰の営業に向いている人の特徴を紹介します。直行直帰はどういう人に適しているのでしょうか?

高い自由度・裁量を求める方

自分の裁量で自由に働きたい人は、直行直帰の営業に非常に適しています。誰だって自由に働きたいんじゃないの?と思う方が多いかもしれませんが、自由に働くのは意外と向き不向きがあり、先にも述べた通り、自己管理ができない人にとっては却って辛い働き方となります。上司に四六時中監視されるのは嫌だな…と思っても、そのお蔭で緊張感を持って働くことができるというプラスの側面もあるからです。

反対に、自由度が大きいほどやる気が出るタイプの方にとっては、直行直帰はまさに天国のようなシステムです。オフィスにいるのが窮屈で転職を考えている方は、次は直行直帰ありの営業職を目指してみては如何でしょうか。

自分に厳しく、勉強熱心な方

自分に厳しく、勉強熱心な方も直行直帰に向いています。なぜなら、直行直帰は時間の縛りがないので、自分の意思で時間をどの様にも使えます。出退勤のタイムロスもありません。お昼休みや営業の空き時間も自分で自由にアレンジできるので、空き時間を作りやすいのが特徴です。その時間を利用して自分を高めるための勉強に使うことができます。常に向上心を持ち、自律的に働き、自分を高めたい人にとっては願ってもない働き方です。

成果をあげられる方

直行直帰の営業は仕事のプロセスが不透明です。仕事を頑張ってもさぼっても、誰にも分かりません。よって、労働の質を判断するには成果を上げるしかありません。しかし、逆に言えば成果を上げればそれで良く、極端な話、結果をだしさえすれば、何をしていても裁量の範囲となるでしょう。よって、実力があり、成果を上げられる人にとって直行直帰はまさに天国。プロセスはどうあれ上司からは褒められ収入もUPします。ただし、遊んでいて成果を上げられるというほど世の中は甘くありません。結果を出す人は人の見えないところで必ず努力をしているもの。先に挙げた自分に厳しく・勉強熱心であることは成果を出すための十分条件です。そういう資質を持った人は、直行直帰でも安心して仕事を任せられる…ということなのでしょう。

直帰直行の営業に向いていない人の特徴

次は直行直帰の営業に向いていない人の特徴を紹介します。ここに該当するタイプの人は直行直帰は合わないかもしれません。

成果だけではなく過程も考慮して欲しい方

直行直帰は成果を上げられる人にとっては良い制度ですが、仕事の過程を重視して欲しいタイプの人には適していません。世の中努力をすれば必ず結果がついてくる…というほど単純ではありません。どんなに優秀な人であっても、ときには上手くいかないこともあるでしょう。そうしたときに、結果だけを見て「ちゃんと働いていないのでは?」と上司に疑われるのは辛いものがあります。結果だけでなく、しっかり働いて努力しているプロセスも評価して欲しいという方は、オフィスで働ける仕事を選んだ方が良いでしょう。

給与の急な変動を希望しない方

直行直帰の営業社員は成果が全てなので、営業成績が落ちれば給与も下がります。特に完全歩合制の場合、結果が出ない場合は給与が大幅に変動するでしょう。直行直帰OKとしている会社は、給与システムが完全歩合、または固定給+歩合制のところも多く、結果を出せれば天井知らずの給与額になりますが、当然その逆になることもあるので、多少少なくても安定した収入を得たい方にはあまりおすすめできません。直行直帰の営業マンになるなら、営業力に自信があるタイプで、やればやるほど稼げる点に魅力を感じている人が適しています。

導入にあたる課題と対策案

ここまで、直行直帰について見てきましたが、自由裁量で働ける点が大きなメリットであることはお伝えした通りです。自分に厳しいタイプや勉強熱心のタイプにはまたとないシステムでしょう。

しかし、直行直帰は労働の過程が不透明なので、上司の目が行き届かないという課題があり、自分に甘いタイプの人は怠けてしまうというデメリットもあります。

これから直行直帰を導入する場合はどのようなことに気を付けたら良いのか?ここからは管理者の視点で課題と対策について確認します。

労働時間

管理者目線で見たとき、直行直帰の問題点は労働時間の把握ができないことです。多くの会社が採用している勤怠管理方法はタイムカード。ご存知の通り、タイムカードの打刻をするには本人が会社に行かなければなりません。しかし、直行直帰組はタイムカードを自分で打つことができないので、連絡を受けた人が代わりに打刻をするか、上司が後日時間を記入するかいずれかの方法をとることになります。いずれも本人の申告によるものなので、本当に働いているのかどうか真偽のほどは確かめようがありません。

