アプリ開発の相場を解説!費用を決めるのは内容と必要な要素

アプリ開発の費用相場を調べる

更新日:2017年11月21日 | 公開日:2017年11月21日

スマートフォンの所有率が7割を超えている今、コーポレートサイトのモバイル対応はもちろんのこと、自社のビジネスをアプリ化して新たな客層を開拓したいと考える企業が増えています。
十分な機能を持ち、ユーザーが使いやすいアプリを開発したいのであれば、その道のプロである開発会社に依頼するのが一番です。

アプリの開発にかかる費用は、内容や要素によって千差万別なので、ある程度正確な金額を知るためには、見積もりを取るのが一番の早道です。

とは言え、盛り込む機能などを決めるためには、あらかじめアプリ開発の相場を知っておくことも必要です。

この記事ではアプリ開発の費用相場を解説するとともに、費用を構成する主な内容と要素についても取り上げます。

1. アプリ開発を行う場合の費用相場

アプリ開発の費用相場を調べる
アプリ開発の相場表

上の表はタイプ別のアプリ開発費用の相場をまとめたものです。搭載する機能や構成要素などにより開発規模が大きく異なってくるため、同じタイプでも費用総額にはかなりの幅があります。

実際、開発会社のホームページを見ても具体的な金額を記載していないところがほとんどです。

この項目ではアプリ開発を行う際にかかる費用について具体的に説明します。

1-1. アプリ開発費用の算出方法

アプリ開発では「人月」という作業量を表す単位を用いるのが一般的であり、「作業人数(人件費)× 期間」によって算出される金額が開発費用のベースとなります。

その理由はアプリ開発の工程を見てみると理解できます。
アプリ開発の工程は次のようになっています。

アプリ開発の工程

設計(要件定義・設計)→ プログラミング → テスト(システムテスト・運用テスト)→ リリース申請・納品 → 運用・保守

アプリ開発に携わる技術者はSE(システム・エンジニア)とPG(プログラマー)です。SEはプログラミングはしないものの管理をしますから実質的には全工程に携わることになります。これに対してPGが担当するのはプログラミングだけです。

こうした役割分担の違いが、それぞれの月額単価にも反映されています。

SEの単価相場は初級が60万円から100万円、中級が80万円から120万円、上級が100万円から160万円程度とされています。PGの場合はスキルによる違いはあまりなく、大手企業が50万円から100万円、下請企業や個人事業主だと40万円から60万円程度です。

工数が増えればその分作業日数がかかり、作業にあたる技術者の人件費もかさみます。
つまり、開発するアプリに必要な機能や要素が多ければ多いほど工数が膨らみ、比例して費用も高額になるというわけです。

アプリ開発における3つのアプリ種類

また、アプリには「ネイティブアプリ」「webアプリ」「ハイブリッドアプリ」という3つの種類が存在し、「AppStore」「Google Play」からダウンロードして使うアプリの多くは「ネイティブアプリ」に該当します。
「webアプリ」はその名の通りwebブラウザにアクセスすることで使えるもので、「ハイブリッドアプリ」はデバイスの機能が使える、マルチプラットフォームに対応できるなど、双方の特性を有しています。

デバイスごとに開発環境や言語が異なり、必然的に工数が多くなる「ネイティブアプリ」に比べ、ワンソースでマルチデバイスに対応できる「webアプリ」は比較的低価格で開発することができます。
販促目的や期間限定でそれほど高度な機能を要しないアプリの場合には、あえて「webアプリ」を選択し、ローコスト化を図るというのも1つの方法です。

1-2. 見落としがちな費用にも要注意

アプリ開発に掛かる費用の見落としをチェックする

アプリは一見するとリリースしたらそれで終わりだと思いがちですが、他のシステム同様「運用・保守」の工程があります。

開発段階では発見できなかったバグや不具合を修正し、ユーザーにとって使いやすい環境に整えたり、機能の向上やOSのバージョンアップに対応したりと、リリース後に必要となる作業はさまざまです。
アプリの内容によっては定期的に情報を更新しなければならないものもありますし、更新する必要がないものでも利便性が悪いままでは次第に使われなくなってしまう恐れがあります

そうした事態に陥らないためにも「運用・保守」は欠かせない工程ですが、開発費に含まれていないケースが多く、うっかり見落としていると予算オーバーになる可能性があります。
場合によっては毎月数百万円程度かかることもあるので、リリース後のサポート体制はどうなのか、あらかじめ開発会社に確認し、予算化しておくことをおすすめします。

