【2024年最新】新卒採用におすすめの採用管理システム6選
企業にとっての採用活動は、優秀な人材を確保するために必要不可欠なものです。採用活動の効率化が求められる中で、「採用管理システム」(ATS)が注目されており、導入する企業が増え続けています。近年では、初期費用を抑えられるクラウドサービスが増えており、新卒採用向けに非常に多くのサービスが登場しています。
そこで今回は、採用管理システムの特徴・機能や選ぶ際のポイントを説明するとともに、実際にどのような採用管理システムのサービスがあるのか、分かりやすく比較・解説します。採用管理システムの導入を検討している方は、各サービスを比較の上、ぜひ参考にしてみてください。
採用管理システムとは
近年、少子高齢化や好景気を背景とした人材不足により、思うような採用ができない企業も多いのではないでしょうか。採用活動の強化や効率化の重要性が高まるなか、採用管理システムを導入する企業が増えています。
採用管理システムとは、企業の採用活動をサポートするシステム全般のことをいいます。システムの導入により、求人情報や応募者の個人情報、選考の進捗、採用担当者の評価など、採用活動におけるさまざまな情報の一元管理が可能。採用管理システムは、ATS(Applicant Tracking System)とも呼ばれており、 採用担当者が応募者の管理を効率的に行うための機能を搭載しています。
採用難の時代の中で、企業側は早急かつ、きめ細やかな対応が必要になっています。そのため、採用担当者の業務負担を軽減し、限りある社内の人的・時間的リソースを有効に使うことができる採用管理システム(ATS)に注目が集まっているのです。
採用管理システムの機能
企業によって採用プロセスが異なるため、採用管理システムに、自社の採用業務や重視したい項目にマッチした機能が搭載されているかどうかを確認する必要があります。自社の採用プロセスとそれぞれの採用管理システムのサービスを比較しながら、システムを選びましょう。
主に、採用管理システムに搭載されている機能は、次のものがあります。
採用管理システムの機能
機能 | 機能の概要 |
---|---|
採用ホームページ作成 | 自社の採用ホームページを作成できる |
応募管理 | 複数媒体の応募者情報を一元管理できる |
面接管理 | 面接の設定や管理、応募者への採用結果の自動通知 |
効果レポート | 求人媒体ごとのレポート作成などをアプリ上で確認 |
タスク管理 | 一目で進捗状況や次に行うべきタスクを確認できる |
求人媒体との連携 | 求人媒体への掲載依頼や、求人情報を自動的に配信 |
目的に合った採用管理システムを選ぶことが重要
採用管理システムにはそれぞれ特徴があり、得意とする採用形態があります。そのため、自社の目的に合った採用管理システムを選ぶことが重要です。また、企業の規模や状況により採用人数が異なるため、採用を予定している人数に対応している採用管理システムを選ぶことも重要です。企業の状況に合わせて設定できる、カスタマイズ性の高い採用管理システムを選んでみるのもよいでしょう。
年に数人しか採用しないような企業の場合は、コスト面でデメリットの方が大きくなる場合もあります。各採用管理システムが対象としている企業規模や雇用形態を事前に比較・把握して、システムを導入するかどうかを検討してください。
採用管理システムを選ぶ3つのポイント
それでは、採用管理システムを選ぶ際の具体的なポイントを3つに分けて説明します。
使い勝手が良いか
せっかく採用管理システムを導入しても、使いにくいと採用業務の効率がかえって悪くなってしまう可能性があります。また、採用管理システム上で公開される採用ページは、求職者にとって「その会社のイメージとなるアイテム」である点にも注意する必要があります。例えば、他社の採用ページと比較して「デザインが洗練されていない」「表示スピードが遅い」「スマートフォン対応ができていない」など、求職者視点で見たときの欠点は、そのまま採用市場における自社の「採用ブランディングの悪化」につながる可能性があります。
そのため、採用する側はもちろん、求職者にとっても使いやすい採用管理システムであることが理想です。採用管理システムには、お試し期間や無料デモなどが設定されているサービスも多いため、実際に使い勝手を確認・比較してから導入するのが良いでしょう。
機能性に優れているか
新卒採用やリファラル採用、パート・アルバイト採用など、採用対象によって、採用プロセスや評価基準などが異なります。そのため、柔軟に対応できる機能を持ったサービス、または自社の採用対象に特化した機能が充実している採用管理システムの導入がおすすめです。
また、採用管理システムの機能の一つとして、他のサービスと連携ができるかどうかということも重要なポイントです。利用している求人サイトや自社の採用サイト、カレンダー、SNSサービスとの連携が可能なシステムも多く、さらなる採用業務の効率化が実現可能です。
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セキュリティ性が高いか
採用活動で取り扱うデータには個人情報が含まれているため、セキュリティは、重要な比較・選定ポイントの一つといえるでしょう。データの暗号化やアクセスログの記録など、セキュリティ面がしっかりしていることを確認しましょう。
求職者の個人情報漏洩は、絶対に防がなければいけません。万が一、個人情報を流出させてしまうと、採用業務に支障が出るだけでなく、会社としてのイメージも大きなダメージを受けてしまいます。