また、基本が直行直帰の外回りの営業社員については、実労働時間を管理する必要がない「みなし労働制」を採用すればいいのでは?と思いがちですが、ことはそう簡単ではありません。みなし労働制を採用するには以下の条件を満たす必要があります。

・事業場外で仕事をしていること
・会社の指揮・監督が及ばないこと
・労働時間の算出が困難であること

上記に当てはまらない例をあげてみましょう。例えば、携帯電話で使用者から随時指示を受けながら営業をしている場合は会社の指揮命令・監督があります。また複数名で営業していて、その中に労働時間の管理者がいる場合は、労働時間の算出は可能です。このような事例ではみなし労働制を採用することはできません。

なお、みなし労働制については、近年進められている働き方改革では長時間労働の温床とみなされており、基本的には管理者は正確な労働時間をきちんと把握することが望ましいでしょう。

こうした問題を解決するには、勤怠管理システムを利用するのが一番です。最近の勤怠管理システムはアプリとしてスマホ・タブレットにインストールすることができます。勤怠管理システムには打刻機能に加え、GPS機能があり、時間と位置情報を同時に記録できるようになっており、外回りの社員が何時にどこにいたかをしっかりチェックすることができます。

時間の使い方

直行直帰は時間の使い方を可視化できないので、効率良く働いているかどうかチェックすることができません。自分に厳しいタイプは自己管理をしつつ時間を有効利用している反面、人目がないのをいいことに好き放題やっている人がいる現実も直視する必要があるでしょう。

よって、直行直帰を導入する場合には、ある程度時間の使い方についてルールを決める必要があります。事前にスケジュールを決めて共有する、外出先から連絡を入れるなど、外出先の行動を可能な限り見える化して、完全に野放しにならないようにするだけでも効果的です。また、日報を書いて提出させることでも、報告をしなければということが一定のプレッシャーとなるので、外出先でサボらせない効果はあるでしょう。

不正

直行直帰を導入する場合、打刻の不正をどうなくすかも課題です。従来型の勤怠管理では、直行直帰の社員の打刻は同僚が代理打刻するか、上司が後日記載するかいずれかの方法をとります。いずれも本人の自己申告を基に打刻・記録をしますが、仮に虚偽申告を行った場合でもまかり通ってしまう点が問題です。仕事に行ったふりをして遊んでいたとしても、誰も確かめようがありませんので、不正の可能性は常につきまといます。

そのため、直行直帰を導入する場合は、この問題をクリアする必要があります。不正打刻の予防については、勤怠管理システムの導入がほぼ唯一の解決策です。最近の勤怠管理システムは、打刻の際に顔認証が必要な機能を搭載したものもあり、本人以外が打刻できない工夫が施されています。そうしたサービスを提供している勤怠管理アプリをインストールしておけば、外出先からでも打刻は可能です。

顔認証による打刻をスマホ・タブレットで行うことができれば、直行直帰でも本人が打刻することが可能です。さらにGPS機能も加えれば、場所も特定できるので不正は相当減らすことができます。勤怠管理システムを導入すれば、外回りの社員の労働時間を管理することができるので、みなし労働制導入のリスクも抱えずに済むでしょう。

直帰直行の管理ができる勤怠管理ツール3選

直行直帰には様々な問題がありますが、勤怠管理システムを導入することが課題解決の早道であることが分かりました。そこで、次は直行直帰の管理ができる勤怠管理ツールを紹介します!いずれも直行直帰の管理には非常に便利なものばかりですので、ぜひ内容をチェックして下さい。

「ジョブカン」

ジョブカンは東京都渋谷区に本社を置く株式会社Donutsが提供する勤怠管理システムです。数ある勤怠管理システムの中でも実績は抜群で、これまで東横イン、namuco、GMO RESEARCH、日本交通株式会社、イトキン、クックバットTV、ランサーズ、チャットワークなど名だたる企業が多数導入に踏み切っています。過去8年以上に渡り、計2万5千社が新たな勤怠管理にジョブカンを利用。これだけ見ても信頼に足るシステムであることがお分かり頂けると思います。