なお、開発したアプリを一般ユーザーに向けて公開するにはリリース申請が必要で、OSごとに費用がかかります。

iOSアプリの場合は「Apple Developer Program」で開発者登録を行い、アプリを公開している限りおよそ1万円(99US$)の年間費が必要です。
Androidアプリの場合は「Googleディベロッパーアカウント」の作成が必須となり、およそ2,700円(25US$)の登録料がかかります。

これらの費用をあらかじめ開発費に含んでいる開発会社もありますが、アプリはこのようなランニングコストが発生することも念頭に置いておきましょう。

2. 主な機能の内容と費用の目安

タブレット端末でアプリを操作する

「1-1. アプリ開発費用の算出方法」で説明したように、「人月計算」が開発費用算出のベースとなりますが、よく使われる機能や要素については目安となる金額が明らかになっています。

この項目では一般的なアプリで多数採用されている主な要素を取り上げ、その内容と相場について説明します。

OS

アプリ開発の2つのOS「iOS」と「Android」

iPhoneiPad用なら「iOS」XperiaGALAXY用なら「Android」に対応したアプリを開発しなければなりません。

相場は100万円から200万円程度ですが、2つのOSはそれぞれ開発環境や言語が異なるため、双方に対応したアプリを作る場合には倍の費用を見込んでおくことが必要です。

また、旧バージョンのOSに対応するには別途費用がかかることもあり、対応バージョンを増やせば開発コストが膨らむ可能性もあります。

特に対応機種が多く、最新以前のバージョンも幅広く使用されている「Android」ではテスト工数によっては相場よりも費用が高くなる可能性もあり、注意が必要です。

データ利用

アプリでユーザの情報を利用する

ユーザーの個人情報を扱うアプリの場合に必須となる要素です。
自社サービスなどですでに取得済みのデータと連携するのであれば10万円から20万円程度、新規で取得するのであればデータベースやインフラの整備が必要となるため、50万円から70万円程度が相場になります。

ログイン連携(SNS/メールアドレス)

「Facebook」「Twitter」などのSNSアカウントでログインするか、メールアドレスとパスワードを使ってログインするか、2通りの導入方法があります。

SNSアカウントを使用する場合は大体10万円から20万円が相場です。
対してメールアドレスの場合は自社で個人データを管理するためのシステムを構築する必要があり、相場は20万円から40万円程度となっています。

決済システムの有無

アプリに決済システムを組み込む

自社サイトなどですでに使用している決済システムと連携するだけであれば、20万円程度で導入できます。
アプリのために新たに開発する際の相場は、システム構築を含めて30万円から50万円程度です。

デザインの作成

デザインをするのに必要な資料を自前で用意するか、企画段階から開発会社に依頼するかによって相場は大きく異なります。
前者は10万円から30万円程度、後者は100万円前後が目安です。

企画段階から作成する場合は開発するアプリをコンセプトから考える必要があり、エンジニアだけでなくデザイナーによる工程も発生するため、双方の相場の差は大きくなっています。

他社ツールの実装

アプリに他社ツールを実装する

「Google Map」をはじめ、「Facebook」「Twitter」などのSNSといった他社のツールをアプリに実装することも可能です。

相場に関しては、店舗情報を多数扱うアプリに欠かせない「Google Map」の導入が10万円から20万円程度SNSとの連携が5万円程度になります。

ちなみに、カメラ音声通知機能の相場は大体10万円から20万円ですが、近年注目を集めている動画の実装になると倍以上の費用がかかると考えていいでしょう。

【まとめ】

アプリの内容を明確にしてから開発を依頼する

アプリの内容によって費用は大きく異なるものの、実際にいくつかの開発会社に見積もりを依頼することで、開発したいアプリのおおよその相場は分かります。

ただし、「あの有名なアプリみたいなものを開発したい」というようにざっくりとした要望での見積もりでは、実際の開発費用との間に大きな開きが生じる可能性が高く、依頼した意味がありません。
誤差の少ない見積金額を算出してもらうには、どのような目的でアプリを開発するのかなどしっかり要件定義をすることが重要になります。

その上でどのアプリ開発会社を選択すべきかお悩みの際は、日本最大級の業者比較サイト「アイミツ」までお気軽にご相談ください。

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