採用管理システムには、クラウド型とオンプレミス型がありますが、自社のサーバーを利用して運用するオンプレミス型の方が、セキュリティ面ではより強固な体制を構築することが可能です。
新卒採用におすすめの採用管理システム6選
ここからは実際に、新卒採用におすすめの採用管理システムを紹介します。
「i-web(アイウェブ)」は、応募者と企業をつなぐ採用活動のプラットフォームです。選考業務を効率化しながら採用効果を高める、採用管理システムと言えます。
【i-webの特徴】
・新卒採用向け採用管理システムとして、10年連続で導入シェア第1位を誇る
・採用業務で必要とされるほぼすべての機能を網羅し、導入サポートもあり
・大手就職情報サイト「リクナビ」や「キャリタス就活」とシームレスに連携
・新卒、キャリア、インターンシップ、グローバルなどさまざまな採用に加えて、内定者フォローなど、多彩なモデルを展開
・「Another 8」「G9』「SPI3」などの各種適性検査とリアルタイムに連動
「LePMOS」は、「動画」と「データ」で学生との出会いを仕組み化した採用管理システムです。BtoB企業向け動画サービスにおいて、業界をリードしています。
【LePMOSの特徴】
・累計で1,500社を超える企業に30,000本以上の動画制作実績あり
・実際の説明会を撮影し、参加登録付きのwebセミナーとして配信
・いつ、どこの大学の学生がwebセミナーに参加したかを把握
・説明会動画の視聴率や回数を応募者ごとに管理し、志望度を測ることが可能
・採用計画(期間)に応じた料金プランを選択可能
e2R PRO
「e2R PRO」は、企業ごとの採用フローに合わせて、応募学生の情報をきめ細かく管理するツールです。学生の採用や応募管理に特化した採用管理システムとなっています。
【e2R PROの特徴】
・応募受付、応募者情報の管理から採用担当者の管理まで、採用業務のすべてを効率的にカバー
・大手金融機関や官公庁などで利用され、セキュリティ対策に強みを持ったサービス
・大学や専攻、イベント参加状況など、さまざまな属性の学生にマッチした情報を提供
・企業ごとの採用プロセスに合わせた「オンリーワン」のシステムを構築
・「マイページ」のカスタマイズ性が高い
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 応募者情報の自動連携機能
- 応募者情報の検索機能
Jinjer 採用
出典:株式会社ネオキャリア(JINJER) https://hcm-jinjer.com/saiyo/
「jinjer(ジンジャー)採用」は、インターンから本採用、内定者フォローまで一貫して管理・分析することにより、採用業務におけるパフォーマンスの最大化を図る、採用管理システムです。
【jinjer採用の特徴】
・「jinjerサービス」は、さまざまな業界、規模の企業約5,000社以上に導入実績あり
・採用プロセスで蓄積されたデータをもとに、自動で簡単にグラフや表を作成し、戦略的、効率的な採用業務を実現
・会社の業種や業態に合わせてKPIを設定し、経営者や採用担当者が知りたいデータを分析することが可能
・求人票作成や選考フローの構築、スケジュールや候補者管理、内定者フォローの他、多彩な機能を搭載
ACCESS ON LINE(アクセスオンライン)
出典:株式会社マイナビ https://saponet.mynavi.jp/service/service08/database/
「ACCESS ON LINE」は、新卒向けの就活サイトマイナビを運営する「マイナビ」が提供する採用管理システムです。各企業の採用戦略に応じて、自由にカスタマイズできる統合管理アプリケーションとなっています。
【ACCESS ON LINEの特徴】
・採用管理業務に必要なほぼ全ての機能をパッケージ化
・ホームページエントリーやナビサイトの登録データ、マイナビ就職EXPOへの参加状況など、採用に関するさまざまなデータを一元管理
・就職情報サイト「マイナビ」とのシームレス連携を実現
・採用選考管理ツールとして、より一層の効率化ができ、内定者の管理や教育も可能
・学生と企業をつなぐ、操作性が高いマイページ機能
Smart Shuttle
出典:株式会社ハーテック https://www.hartech.co.jp/
「Smart Shuttle」は、採用サイトにオリジナルのエントリー機能やマイページ機能、登録学生管理機能を搭載。各ナビサイトからのエントリーを含めて、一元管理する新卒向け採用管理システムとなっています。
【Smart Shuttleの特徴】
・自社サイトに採用コンテンツを作り、専用エントリーフォームからの直接エントリーが可能
・個々の学生の採用進捗状況を一目で把握
・自社サイトからのエントリーをはじめ、複数のナビサイトや説明会からの応募者を同時に管理
・企業の採用手法に合わせたカスタマイズが可能
・マイページにより、説明会や各段階の選考、面接などを受付
まとめ
今回は、採用管理システムの特徴・機能をはじめ、選ぶ際のポイントを説明し、新卒採用向けのサービスを比較・紹介してきました。
事業や業務の多様化により、企業ごとに求める人材は異なっています。会社が求めている人材を獲得するためにも、採用管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
採用管理システムには多くの製品があり、それぞれの特徴やサービスは異なります。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った採用管理システムが分かる診断(無料)ができます。
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