井谷衣里:会社員時代、私が保健師として着任した企業は創業当初から離職率の著しい高さが課題でした。その企業は保健師を初めて導入し、メンタルヘルス対策に着手したことがきっかけで、半年で離職率を98%も改善しました。今まで産業医、カウンセラーなど様々な専門職を導入して改善できなかったことが一気に改善したことで、当時の会長からお褒めの言葉をいただきました。
その際、「これはアウトソースできるのではないか?」という思いが胸に残り、やってみたい、困っている人の役に立ちたい、と考えて起業しました。
井谷衣里:その人の自然な状態を作り出す努力をすること、その人の日常の過ごし方を意識した行動をとること、場面によらず、職種によらず、共通の思いで活動すること。この3つが弊社の経営理念です。
弊社の経営理念は2006年に制定し、2011年に見直しを行いました。 そして、2013年8月、創業以来大事にしてきた「保健師の認知普及」にこだわりながら、 より「社会で適切に機能する」という決意を込め、現在の経営理念になりました。 人々の健康課題は多岐にわたり、解決方法にも多様性が求められています。そして、時代とともに“健康”の定義そのものが変化しています。 私たちは保健師の業務範囲である「予防から介護まで」を軸に、ヘルスケア総合マネジメント企業として、 人々の“日常の過ごし方”にこだわった事業展開を行っていきます。
井谷衣里:予防から介護までと対象が幅広く、多様な対象者のニーズを総合して健康課題をお手伝いできることが他職種とは異なっており、弊社のサービスの強みと言えます。また、病気の方ではなく健康な方を対象として、医療機関以外をフィールドにしていることも特徴です。
井谷衣里:コンサルティングの意味合いが強いため、企業や個人向けでは相場から見るとやや高めかもしれません。しかし、弊社の相談サービスはお話をきちんと伺い、受け止めることができると大変ご好評をいただいています。どこに行っても解決しなかった心身の問題は、ぜひ私たちにお任せください。
井谷衣里:主な取引先としては、足立区や国分寺市、昭和大学付属豊洲病院、パナソニック株式会社アプライアンス社や大鵬製薬工業株式会社、T-PEC株式会社、テンプスタッフ・ライフサポート株式会社、エヌ・ティ・ティ・ラーニングシステムズ株式会社などがあります。
井谷衣里:今後は「生きがいを生み出す」ことに焦点を当てた、人事管理を実施していきたいと考えております。もちろん、組織化することにも意味があり、多くの雇用を生み出すことも大切です。しかし、専門職には事務系と同じ管理は向きません。そこを現代風に実現していくことで、よりよいサービスをお客様に提供できます。そのような事業展開のために取り組んでいきたいと思います。
井谷衣里:あなたの会社に、本当に予防は必要ありませんか?私たちは、病状の経過だけではなく、皆さまの労働・生活の経過もサポートします。ご興味がある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
井谷衣里 様
日本大学医学部付属看護専門学校を卒業し、順天堂医療技術短期大学専攻科地域看護学専攻卒業。日本大学医学部付属板橋病院に勤務後は保健師へ転身し、㈱富士銀行、㈱ブリヂストン等にて保健師・心理相談員として一貫して産業保健分野で18年間活動する。 2006年に独立。ほけんし株式会社を設立し、その代表を務める。
現在は保健師の活動フィールド開拓に尽力し、企業や自治体での特定保健指導、保健事業コンサルティング、保健師キャリア支援を担当。「特定保健指導担当者養成研修」、「メンタルヘルス担当者養成研修」、「産業保健師養成講座」、「介護離職防止講座」などを主宰する。 2013年2月から2015年7月まで、社団法人日本開業保健師協会理事就任。
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