ジョブカンは基本的な勤怠管理機能は全て搭載。直行直帰の社員の勤怠管理システムについては対策を完備しています。

・打刻集計する場合
直行直帰の社員の出退勤を打刻集計するときは、PCの設定で出張グループを作り、直行直帰の社員は外出先からモバイルページから打刻をします。
・打刻集計しない場合
打刻集計しない場合は、直行直帰の日についてはシフトパターンに「みなし勤務」で登録をします。そうすると、当日は打刻を行わなくても自動的に勤務時間が集計されます。

外出からのモバイル打刻はGPS機能も搭載されているので、何時に何処で打刻をしたかチェックすることができます。これにより、直行直帰導入による時間管理の課題はかなり改善されるでしょう。また、打刻を行わない場合は、予めスケジュールを共有したり、日報を報告させたりすることで、目標を持って効率的に働くことを促すことができるでしょう。

「Touch on Time(タッチオンタイム)」

Touch on Time(タッチオンタイム)は東京都港区に本拠地を置く株式会社デジジャパンが提供する勤怠管理システムです。これまでコメダ珈琲、wacom、グランマルシェ、デザインフーズ、赤坂クリニックなど様々な業種で導入実績があり、オフィスだけでなく流通・小売、医療、飲食、サービスなど様々な業界で支持されているシステムです。

これまで直行直帰の勤怠管理と言えば、代理打刻 or 自己申告による記載が主流で、正確性に欠ける点が課題でした。しかし、このシステムは、モバイル・タブレットによる打刻を位置情報と共に記録することが可能で、導入により従来の問題点を一挙解決できるのです!

これまでもモバイルでの勤怠管理はありましたが、位置情報がないと本当に営業先に行っているのかどうか確認することができません。打刻は家でもカフェでもどこでもできるので、本当の意味で勤怠管理ができない点が大きな課題でしたが、位置情報を伴う仕様であれば、外出先の勤怠管理をかなり正確に行うことができます。こうしたシステムは外回りの営業社員の多い会社にはとりわけ好評で、中小企業から大企業まで多くの会社が導入しています。また、海外出張にも対応しているので、海外勤務の多い会社にもおすすめのシステムです。

営業社員のタイムカードと言えば「虫食いだらけ」というのが半ば常識化している会社も、この勤怠管理システムを導入した日からその常識を覆すことができます。その他、労働時間管理、休暇管理、シフト管理、人件費計算、アルバイト対応、英語対応、働き方改革対応など様々な機能を搭載。最先端の機能と直行直帰対応を求める方は要チェックです!

「jinjer勤怠」

jinjer勤怠は東京都新宿区に本社のある株式会社ネオキャリアが提供する勤怠管理システムです。これまでWOWOWエンタテインメント、All About、愛知日産自動車、銀の葡萄、東京調剤センターなど様々な業界・規模感の会社に導入されており、  リリース以来の利用実績は約5,000社にのぼります。

jinjer勤怠も直行直帰の営業社員の勤怠管理を得意としており、外出先からタブレット・スマホ・ビジネスチャットアプリなど多様な方法で打刻をすることが可能です。また、位置情報を同時に記録するGPS機能、本人の顔認証をプラスすることで、他人による不正打刻を徹底的に防止します。マルチデバイス対応なので、PCやICカードにも対応しており、交通費申請も簡単に行うことができます。本人・管理者は面倒な計算をすることなく正確に金額を管理できるので、直行直帰社員の対応はもちろん、集計作業の煩わしさからも解放されるでしょう。

その他、勤怠管理、人事管理、労務管理、コンディション管理、マイナンバー管理、経費管理など多数の機能を搭載。日本経済新聞、SankeiBizを始めとした一流メディアにも掲載多数。信頼・実績ともに申し分なしのシステムです。直行直帰の勤怠管理に加え、さらに業務効率化を図りたい企業におすすめです。

まとめ

直行直帰は自由度が高い働き方であるので、自分を律して計画的に動ける方、成果を上げられる方にはとても有利な制度です。一方、結果だけでなくプロセスも評価して欲しい方、給与の急な変動を望まない方にとってはあまり歓迎できないシステムでしょう。
直行直帰導入には管理上様々な問題がありますが、GPS機能を搭載した勤怠管理システムを導入することで、位置情報と打刻を同時に記録することができます。不正打刻を防止する機能も充実しているので、直行直帰が多い会社、これから実施する予定のある会社の方は、直行直帰対応型の勤怠管理システムを選ぶことをおすすめします!

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